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【ドラニュース】

根尾、決めた!!遊撃一本!! ドラ1位が最速仮契約

2018年11月5日 紙面から

仮契約を済ませ、記者会見する中日ドラフト1位の根尾昂=名古屋市中区の中日パレスで(小沢徹撮影)

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 中日からドラフト1位指名を受けた大阪桐蔭高・根尾昂内野手(18)が4日、名古屋市内で入団交渉に臨み、球団の高卒野手では最高額となる契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で仮契約した。投手、野手の二刀流で注目を浴びた根尾は、交渉の席で遊撃一本を直訴。京田との真っ向勝負に挑む決意を示した。(金額は推定)

 鍛える刀は2つもいらない。「(入団交渉の席で)ポジションはショート一本でやらせてくださいと伝えました」。約1時間半の話し合いを終えた根尾の表情はスッキリしていた。

 憧れを抱いた内野の要。全てのプレーに関わり「勝つためには大事なところ。高1、2のときにはプロではショートと決めていました」。野球の花形が持つ魅力に取りつかれた。その思いは真っすぐに伝えた。交渉に同席した松永編成部長は「外野もやろうと思えばできると思うけど、まずは彼の意志を尊重したいと思います」と話した。

 一方でもう1つの刀を置く。小、中、高と続けてきた投手に対して「未練はありません」。思いは断ち切った。仮に二刀流となれば日本ハム時代の大谷(現エンゼルス)のように調整のため登板前後で試合に出られない日が出てくる。一本道を究め、毎日試合に出ることを望んだ。

 竜の遊撃には京田がいる。6学年上の昨季新人王との定位置争いに身を投じる。「一先輩でもあり、競争相手。自分は負けたくないという気持ちを前面に出していきたいと思います」。引くつもりはみじんもない。最も自信を持つのはやはり肩。小学6年のときにソフトボール投げで88メートル92センチを投げた強肩を武器にする。

 

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