Firefoxはバージョン48から「マルチプロセス(e10s)」が実装されました。
しかし、アドオンの関係からこのマルチプロセスが有効に出来ない場合があります。
そこで、強制的にマルチプロセスを有効にする方法をご紹介します。
マルチプロセスが有効になっているかどうか確認する場合は「ヘルプ」から「トラブルシューティング情報」を開きます。その中に「マルチプロセスウインドウ」という項目があり、これが「1/1」となっていれば有効になっています。
「0/1」となっている場合は無効となっています。
なぜ、有効にならないかと言いますと、Firefoxで使用されている「アドオン」が原因です。この「アドオン」がマルチプロセス対応になっていないと強制的に無効にされてしまいます。
そこで、このアドオンのチェックをさせないで、強制的にマルチプロセスを有効にしてしまうというわけです。
ただし、このマルチプロセスを有効にした場合、対応になっていないアドオンは機能しなくなる可能性がありますので気を付けてください。
方法は次の通りです。
1.アドレスバーに「about:config」と入力します。
2.「危険性を承知の上で使用する」をクリックします。
3.検索窓に「
browser.tabs.remote.autostart」と入力します。
4.「browser.tabs.remote.autostartの「値」が「false」になっているのでクリックして「true」にします。
5.同様に「browser.tabs.remote.force-enable」と
入力します。値が下の欄に出てくる場合はクリックして「true」にします。
もし、出てこない場合は右クリックで「新規作成」-「真偽値」を選びます。
「設定名を入力してください」と出たら「browser.tabs.remote.force-enable」と入力します。
「値」が出たら「true」を選びます。
6.同様に「extensions.e10sBlocksEnabling」を検索し「false」にします。
7.同様に「extensions.e10sBlockedByAddons」を検索し「false」にします。
一旦Firefoxを終了し、再度立ち上げます。
最初の「トラブルシューティング情報」で「マルチプロセスウインドウ」が1/1となっていることを確認してください。
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