紙や布、プラスチックシートなど、さまざまな素材をカットできるブラザーの「ScanNCut(スキャンカット)」。スクラップブッキングはもちろん、壁面装飾や販促POPなども手軽に作れるということで人気の同シリーズに、新機種となるScanNCutDX(スキャンカットDX)「SDX1200」が登場した。発表会に展示された作品を追いながら、製品の魅力をお伝えしたい。

  • スキャンカット本体01

    カッティングを必要とする創作業務の常識を変える、ブラザーのScanNCutDX(スキャンカットDX)「SDX1200」

さまざまな創作シーンを支える「スキャンカット」とは?

10月16日、東京・銀座でScanNCutDX(スキャンカットDX)「SDX1200」の発表会が行われた。スキャンカットは内蔵されたカット用データだけでなく、搭載されたスキャナーにより、手書きのイラストやプリントアウトした図案などをデータ化し、カットできる唯一のカッティングマシンだ。

  • スキャンカット本体02

これまで紙や布、プラスチックシートといった素材を切り抜くためには、ハサミやカッターを用いるか、高価な機械を利用するしかなかった。しかしスキャンカットは、スキャンとデータを基にした正確なカッティングを実現。その機能は、クリエイターを中心に話題を呼んでいた。

  • ハサミで紙を切る

    これまでは手作業でのカットだったため、非常に時間と工数がかかっていた

スキャンカットを使えば、創作の幅が広がる。まずは発表会に展示された作品を確認していただきたい。

  • スキャンカットで作ったドリンクホルダー
  • スキャンカットで作ったプチギフト
  • デモンストレーションを兼ねて来場者に配られたドリンクホルダーとプチギフト

  • スキャンカットで作った装飾
  • スキャンカットで作ったデコレーション
  • スキャンカットで作ったウェルカムボード
  • スキャンカットで作った革細工
  • 幼稚園の壁面装飾やカフェのデコレーション、ウェルカムボード、ステッカーや革細工

  • スキャンカットで作ったハロウィンの飾り
  • スキャンカットで作った動物
  • スキャンカットで作った花
  • スキャンカットで作った入れ物
  • プラ板や発砲スチロール、フェルトなどさまざまな素材を利用したクリエイティブな作品も多数展示された

いずれも、手作業で切り抜くには気が遠くなるほど緻密で美しい作品。このような作品づくりのカッティングを、正確かつ高速に行えるのが、スキャンカット最大の魅力だ。

手軽にも専門的にも使える幅広い編集・制作機能

スキャンカットには液晶タッチパネルが搭載されており、本体だけで作業を完結させることも可能。PCを使わずとも制作できるため、誰でもかんたんに扱える。

  • スキャンカットのタッチパネル

    5インチの大画面カラー液晶タッチパネルを利用して、本体だけですべての作業を完結できる

さらに細かな使い方をしたい方向けには、無料アプリ「CanvasWorkspace」(※2018年10月現在、PCへのダウンロード用はWindows版のみ)も用意されており、SVG形式のベクターデータやJPG、GIF、PNG、BMP形式の画像データを読み込んでカットデータを作成可能。本体には1300種類を超える内蔵模様、17種類の内蔵フォントを標準搭載しているのもポイントだ。

  • 無料アプリCanvasWorkspace
  • スキャンカットの内蔵模様
  • 創作をサポートする専門アプリ「CanvasWorkspace」や豊富な内蔵模様