Thunderbird のおすすめアドオン厳選20選
Thunderbird の魅力のひとつは、アドオンが豊富なことですよね。
数多くの無料アドオンから必要なものを追加して、Thunderbird をより使いやすく便利にカスタマイズできます。
しかし、いざアドオンを活用しようと思っても、どのアドオンを入れればいいか分からずに迷っていませんか?
そこで、本記事では、膨大な数のアドオンの中から本当に使えるものだけを厳選してご紹介します。
定番の必須アドオンから、個人的におすすめのものまで幅広くご紹介します。※アドオンのインストール方法は、別記事の「Thunderbirdのアドオンのインストール方法」で詳しく説明しているので参考にしてください。
目次
- 1. Quicktext
- 2. Quote Colors
- 3. Contacts Sidebar
- 4. Quick Translator
- 5. Check and Send
- 6. Comfirm-Address
- 7. XNote++
- 8. ProfilePassword
- 9. Signature Switch
- 10. Keyconfig
- 11. Lightning
- 12. Copy Sent to Current
- 13. ThunderBrowse
- 14. Remove Duplicate Messages
- 15. 後で送信
- 16. BorderColors GT
- 17. QuickNote
- 18. Manually sort folders
- 19. FoxClocks
- 20. Tag Toolbar
- まとめ
1. Quicktext
Quicktext
「いつもお世話になっております」「株式会社××の○○です」などの定型文を事前に登録して、使いたい時にすぐに呼び出せるアドオンです。
それぞれの定型文にショートカットキーを割り当てることもできます。
使い方
① インストール後、「ツール」→「Quicktext」で定型文を作成します。
② メール入力画面の左上に定型文のメニューが追加されるので、メニューから定型文を選択すると、メール内に挿入されます。
2. Quote Colors
何度もやりとりして見にくくなったメールの引用文のテキストと背景に色を付けて、見やすくできるアドオンです。
使い方
インストール後、自動で引用文のテキストに色が付きます。
アドオンマネージャの Quote Colors の「設定」で引用文の背景にも色を設定できます。
背景にも色を設定した方が見やすいので設定することをおすすめします。
3. Contacts Sidebar
※Mozilla 公式ページの Contacts Sidebar は最新のThunderbird24で動作しませんが、上記リンクの開発版(contactssidebar-1.7pre.xpi)は動作します。
メイン画面のサイドバーにアドレス帳を表示して、連絡先から直接メールを作成できるアドオンです。不要なときは収納しておけます。
使い方
① インストール後、自動的にメインページ左下にアドレス帳が表示されます。
② 連絡先をダブルクリックするだけでメールが作成できます。
③ 不要な時は右上の「×」で閉じておき、必要な時は、「表示」→「レイアウト」→「Contacts Sidebar」で再表示できます。
4. Quick Translator
メール本文内の選択部分をワンタッチで翻訳できるアドオンです。
自動言語判定のため、言語の指定も不要で、瞬時に翻訳されます。
また、新しいタブが開かず、作業タブ内にポップアップで表示されるので邪魔にならず便利です。
使い方
インストール後は、初期設定不要です。
メール文中の英語部分を選択して、画面右端に表示されている翻訳マークをクリックすると、瞬時に日本語訳が表示されます。
逆に日本語部分を選択すると、言語を自動で判定して、日本語を英語に訳した文章が表示されます。
5. Check and Send
事前にチェックしたい条件を指定すると、メール送信前に送信確認ウィンドウを表示してくれるアドオンです。
使い方
インストール後、アドオンマネージャで Check and Send の「設定」をクリックして、チェックする条件を指定します。
たとえば、「CCに宛先が指定されていない場合は確認」を設定すると、上図のような確認ウィンドウが出ます。
「本文に”様”が入力されていない場合は確認」を設定すると、社外の人に”様”を付け忘れることがなくなり便利かもしれません。
6. Comfirm-Address
社内だけに送るつもりのメールの宛先に、間違えて社外の人を入れてしまうと大変ですよね。
このアドオンでは、事前に自社ドメイン(xxxxxx.com)を設定すると、そのドメイン以外(社外)が宛先に含まれると、送信時に送信確認ダイアログを表示してくれます。
さらに、送信ボタンを押してから指定した秒数以内だと送信をキャンセル出来るダイアログを表示する設定もあります。
使い方
① インストール後、アドオンマネージャの Confirm-Address の「設定」をクリックし、「追加」で自社ドメイン(xxxxxx.comなど)を登録します。
② 社外の宛先を含む場合のみ送信確認ダイアログを表示する場合は、「自ドメイン宛のメール送信時は確認ダイアログを表示しない」にチェックを入れます。
③ 送信ボタンを押してから数秒間は送信キャンセルできるようにしたい場合は、「送信ボタン押下後にカウントダウンを開始する」にチェックを入れて、秒数を設定します。
7. XNote++
ちょっとコメントを追加したい時に、メールに付箋をつけられるアドオンです。
たとえば、「この件は日程調整出来次第、返信する」など、メールに対してのアクションをメモしておいたり、電話でメールの内容について話しながら付箋にメモしたり出来ます。
自分でつけた付箋が場所的に邪魔になった時は、Thunderbird の画面外まで一時退避もできます。
使い方
インストール後、初期設定不要です。
付箋を付けたいメールを選択して、メニューバーの「XNote」をクリックすると付箋が貼られるので、そこにメモしたい内容を打ち込むだけでメモができます。
8. ProfilePassword
人と共通で使っているパソコンなどで、Thunderbird の中身を勝手に見られないように起動時にパスワードを設定できるアドオンです。
Thunderbird の標準機能の「マスターパスワード」では、マスターパスワードを入力しないと送受信はできませんが、受信トレイは見えてしまいます。
このアドオンでは、パスワードを入れないと受信トレイすら起動しないので安心です。
使い方
① インストール後、アドオンマネージャの ProfilePassword の「設定」をクリックし、「Set/Change password」をクリックしてパスワードを設定します。
② すると、次回起動時から、上図のようにパスワードの確認ウィンドウが出ます。
③ パスワードを入力すると、起動します。
9. Signature Switch
「仕事用」「プライベート用」など、複数の署名を切り替えて使えるアドオンです。
1つのメールアドレスで複数の署名を使い分けることができます。
住所や電話番号まで入れたバージョンと、名前だけのバージョンなどを作っておくと便利です。
使い方
① メモ帳などで各署名を作って保存しておき、アドオンマネージャで Signature Switch の「設定」をクリックし、「+新規」ボタンを押して各署名ファイルを指定します。
② 新規メール作成画面で、ツールバーの「編集」を右クリック→「カスタマイズ」をクリックし、「署名」ボタンをツールバーにドラッグして「完了」をクリックします。
③ メール作成画面で、「署名」ボタンを押して、挿入したい署名を選んで挿入します。
10. Keyconfig
Thunderbird に設定されているショートカットキーを無効にしたり、他のキーに変更できるアドオンです。
「アーカイブ A」、「スターを付ける S」、「迷惑メールとしてマーク J」など単体のキーで使えてしまうショートカットキーは、知らないうちに押してしまうことがあるので、このアドオンを使って無効にできます。
無効ではなく、他のショートカットキーに変更することもできます。
使い方
インストール後、アドオンマネージャで Keyconfig の「設定」をクリックすると、Thunderbird に設定されているショートカットキーが一覧表示されるので、無効にしたいものを選択して、「キーを削除」で無効になります。
11. Lightning
Thunderbirdにカレンダーを追加できる定番のアドオンです。カレンダーを追加して Outlookのように使うことが出来ます。
使い方
インストール後、自動的にメイン画面に、予定とTODOのサイドバーが表示されます。
さらに、右上の「カレンダーボタン」を押すと、カレンダータブが開かれ、上図のようなカレンダーで予定管理、TODO管理ができます。
12. Copy Sent to Current
送信メールのコピーをどこに保存するかを毎回選択できるアドオンです。
送信メール、受信メールともに同じフォルダに保管できるので、やり取りを見返す時に、送信済みトレイを見に行かなくていいので便利です。
使い方
① インストール後、アカウント設定の「送信控えと特別なフォルダ」で、「送信時に選択する」にチェックを入れます。
② すると、メール作成画面に上図のようなメールのコピー先のフォルダを選択するドロップダウンリストが表示されるので毎回選択します。
13. ThunderBrowse
Thunderbird 内でネットのブラウジングをできるようにするアドオンです。
メール内のリンクをクリックすると、本文表示部にブラウザと同じようにページが表示されます。
Thunderbird とブラウザを行き来しなくていいので、煩わしさが軽減します。
使い方
初期設定は必要なく、リンクをクリックすると、Thunderbird 内でサイトが開けます。
14. Remove Duplicate Messages
フォルダ内で重複したメールを検索し、一括削除できるアドオンです。
使い方
インストール後、初期設定は不要です。
「ツール」→「重複メッセージの削除」をクリックすると、重複メールが削除されます。
初期設定では、「送信者、Message ID、送信日時、件名」が一致したものを重複メールとみなし、ごみ箱に移動します。
15. 後で送信
メールを後で送信できるアドオンです。細かく送信日時を指定することも出来るし、「15分後」「30分後」なども選べます。
使い方
インストール後、初期設定は不要です。
メールを作成したら、メール作成画面の「ファイル」→「後で送信」をクリックすると、送信タイミングを指定するウィンドウが開くので送信したいタイミングを入力します。
16. BorderColors GT
メールアカウントごとにメール作成画面の枠をカラフルに彩り、どのアドレスで送ろうとしているのかが、一目で分かるアドオンです。
たとえば、「仕事のメールなのにプライベートのアドレスから送ってしまうのを防ぐ」などに使えます。
間違えたアカウントから送りそうになっても、直感的にいつもと違う色だと気づけます。
使い方
① インストール後、アドオンマネージャで BorderColors GT の「設定」をクリックして、それぞれのアカウントの色を設定します。
② メール作成画面の枠に設定した色がつきます。
17. QuickNote
Thunderbird にメモ帳機能を追加できるアドオンです。ちょっとしたメモに便利で、書いたら自動で保存してくれます。
メール内の選択部分を直接メモ帳に送ることもできます。
使い方
① インストール後、初期設定は不要です。
② ツールバーの「QuickNote」ボタンをクリックすると、メモ帳が開きます。
また、メール文中の選択部分を右クリックして、「QuickNote へ送る」をクリックすると、選択部分がメモ帳に送られます。
③ メモ帳は最大6タブまで使えます。初期状態では2タブになっているので変更したい場合は、アドオンマネージャの QuickNote の「設定」をクリックして、「全般」→「メモの表示数」で設定してください。
18. Manually sort folders
アカウントやフォルダーの並び替えが出来るアドオンです。
複数のメールアカウントを登録している場合、並び順は作成した順になってしまうので、よく使うアカウントを一番上に持ってくるのに便利です。
使い方
インストール後、「ツール」→「フォルダの並び替え」をクリックして、タブ「アカウントの並び替え」で、登録している複数アカウントの並び順を変えられます。
タブ「フォルダの並び替え」でフォルダの順番を変えられます。
19. FoxClocks
いろいろな国の時間を画面左端に表示してくれます。海外とやり取りする事が多い方に便利です。
使い方
インストール後、初期設定のままだと、アメリカ、イギリス、香港の時間が表示されました。
アドオンマネージャで FoxClocks の「設定」をクリックして、表示したい国を選びます。
20. Tag Toolbar
通常はタグを付けたいメールの右クリックメニューからタグを選択する手間が必要ですが、このアドオンを入れると、ツールバーにタグが表示されるので、そのボタンを押すだけでワンクリックでタグ付けが出来ます。
特に1つのメールに複数タグをつける時に、ツールボタンをポチポチ押すだけなので楽です。
「今日中」「急ぎ」などのタグを作って、タスク管理としての使い方もおすすめです。
使い方
インストール後、すでに作成しているタグは自動的にメイン画面とメール作成画面のツールバーに表示されます。
タグを削除したり追加する場合は、ツールバーのタグを右クリックして、「タグを編集」をクリックして編集します。
まとめ
使ってみたいアドオンは見つかりましたか?
このように便利なアドオンが無料で数多く提供されているので、便利なアドオンをどんどん発掘してみてください!