風化なんかさせない21年目の今日から

ふと見つけたコピー用紙

 

今から21年前、1996年6月21日に沖縄県名護市で起きた事件の記事だ

 

コピーしたのもだいぶ前の話だから用紙の存在を忘れていた

 

 

 

 

 

 

当時、事件のニュースをテレビの報道で見ていた

 

部活を終えて帰宅途中に突然二人組の男が乗る車に拉致されたという目撃談に

 

えらい事件じゃないかと、沖縄に行ったこともないのに驚いたことを思い出す

 

連れ去られた伊地(いじと読む)さんが発見されたのは事件発生から半年後の年明けだった

 

すでに白骨化していた

 

 

被害者の父親が「娘はきれいな姿で見つかりたかったのかもしれない」と

 

コメントしていたような記憶が薄っすらとですがあります

 

なんとも悲惨な事件だったと思う

 

さらわれたという目撃情報がありながら半年も娘の無事を待ち続けた親の心情はどんなものだったか

 

考えただけで切なくなる

 

だから10年以上過ぎても本土人の私が忘れることなく記憶していたわけだ。

 

実は数年前に沖縄のニュースサイトに伊地さんの遺体遺棄現場に花を手向ける地元の子供達という

 

記事を見たことがあった。ネット以前の事件をネットで見ると風化していた被害者の存在が

 

現代にタイムスリップしてきたような新鮮な感覚があった

 

 

 

犯人はこの２人

鹿児島県種子島出身　柳末盛　容疑者

北海道網走市出身　上野勝　容疑者

 

寒い土地と暖かい土地で育った対象的な2人が沖縄という土地で意気投合したのは仕事や性癖の趣味

 

があっただけでなく、同世代という親近感もあったか。

 

上野は秋元康みたいな気持ち悪い雰囲気が写真でもよく分かる

 

この事件、いまだに語られているのもその内容が後述するようにひどいためでありますが

 

不思議なことに、犯人の顔写真がネット上に何故かなかった。

 

沖縄には米兵による有名な少女レイプ事件が他にも複数あり、どうやら世間の関心は

 

そっちの方に向いてるのかもしれない。

 

もう風化してる影響も当然あるだろうが、わたしは21年たってもずっと犯人の顔写真を覚えていたし

 

こうして再確認しても記憶は確かだった

 

 

 

やはり上野は気持ち悪かった

 

 

 

 

 

犯人によれば、伊地美香さんが逃げようとしたので殺すことを決意し

 

懇願する伊地さんの顔面を石で殴り続けて殺害したという

 

冷静に見ても改めて残酷な事件であると実感する

 

おそらく逃げようとしたことが犯人の逆鱗に触れたのでしょう

 

足立区で起きた女子高生コンクリート事件の被害者も実は一度だけ逃げようとしたところを

 

主犯格の男に見つかり逃亡失敗している。

 

そしてそのことから少年たちは裏切られたという感情が芽生え、被害者に対する暴力を一気にエスカレ

 

ートさせて無残に殺してしまった

 

よくレイプ事件のときに無関係の人間が「男に抵抗しないのが悪い」と被害者を批判するが

 

こういうときに抵抗することは非常に危険なことぐらいそのちっぽな脳みそで理解しろと返したくなる

 

男ならそんなことわかってるはずで、むしろわかりながら被害者を煽ってるのかもしれない

 

もちろん抵抗したい人はすればいい

 

ただ男は女に裏切られたり挑発されると抑制が効かなくなる傾向があるので

 

行動は本当によく考えてほしい。

 

この事件でも被害者の顔を何度も石で殴り顔を潰したというのは

 

一見常軌を逸した異常者に見えるが

 

これは普遍的な裏切られた怒りや憎しみが原動力になっているように見える

 

逮捕された2人は死刑を回避し無期懲役になったことで

 

法廷でガッツポーズを披露したという話をネットで初めて知った(嘘か本当かはしりませんが)

 

無期懲役

 

無期は事実上の終身刑で、まず仮出所はされないと言われてる

 

しかしこの事件の犯人も無期懲役ではあるものの

 

当時は出所する可能性がいくらか残った無期懲役の時代であるため

 

2017年、21年経過したしそろそろ出所でもさせようか

 

なんてことを考えてそうな大人がいるんじゃないかと心配になる

 

そんなことは夢でも許されない

 

大丈夫だよね？

 

ね？

 

 

 

 

この事件は沖縄女子中学生強姦殺人事件と呼ばれている

 

 

 

 

 

 

1996年6月21日