寺院の未来

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こんにちは。 久しぶりの更新です。

先日の台風24号の影響で、境内の樹齢100年近いソメイヨシノの桜の大木が、真っ二つに裂け、倒れてしまいました。自然の猛威は恐ろしいものです。

ようやく山内も片づき、また参拝できるようになりました。

 さて、最近あった出来事です。 龍穏寺の末寺は72カ寺と、お付合いも大変な中、お寺組織の責任役員を勤める機会も多くあります。殆どのお寺は、独立宗教法人法で責任役員を置かなければいけません。  大抵は、住職が代表役員で、その他寺院サイド3名、一般檀家3名と全7名で構成されています。寺院サイドの役員は、本寺や親戚筋のお寺など、身内が多いと思います。これは多数決になったときに、過半数で議決を取るためで、寺院を守るシステムになっていますが、全ては住職の権限が大きいです。

 それである日、私が責任役員を勤めている近隣のある末寺で、責任役員の署名捺印を郵送で求めてきたお寺がありました。 実はそのお寺は過去にも同じことがあり、その時は仕方なく押印して送り返したことがありました。

 これで二回目、しかも責任役員の印鑑は、宗門に届出をしてある実印になります。

それを押印する書類は、原則役員会を開き、説明を受けた上で初めて押せる印鑑です。

一般の会社で郵送で送られた書類に実印を押して返すなど有り得ない話しです。

 さすがにこれは常識では有り得ないと電話でお断りをし、車でも30分という距離なので、来山して頂き顔をつきあわせて、説明の上押印させてくれと言うと、逆ギレして電話を一方的に切ってしまいました。相手の末寺の住職は、私よりかなりの年配と言うこともあり、またその方は、幼稚園の園長も兼任しており、過去市議会議員まで勤めた方で、地元でも有名な高飛車な住職だそうです。本寺である龍穏寺に対してもその失礼極まりない態度で常軌を逸した言動には呆れました。

 すると翌日、いきなり訪れ、喧嘩腰で来られ、「来たんだからこれで文句ないだろう、署名捺印してくれ」、とのこと。しかし、「この状況では押せません、謝罪なり考えを改めて頂かないと押せません。」と述べると、今度は弁護士を立て、裁判をおこすと言うのです。多分あらゆる方面に声がけをして、反本寺運動でも起こそうとしているのでしょう。

 この問題の住職に限らず、特定の坊さんはいつの間にか自分があたかも仏にでもなったかのように振る舞い、少し違った存在になったかのように思い込んでいるのです。才能もセンスも常識も持ち合わせていない輩が、法衣に身を包み、いかにものように振る舞っているのです。

 その後、11月に、その問題の末寺の隣の寺院(こちらも龍穏寺の末寺)で晋山式が執り行なわれることになっていて、その式では私が西堂(その式を司る一番のお役で本寺が勤めることが多い)を勤めることになっていました。二日間に及ぶ式典で、初日に提唱(お説教)をする予定が、急遽、別の坊さんがすることになったのです。何か力が働いたのでしょう。

理由は解りませんが、確かなことは、その問題住職が、式典の詳細を決める総都監(責任者)になっているということです。普通では有り得ない変更です。

 私は龍穏寺の歴史と格式を守る使命があります。このような茶番に龍穏寺の名を貶すことがあってはいけないと思い、西堂のお役を降りました。式典にも参加をしないことにしました。

今回のことで、龍穏寺に対する風当たりも強くなるでしょうが、元々、今の寺院は問題だらけです。まるで常識を知らない、金の亡者と化し、贅沢三昧、自分だけが偉いと思い込んでいる、そんな人種の多い世界です。寺院の横の繋がりとは、お互いが自分達の立場を守るためで、一般在家のことは二の次です。そんな輩が何人束になろうと、真面目で実直に布教をしていれば世間様が評価してくれるはずです。 仮に独りになっても沈み行く泥船には乗船しません。

 最後に補足しますと、勿論全ての寺院が腐敗しているわけではありません、一部です。

私自身、今お付合いし、信頼の置けるのは、都内の学識を持たれたご寺院の住職です。

誰もが知っている有名処です。