入社後1年半はアフィリエイト営業として、広告主となる企業へ営業活動を行う。その後自社サービスの企画開発を担当。実際にプログラミングも書く開発者としても活躍。
社長の河端が説明会で「これから子会社を10社くらい作る。その社長を目指さないか?」。そのセリフに、ビビッときた。僕は地方国立大の工学部出身。周りは超大手メーカーへ就職するなか、ひとりITベンチャーを志望していて、いつか自分でビジネスを立ち上げたいと考えていて。だから、インタースペースで新規事業を作ろうと決意しました。入社後、まず営業に配属。お客さまにサービスの説明をするまではうまくいく。だけどまったく成約しない。理由ははっきりしていました。営業なのに人と仲良くなるのが苦手なんです。致命的ですよね。お客さまと関係を築くためのフォローの電話がかけられない。こんな時間に電話をかけたら迷惑かな?なんて気を遣ってしまって。けっきょく、営業でもすぐにナンバー1をとれると思っていたのに、成績は下から数えた方が早いくらいでした。
結果を出せず1年が経過。そんなとき上司から会議室に呼び出された。これはマズい、怒られる。ビクビクして向かったら「もう営業やらなくていいよ。その代わり新プロジェクトの立ち上げメンバーになって」驚いた。耳を疑いました。さらに上司は「K・Hは自分でサービス作れるんだっけ?プログラミングできる?」と。もちろんできるわけない。でもここでNOと言ったら新規事業の夢はおろか、一生新しいチャンスに巡りあえないかもしれない。思わず「できます!」と言ってしまった。言った手前、何としてでもカタチにしないと。昼夜ぶっ通しで1ヶ月間、勉強しながらなんとか作りあげました。手が届くか届かないか分からないことを、とりあえずやってみる。できるかできないか分からないなか、どうにかして答えをまとめるかという「なんとかする力」が身につきましたね。
ゼロからサービスをつくった経験が、僕に火をつけました。もともと何でもやってみたい性格。今度は、今までなかったアフェイリエイト広告サービスの新しい仕組みを社長に提案。新しい仕組み構築のために「1000万円ください」と直談判しました。新しい仕組みによって世の中がどう変わるか、誰にとっての幸せに繋がるかを明確にして熱くプレゼン。そうしたら、すんなり任せてくれました。3年目の僕に1000万単位で投資をしてくれるなんて、本当にいい会社ですよね(笑)。このとき立ち上げた仕組みは順調に収益を上げ、年間MVPを受賞しました。次から次へと新しいチャンスをつかめるインタースペース。僕にとって最高におもしろい環境ですね。