前回の「2B1タンク機関車」に続き2号機となる「8620型機関車」の製作を紹介します。この機関車は「ラ
イブスチームとの出会い」で記述しました「模型とラジオ」誌に連載されたもので、渡辺精一氏の設計・
製作によるもので、「2B1タンク機関車」と同じ45mmゲージでアルコール焚き仕様です。
上の写真は組立図を示します。
製作開始は平成9年(1997)頃だと思います。連載誌を長期保管していたものが、ようやく現実のものに
なる時がきました。当時「SLあそBoy(58654号機)」が豊肥線で走っており、これが8620型であったの
は何かの巡り合せかと思われました。本模型製作ではバッファー仕様で古風な外観のものとなっていま
した。
「2B1タンク機関車」では車輪と加減弁は部品購入しましたが、本製作では完全自作を目指すこととしま
した。車輪やシリンダは鋳物となりますので木型を製作し、地元の鋳物屋さんに持ち込みました。鋳型
は「自分で砂を突き固めないですか」との社長の言葉に甘えて、実習させてもらいました。上の写真は
手元に残っていた木型と鋳物の現物です。(鋳物は不良品がでるので余分に製作)
このようにして製作がスタートしました。