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【芸能・社会】

石原軍団、プロレスデビュー勝ち 金児憲史&神田穣が全日本参戦

2018年11月4日 紙面から

ブレーンバスターを決める金児憲史(手前)。後方右は神田穣(右)=後楽園ホールで(市川和宏撮影)

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 石原プロモーションに所属する俳優金児憲史(40)と神田穣(23)が3日、東京・後楽園ホールで、全日本プロレスのスペシャルエキシビションマッチに出場。石原軍団の中でも肉体派として知られる2人が、鮮烈なプロレスデビューを勝利で飾った。

 金児と神田は、「100円レンタカー」などを展開するカーベルのCMで共演した覆面レスラー・カーベル伊藤の誘いで参戦。金児、神田、カーベルの3人が、原学、佐野直、大久保一樹の3選手を相手に6人タッグマッチを行った。

 “チーム石原軍団”は渡哲也(76)主演の刑事ドラマ「西部警察」のテーマ曲で入場。観客の手拍子と無数の紙テープに迎えられ、格闘技の聖地といわれる後楽園ホールのリングにさっそうと上がった。金児は迷彩柄のズボン、神田は後ろに「石原軍団」の文字入り特注パンツを着用。

 ゴングが鳴ると2人は相手の張り手やキックを受け、もん絶する場面も。それでも金児はブレーンバスターで相手選手をマットにたたきつけ「来いやー!!」と闘志むき出しに挑発。神田も棚橋弘至(新日本プロレス)考案の技・スリングブレイドを仕掛けるなど、格闘技経験者らしい試合運びで相手を追い詰めた。

 10分以上続いた熱戦だったが、最後は相手選手がカーベルの覆面をはがす反則で石原軍団の勝利となった。途中、3カウントの寸前まで相手を追い詰めた神田は、聖地でのデビューに感動。「自分の名前を呼ばれたときは興奮した」と熱気が冷めやらぬ様子だった。

 相手の張り手やキックで胸を真っ赤にさせた金児も勝利の余韻に浸った。今年は石原裕次郎さんの曲をカバーし、歌手デビューも果たした。天国の裕次郎さんもプロレス参戦には驚きそうだが「『おまえらやってるな』と笑っていると思う」と充実した笑顔を見せた。

◆全日本の道場でトレーニング

 金児と神田は9月にカーベル伊藤から誘いを受け、10月初めから急きょトレーニングを開始。わずか1カ月で勝利をつかんだが、今後のプロレス続行に意欲も見せた。

 金児は身長188センチの恵まれた体格に空手3段、居合3段で格闘技にはうってつけ。神田も身長は176センチと金児には及ばないものの、かつては米国へ野球留学するほどのスポーツマンで総合格闘技の経験もある。

 2人は全日本プロレスの道場を借り、カーベルの指導を受けて技や受け身、筋トレに励んだという。金児は「こいつら本気でやってたんだなと試合で見せたかった」と胸を張った。今後が気になるが、2人とも俳優を第一にとしながらも格闘技に魅了されたようで「機会があれば」。プロレス続行もあるかも!?

 

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