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【大相撲】

注目低い!?御嶽海、静かに挑む大関とり

2018年11月4日 紙面から

立ち合いの稽古をする御嶽海(左)

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 昭和以降7位タイとなる11場所連続で三役に座る関脇御嶽海(25)=出羽海=が、虎視眈々(たんたん)と大関とりに挑む。3日は福岡県新宮町の同部屋で汗を流すと、大関とりがあまり注目されていない現状を「このくらいがちょうどいい」と説明した。

 まだ大関とりへの道はつながっている。名古屋場所で初優勝を飾った御嶽海は大関とりに挑んだ秋場所で9勝。番付発表の日に記者会見こそ開かれなかったが、「(大関とりは)続いていると思っています」としっかりと念頭に置いている。

 御嶽海にとって好都合なのは、秋場所の大関とり失敗で今場所は周囲があまり騒がないことだ。初優勝した名古屋場所のことを「あのときも(当初は)全然取材にこなかった。静かだった」と振り返り、現在の状況を「このくらいの方がやりやすいよね。このくらいがちょうどいい」と初日まで1週間となったがマイペースで調整を続けてくることができた。

 11場所連続三役は自信にもなった。「1つの目標としては2桁」。ただ単なる目標ではなく「2桁勝ってようやく勝ち越しだと思ってるんで」と言い切る。「いつもはそこ(勝ち越し)に1個か2個プラスしてる」と言い、2桁が勝ち越しとするなら11勝、12勝を残すことになる。

 名古屋場所で13勝、秋場所で9勝の計22勝。今場所11勝、12勝なら大関は見えてくる。 (岸本隆)

 

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