GUS PnP Pro 設定講座

レガシーデバイスも排除寸前、既にISAバスの無いマザーボードも少なくない現在

一時期は音源カード最高峰とも呼ばれ、未だにDEMO界では標準となっているGUSだが

DOS+WIN3.1な時代なら当然な事も、PCI-PnPカードになれた現代では少々扱いにくい

かも知れない

今回は仕事をサボって書いてるのでしっかり読んでほしい

(つ~か、今は暇だし~、朝寝坊しちまったし~)

 

STEP1

アセッてイキナリ挿してしまうのはイケナイ、女の子に嫌われるパターンだ

まずは事前の段取りが肝心

インターネットでGUSのドライバーをGETしよう、ちなみにファイル名はPnpv22a.zipとPnpv22b.zipだ

これをあらかじめHDDに解凍しておく(gravisのサイトは忘れたので各自検索してね)

それから30pinのメモリーも増設しよう、最低でも1Mは無いと話にならない

普通は1Mを2枚挿しとけば安心だ、オンボードと合計で2.5Mになる

増設したらジャンパーの設定も忘れずに

カメラがボロいので見にくいが我慢してくれ

ちなみにこれはPnP Proの場合

無印PnPは若干違うかも知れない

とりあえず、イマドキGUS一本でイクぜって渋い野郎も少ないだろうから

他のサウンドカードとの2枚挿しを前提とした場合、一番問題となるのは

IRQなどのリソースがブチ当たってしまう問題だ

そこでまずGUSの為にリソースを用意してあげねばならない

これはイマドキのサウンドカードの代表格SB-Live!のSBエミュレーションが使ってるリソースだ

一応SBの基本は

I/Oポートアドレス 220

IRQ 5or7 DMAが1と5だから

ここは基本通りに設定する

ここではIRQ5を空けておいた

もちろんGUSの為

 

STEP2

次にいよいよGUSを挿すのだが非常にわがままなカードなので、リソースがコンフリクトした

場合、他に譲ろうとしない、心配な場合は他のカードを何枚か抜いておいた方がイイかも?

GUSを挿した後、無事にBIOS画面が見えたらラッキーだ、これで90%は成功したようなもの

しかし喜んでいる暇など無い、Starting...の文字が見えた瞬間にF8を押すのだ

そしてWINDOWSの起動メニューからCOMMAND PROMPT ONLYを選び

決してWINDOWSを起動させてはならない

(CTRLキーを押しながら起動するとイイらしい)

そして肝心なのがWindowsディレクトリのリネーム、WINとかリネームしておくと良い

これを忘れるとシステムをしっかり破壊されてしまうぞ

 

STEP3

無事にCOMMAND PROMPTモードに突入したら、このわがままGUS君を調教しよう

まともにインストールするとIRQx3、DMAx3ぐらいヘーキで食ってしまうので

俺はバリバリのDEMOerだから、ビデオカードとGUSしか挿してないぜって人以外は

あっと言う間にリソース不足になってしまう

少しでもリソースを空けたい場合はPnpv22b.zipの中に有るPNPCFG.EXEを実行しよう

←全てDisableしたところ

Synth/CodecもDisableしてしまうと

MIDIも鳴らないので注意

これで、だいぶおとなしくなったと思う

次は、いよいよドライバーのインストールだ、ドライバーはもちろんDOS用がメインであって

Windows用はウルサイPnP機能を黙らせる為に有ると思った方が幸せだ

Pnpv22b.zipの中に有るINSTALL.EXEを実行するとインストールが始まる

途中、Windowsデイレクトリのパスを聞かれるが

もちろん無視だ、何も入れずにENTREキー

を押そう

 

STEP4

ファイルのコピーが終わったら、次は鬼門の設定だ

もちろんマニュアル設定を選ぶ

オートマチックなんて歌も流行ったけど

あまりにも危険な賭けだ

これまた見にくいけど我慢

矢印キーで上下に動かし、スペースキーで選択

それぞれの項目で必ずTESTする事

ここではIRQが全て5、DMAは全部3に設定した

全部決まったらTEST&コンティニュー

次はゲ-ムポートとMPU401の設定

色々試してみて成功したらラッキー

ぐらいに思っていて間違いない

どうせ使わないのだから

何度試してみてもダメな場合はignoreを押して

続行しちゃおう

いちおう増設したRAMのテストもしてみよう

不良品が判るよ

ジョイスティックポートも使わないからNO

を選ぶ

全ての設定が終わるとAUTOEXEC.BATに書き込むか

聞いてくる、ここは素直にUpdateしてもらおう

SETUPが終わるとリブートするか聞いてくるが

もちろんReturn to DOS

まだまだ終わった訳じゃない

DOSのエディターなどを使って

C:\GRAVIS\ULTRASND\IW.INIを編集する

SETUPでダメだった項目は0にしちゃおう

これでようやくリブートだが

その前に

WINDOWSディレクトリ名を元に戻しておく事

STEP5

以上でDOSのSETUPは終了、俺はバリバリのDEMOerだからゲイツ窓なんてイラネーぜ

って方はめでたく終了です

しかし最近はWIN-DEMOも増えてきました、両刀使いな方はまだ続きます

WindowsがGUSを発見するとウイザードが始まります

Pnpv22a.zipを解凍したディレクトリにWindows用の

ドライバーは入っています

先ほどDOSモードで設定してあるので、殆どのデバイスは

disableになっています

しかし、まだインストールは終わった訳ではありません

最後にGRAVISのウィザードが始まります

これを素直に実行してしまうとボリュームコントロールなど

が勝手に書き換えられてしまうのでEXIT SETUPします

以上でインストールは終了です

コントロールパネルで確認してみましょう

上でEXIT SETUPしたので

!マークが付いていますが

気にしないように

当然ながらWindows上で

GUSは鳴りませんが

Windows上で使っても

あまり意味が無いカードです