ある方のつぶやき：

まぁ言い方は多少キツいですが、僕もそう思います。仕方がないのでまともな人たちで検証しましょう。

そもそも麻原彰晃の親が朝鮮人だという噂は1995年3月の地下鉄サリン事件の直後に一度流れ、その後に複数の資料によって否定されています。
しかし「新たな証拠がある」としてWebサイトに記事がアップされました。

このWiki形式のWebサイト「国民が知らない反日の実態」（以後、「反日の実態」）の歴史はけっこう古く、10年ほど前には既に存在していたように思います。要するに「日本は政治もメディアも『反日』勢力に乗っ取られている」という毎度おなじみのアレなのですが、驚くことに2016年現在も1日数件ペースで更新されてるんですね。
まぁそれはいいとして該当部分を見ていきます。

として、2つの新たな根拠が列挙されます。
まず[根拠1]:

そして[根拠2]:

これで、もっともらしいデマの「製造」が終了。

またですか...。

そもそも小坪さんは「反日の実態」の管理人さんと長年のお友達らしく、「今になって『新たな資料』を目にしたのは、驚くと共に感慨深い」という思いとともにブログを更新されました。

はい、これでデマの「拡散」も終了。
では根拠を一つ一つ検証していきましょう。

そもそも[根拠1]において「反日の実態」が何を情報源にしたかというと、「OK Wave（匿名のQ&Aサイト）に一度そう書いてあったから」というだけのものでした。
驚くなかれ、この「反日の実態」という膨大なWebコンテンツの情報源はほとんどそんなもんです。
これがTwitter上で江川紹子さんの目にとまり、即座に否定されます。

僕が偉いと思うのは、このケースにおいて小坪さんがTwitterの削除と訂正に応じたことです。数え切れないほど多くの人から何十回、何百回と自分のばら撒いたデマを指摘され続けてきて、ほとんど初めてじゃないかな。ただし自身のブログは削除してません。
ちなみに「反日の実態」においては未だに丸々そのまま。

はい。これで[根拠1]の検証終わり。