今回は、ザ・シングルトン ダフタウン12年を飲みます。

食品工場から転換した蒸溜所

single_dt_ダフタウンは、スペイ川中流より東に4km離れた街です。この街を流れるフィディック川はスペイ川の支流の一つです。

このダフタウンの周辺には、ダフタウン蒸溜所の他に、モートラック、グレンフィディック、キニンヴィ、バルヴェニー、グレンデュランと、多くの蒸溜所が並んでいます。

ダフタウン蒸溜所は、1896年に食品工場だった建物を改装して生まれました。
メインに使われる樽は、シェリー樽とバーボン樽だそうです。

ザ・シングルトンのブランドは、そもそもスペイサイドにあるオスロスク蒸溜所のシングルモルトのブランドとして誕生しましたが、現在はダフタウンの他、グレンオード、グレンデュランのシングルモルトをリリースするブランド名となっています。

フルーティで甘み、酸味が目立つ

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りは林檎とブドウが半々にやってきます。

口に含むと、先にリンゴ、奥からレーズンの甘い香りが広がります。その後はカラメル、ピートのスモーキーな香りへと続きます。

味わいは、酸味と甘みがバランス良く訪れます。

次にロックだと、オレンジピールの香りのあと、レーズンとリンゴが引き続き鼻を刺激します。
味わいは、ビターが強くなり、酸味も増して、甘みは控えめに感じられます。

ハイボールでは、サクランボに近い甘い香りがメインとなり、奥から軽くピートのスモーキーさもやってきます。
味わいは少し甘みを持つようになります。

全体的にフルーティで甘みがあるため、比較的とっつきやすい印象です。

700mL、アルコール度数40度、価格は3500円ほどです。12年もののシングルモルトとしても、比較的安価かと思います。

<個人的評価>

  • 香り B: リンゴ、レーズン、カラメル、ピートと続く。加水でオレンジピールが現れる。
  • 味わい B: 酸味がメインで甘みが付いてくる印象。ロックでは苦味が目立つ。
  • 総評 B: ウイスキーらしさを持ちつつ、とっつきやすい。

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