【ゴルフ】片岡、67! ラッキーボギーパットが吉兆に 久々Vへ存在感たっぷり2018年11月3日 紙面から
◇平和PGM選手権<第2日>▽2日、沖縄県恩納村・PGMゴルフリゾート沖縄(7270ヤード、パー72)▽曇り、23・2度、北北東4・5メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽107選手(うちアマ6人)▽観衆2002人 14位から出た片岡大育(30)=日立キャピタル=が4連続を含む8バーディー、3ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位と3打差の4位に浮上した。米下部ツアーなどに挑戦した今季は未勝利。高額賞金大会が続く残り試合で賞金ランキングを現在の61位から上げ、存在感を発揮するつもりだ。通算11アンダーのショーン・ノリス(南アフリカ)が首位。宮里優作(38)、石川遼(27)=カシオ=は予選落ちした。 昨年まで3年連続でツアー優勝を記録している片岡が、一時は首位に立つ猛チャージで優勝争いに食い込んできた。 インスタートで、10番のボギーが吉兆となった。左ラフの沈んだ場所からの第2打は「テンプラ」でOB。打ち直した打球はグリーンに乗ったもののピンから10メートルほど離れたが、このボギーパットをねじ込んだ。 「アンラッキーからのラッキーが出た。そこから落ち着いてやれた」。18番から3番まで4連続バーディー。5番のバーディーで10アンダーとして首位に立った。その後の2ボギーで後退したとはいえ、昨年9月以来の優勝を狙える位置につけた。 8月下旬から、来季の米ツアー出場権が懸かる下部ツアーとの入れ替え戦に出場した。結果は2試合連続で予選落ち。本格参戦することはできなかったが、得たものは多かった。「力がないとやらせてくれないセッティング。圧倒的に飛距離が足りないことを思い知らされた」 10月下旬に名コンビを組む伊能恵子キャディーが体調を崩し、今大会はハウスキャディーとのラウンド。「ペースを崩さず、自分の世界に入りながらやっている。ランキングが下の方で、心配する声をよく聞くので、終盤戦で上位に入って安心させたい」と巻き返しを誓った。 (堤誠人)
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