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【ドラニュース】

松坂、特別待遇いりません 「みんなと同じが一番。気を使わせないように」

2018年11月3日 紙面から

球場を訪れ、与田監督(右)ら新首脳陣にあいさつした松坂=ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)

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 特権返上だ! 中日・松坂大輔投手(38)が2日、与田剛監督(52)ら新首脳陣にあいさつするため、ナゴヤ球場を訪れた。移籍1年目の今季は森繁和前監督(63)らに体調面を考慮され、間隔を空けながらの登板だったが、来季に向けては「みんなと同じようにやれるのが一番」と発言。11試合だった今季の2倍以上の登板数をノルマに掲げた。

 特別扱いは無用だ。移籍1年目の今季は右肩の不安があった。実際にアクシデントもあった。だが、来季は違う。松坂は完全復活イヤーに向けてキッパリと言い切った。

 「みんなと同じようにやれるのが一番。変に気を使わせることのないようにできるのが一番ですね。それは僕自身に懸かっていると思うので」

 今季は11試合に登板してチーム2位タイの6勝(4敗)をマークし、防御率3・74。ただ、2015年に手術した右肩などの不安を首脳陣に配慮され、登板間隔は中10日前後がほとんど。中6日だったのは1度だけで、場所も負担の少ないナゴヤドームが中心。この変則ローテによって、他の投手に影響が出ていたのも事実だった。

 「ローテ投手として中5、6日で投げたい」。こう今季中に話していた理想に突き進む。「単純に今年の倍は投げられるように。オフはしっかり体のケアと、また一からトレーニングをやり直して来年に臨めたら」。フル回転するには、体をメンテナンスしながら戦える体に仕上げることが必要。その上で今季の2倍となる22試合以上の登板をノルマに掲げた。

 秋季キャンプは免除となっているが、この日は与田監督ら首脳陣へのあいさつでナゴヤ球場を訪れた。新監督とは09年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で投手とコーチとして日の丸を背負った。松坂がソフトバンクを退団した昨オフには与田監督から連絡があったといい「僕の将来を心配してくれてメールをくれた。まさか同じチームでやるとは思わなかった」と驚いた。

 

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