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【ゴルフ】

星野、好発進2位 1ヵ月前にドライバー破壊も

2018年11月2日 紙面から

第1日、1番でティーショットを放つ星野陸也。6アンダーで2位=沖縄県PGMリゾートで

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◇平和PGM選手権<第1日>

 ▽1日、沖縄県恩納村・PGMゴルフリゾート沖縄(7270ヤード、パー72)▽曇り、22・7度、北東6・4メートル▽賞金総額2億円、優勝4000万円▽108選手(うちアマ6人)▽観衆1579人

 今季2勝目を目指す星野陸也(22)が1番からの4連続バーディーを含む7バーディー、1ボギーの66で回り、首位と1打差の2位と好発進した。9月末にドライバーが割れるアクシデントに見舞われながらも、同様の事故で苦しんだ昨季の経験を生かし、予備のドライバーを準備した周到さが生きた。ツアー通算6勝の武藤俊憲(40)が7アンダーで約1年ぶりの首位スタート。宮里優作(38)は3オーバーで86位、石川遼(27)=カシオ=は4オーバーで90位と出遅れた。

 飛ばし屋の本領発揮だ。アウトのコースが昨年と変わって、パー5が昨年の1つから3つに増えたコースを、星野が楽々と攻略した。1、3番のパー5を含む4連続バーディーでスタート。18番パー5もバーディーで締めくくり、66の好スコアをたたき出した。

 1番で2打目をグリーン奥に運ぶなど、2オンを計算できる強みを生かした。最も長い589ヤードの6番はパーだったが、「練習ラウンドから、前半の3つのパー5のうち2つはバーディーを取りたいと思っていた。いいスタートがきれた」と公約通りの発進に笑顔だ。

 アクシデントにも負けなかった。9月末のトップ杯東海クラシックで予選落ちした後、ドライバーが割れていたことに気がついた。「変な球が出るな…と思ってドライバーをよく見ると、割れていた」。プロにとって、用具の破損は命取りになりかねないが、ここは昨年の経験が生きた。

 ツアー本格参戦1年目だった昨年も開幕直前に5年ほど使っていたエースドライバーが割れた。シーズン中に試行錯誤を繰り返し、新しい相棒が見つかったのは今年の3月だった。

 苦い経験を生かし、今年は予備のドライバーを準備していた。「バランスを調整するだけだったので、去年ほど引きずらなかった」と約1カ月間で立て直した。もう、不安はない。「3代目」のドライバーとともに、2カ月ぶりのツアー2勝目を狙う。 (堤誠人)

 

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