2007/11/27
ここで一つ重要な話をしておこう。
ここを見ておられる読者は日本の中でも究極の釣りバカか、アクアリウム怪魚マニアであるという認識の下で進めましょう。 (旅的を期待されている方はちょっと待ってね。)
タライロン、タライロンなどと叫びつつ話を進めて来たが、そんな魚なんのこっちゃわからんと思われる方が大勢というかほとんどみたいなので説明しておきましょう。
熱帯魚マニアの中の牙魚マニア、怪魚マニアですら、いや、アクアリウムショップのプロの人間ですらほとんどわかっていないのが現状である。
俺はちょっとおちゃらけた感じだがこういう調査はプロ中のプロなのだ。いや、自分が知りたいからやっているようなものだが・・。
まず、最初に言っておかなければならないのは全く違う魚であるということだ。
単に小さいのをタライーラと呼んで大きいのをタライロンとよんでいるわけではない。
これをややこしくしているのは和名とアクアリウム業界だ。
当然、商売である。タライロンはタライーラに対して生息域が限られていて稀少価値が高い。しかも、IBAMAの規制により輸出の許可が下りない。
だから、タライーラをタライロンと言って売ったほうが儲かるのである。何々産タライロンだとか生息していない地域の物が平然とタライロンで売られているものまである。しかもタライロンとなると平気で何十万円、へたすると百万単位で売られているものもある。(輸出業者の苦労を考えると多少アリな値段だとは思いますが・・。)
某バスプロのアマゾン釣行ビデオでもネグロ河で釣ったものをタライロンで説明していたがネグロには生息していない。間違った解説だった。
マニアがそれを指摘して噴気していたが、しかし、これはその制作者が悪いのではない。アクアリウム業界名である。
アクアリウム業界(南米輸出業者も含む。)がネグロ産のものをブラックタライロンという名をつけて売っているからである。
そのほうがより高く売れるからだろう。
ちゃんと学名で説明しようとしたが、
しかーし、しかし、しかし。
タライロンとタライーラを学名で説明しようとしても、ヨーロッパや先進国で使うFISH BASE(一応世界基準。海遊館などもこれを参考にしているらしい。)に出ている学名とブラジルのIBAMAなど図鑑に載っていて平然と認識されていることでは違うのだ。
それほどまでに世界中でも真剣にこれに対して取り組んでいる学者がいないことの証明といおうか・・。学会の歪みなのか・・。
しかし、今回の旅でマニアとして全く違うと証明できる一点を見つけてきた(目が大きくて飛び出ていて顔がとがっているとかみたいな微妙な差異ではない)のでこれはアクアリウム関係にて発表する。(現地民は知っていた。)
これが世に知れ渡ると、もうタライロン論争に終止符を打つほどのものだ。
この業界に通商名からできる伝説の例がある。
有名な例でいうと、
一つはシャムタイガーとダトニオ。
それとエンドリケリーのニジェール産とチャド産。
あとはこのタライロンとタライーラだ。
マニアがあーでもないこーでもないと言っている。
が、実はすべて本当の話がある。しかし、ウェブ上という公共の場で混乱を招く為ここではそう簡単に言うことはできない。個人的にはいいけどね。(でもいきなり教えてってアクセスとってくるのもだめだよ。)
タライーラ。

南米の大部分に生息しており、その数も非常に多い。亜種も数種ありややこしい。サイズは大きくても50cmそれ以上は自慢できるサイズだ。一部大きくなるタイプもあるようだがタライロン程でもなくそれだと思われる輸入されたものを見たが、ある見分けのポイントで見るとタライロンではなかった。
アマゾン流域ならず、前回の調査で緯度的にはかなり低く、冬はかなり寒いサンパウロの遥か南方サンタカタリーナ州のフロリアノポリスの小川にも生息していたのには驚いた。(釣行記ではハショってますが・・)俺はちょっとおちゃらけた感じだがこういう調査はプロ中のプロなのだ。いや、自分が知りたいからやっているようなものだが・・。
とにかく、釣れる。岸ギリに落とせば飛んでくる。あとキラキラしたものにめっぽう弱い。この旅では三か月間で色々な地域で千匹以上は釣った。
南米雷魚とも言われているが歯は雷魚とは比べ物にならない。牙が唇に沿って収納されていて見えにくいが結構鋭く長い牙を持つ。フロッグで釣ろうとしたらワンバイトで破れて穴が開く。
タライロン。

南米淡水シーラカンスとも呼ばれ、古代の硬骨魚類の趣きを全面に押し出している古代大型カラシンである。
日本のマニアが認識している以上に大きくなる。1mを超えたあたりから超太くなりだす。まさに究極の古代カラシン。
恐竜が絶滅するような環境にも耐え抜き、究極のフォルムがゆえに進化を拒み続けてきたのだ。(主観入りまくり♪)
河で洗濯している人間のふとももにもくらいつき、大怪我をする人がいるくらいアタッカーで強暴な一面を持つ。
カショーロ・アルマートゥス(大型カショーロ)も幼稚園児が見ても古代を感じるほどの魚。生息域が酷似している。関係は必ずある。
アマゾン河南岸で言うとタパジョス、シングーの古い地層の岩盤のクリアウォーター河川に生息している。
サンフランシスコ河のものは今回、高齢の漁師に聞くと昔はいなかったらしいし、70cm以上はいないと言っていた。タライロンか大型タライーラであるかどうかは確認できなかった。
俺が完全に確認出来たのはシングーと・・。
おっとここから先はアクアリウム関係で。お楽しみに!
で、何が言いたいのかと言うと、その進化を拒み続けて来たタライロンを育んできたアマゾンの中でも特別な環境の素晴らしい自然と、
タライロンは希少で
モンスターで超カッコイイ!!
ということである。(笑)
ここを見ておられる読者は日本の中でも究極の釣りバカか、アクアリウム怪魚マニアであるという認識の下で進めましょう。 (旅的を期待されている方はちょっと待ってね。)
タライロン、タライロンなどと叫びつつ話を進めて来たが、そんな魚なんのこっちゃわからんと思われる方が大勢というかほとんどみたいなので説明しておきましょう。
熱帯魚マニアの中の牙魚マニア、怪魚マニアですら、いや、アクアリウムショップのプロの人間ですらほとんどわかっていないのが現状である。
俺はちょっとおちゃらけた感じだがこういう調査はプロ中のプロなのだ。いや、自分が知りたいからやっているようなものだが・・。
まず、最初に言っておかなければならないのは全く違う魚であるということだ。
単に小さいのをタライーラと呼んで大きいのをタライロンとよんでいるわけではない。
これをややこしくしているのは和名とアクアリウム業界だ。
当然、商売である。タライロンはタライーラに対して生息域が限られていて稀少価値が高い。しかも、IBAMAの規制により輸出の許可が下りない。
だから、タライーラをタライロンと言って売ったほうが儲かるのである。何々産タライロンだとか生息していない地域の物が平然とタライロンで売られているものまである。しかもタライロンとなると平気で何十万円、へたすると百万単位で売られているものもある。(輸出業者の苦労を考えると多少アリな値段だとは思いますが・・。)
某バスプロのアマゾン釣行ビデオでもネグロ河で釣ったものをタライロンで説明していたがネグロには生息していない。間違った解説だった。
マニアがそれを指摘して噴気していたが、しかし、これはその制作者が悪いのではない。アクアリウム業界名である。
アクアリウム業界(南米輸出業者も含む。)がネグロ産のものをブラックタライロンという名をつけて売っているからである。
そのほうがより高く売れるからだろう。
ちゃんと学名で説明しようとしたが、
しかーし、しかし、しかし。
タライロンとタライーラを学名で説明しようとしても、ヨーロッパや先進国で使うFISH BASE(一応世界基準。海遊館などもこれを参考にしているらしい。)に出ている学名とブラジルのIBAMAなど図鑑に載っていて平然と認識されていることでは違うのだ。
それほどまでに世界中でも真剣にこれに対して取り組んでいる学者がいないことの証明といおうか・・。学会の歪みなのか・・。
しかし、今回の旅でマニアとして全く違うと証明できる一点を見つけてきた(目が大きくて飛び出ていて顔がとがっているとかみたいな微妙な差異ではない)のでこれはアクアリウム関係にて発表する。(現地民は知っていた。)
これが世に知れ渡ると、もうタライロン論争に終止符を打つほどのものだ。
この業界に通商名からできる伝説の例がある。
有名な例でいうと、
一つはシャムタイガーとダトニオ。
それとエンドリケリーのニジェール産とチャド産。
あとはこのタライロンとタライーラだ。
マニアがあーでもないこーでもないと言っている。
が、実はすべて本当の話がある。しかし、ウェブ上という公共の場で混乱を招く為ここではそう簡単に言うことはできない。個人的にはいいけどね。(でもいきなり教えてってアクセスとってくるのもだめだよ。)
タライーラ。
南米の大部分に生息しており、その数も非常に多い。亜種も数種ありややこしい。サイズは大きくても50cmそれ以上は自慢できるサイズだ。一部大きくなるタイプもあるようだがタライロン程でもなくそれだと思われる輸入されたものを見たが、ある見分けのポイントで見るとタライロンではなかった。
アマゾン流域ならず、前回の調査で緯度的にはかなり低く、冬はかなり寒いサンパウロの遥か南方サンタカタリーナ州のフロリアノポリスの小川にも生息していたのには驚いた。(釣行記ではハショってますが・・)俺はちょっとおちゃらけた感じだがこういう調査はプロ中のプロなのだ。いや、自分が知りたいからやっているようなものだが・・。
とにかく、釣れる。岸ギリに落とせば飛んでくる。あとキラキラしたものにめっぽう弱い。この旅では三か月間で色々な地域で千匹以上は釣った。
南米雷魚とも言われているが歯は雷魚とは比べ物にならない。牙が唇に沿って収納されていて見えにくいが結構鋭く長い牙を持つ。フロッグで釣ろうとしたらワンバイトで破れて穴が開く。
タライロン。
南米淡水シーラカンスとも呼ばれ、古代の硬骨魚類の趣きを全面に押し出している古代大型カラシンである。
日本のマニアが認識している以上に大きくなる。1mを超えたあたりから超太くなりだす。まさに究極の古代カラシン。
恐竜が絶滅するような環境にも耐え抜き、究極のフォルムがゆえに進化を拒み続けてきたのだ。(主観入りまくり♪)
河で洗濯している人間のふとももにもくらいつき、大怪我をする人がいるくらいアタッカーで強暴な一面を持つ。
カショーロ・アルマートゥス(大型カショーロ)も幼稚園児が見ても古代を感じるほどの魚。生息域が酷似している。関係は必ずある。
アマゾン河南岸で言うとタパジョス、シングーの古い地層の岩盤のクリアウォーター河川に生息している。
サンフランシスコ河のものは今回、高齢の漁師に聞くと昔はいなかったらしいし、70cm以上はいないと言っていた。タライロンか大型タライーラであるかどうかは確認できなかった。
俺が完全に確認出来たのはシングーと・・。
おっとここから先はアクアリウム関係で。お楽しみに!
で、何が言いたいのかと言うと、その進化を拒み続けて来たタライロンを育んできたアマゾンの中でも特別な環境の素晴らしい自然と、
タライロンは希少で
モンスターで超カッコイイ!!
ということである。(笑)
投稿者:TERU