インターネットのフリーマーケットアプリ「メルカリ」などのアカウントを不正に作成し販売したとして、北海道警サイバー犯罪対策課などは30日、私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで三重県菰野町、自称アカウント販売業の位田謙一容疑者(49)と同町のアルバイト石橋真奈容疑者(26)を逮捕した。両容疑者は容疑を認めているといい、位田容疑者は「やったことは間違いないが、たくさん作り過ぎて覚えていない」と供述しているという。
 逮捕容疑は2月6~7日、メルカリなど3社のアプリでアカウントを不正に17個作成し販売するなどした疑い。
 同課によると、2016年から今年にかけ、6万個以上のアカウントを1個1000~1500円で販売。昨年1月から今年3月の間で、約8500万円を売り上げたとみられる。
 偽ブランド品をアプリで販売する商標法違反事件を捜査する中で発覚。不正アカウントは身元の特定を困難にさせるため、偽ブランド品や盗品の販売、特殊詐欺のメンバー募集などに利用されるという。 (了)

(ニュース提供元:時事通信社)