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【ゴルフ】

宮里優作、故郷・沖縄で今季初V誓う

2018年11月1日 紙面から

笑顔で取材を受ける宮里優作=沖縄県恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄で(堤誠人撮影)

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 男子プロゴルフツアーのHEIWA・PGM選手権は、11月1日から沖縄県恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(7270ヤード、パー72)で行われる。今季、同県で開催される唯一の大会。同県出身で、今季は欧州ツアーを中心に転戦している宮里優作(38)は31日、地元で今季初勝利を挙げることを誓った。

 開幕前日のプロアマ戦を終えた宮里は「コースは難しいのひと言。調子も悪い。でも、勝たないといけない、というのが前提の大会なので」と苦笑いを浮かべた。沖縄県出身で、大会スポンサーのPGMと契約するホストプロ。奮起する材料には事欠かない。

 昨季の日本ツアー賞金王も、今季は苦戦が続いている。直近の2試合、10月の日本オープンとブリヂストンオープンはともに予選落ち。欧州ツアーでも、米ツアーと共催の大会を含め19試合に出場して最高は11位だった。5月以降は12試合のうち8試合で予選落ち。世界ランキングも、昨年終了時点の50位から現在は107位まで下げた。

 ただ、明るい兆しは見えている。腰痛に苦しんでいた7月頃から取り組んでいるスイング改造に、少しずつ手応えを感じ始めているのだ。

 「腰に負担がかからないように力を抜いた、力感の少ないスイングが自分のものになりつつある。まだスコアにつなげるだけの精度はないが、少しずつ思ったようなショットが出だした」

 大会会場が変わり、ホストプロとなった昨年の大会は体調を崩していた父の優さんや、引退直後だった妹の藍の動向ばかりが注目された。今年はプレーとスコアで注目を集めたいところ。「若手が育っているので、その輪の中に入れるようにしたい」と、故郷のファンの前でベテラン健在を見せつけるつもりだ。 (堤誠人)

 

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