英国出身の歌手ポール・マッカートニー(76)が来日公演「フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー2018」のため29日、羽田着のプライベートジェット機でニューヨークから来日した。
国際線到着ゲートには500人を超えるファンが出迎えに駆け付けた。午後7時14分、ポールはナンシー夫人(58)とそろいのえんじ色の法被姿で出口から登場。「ポール!」の大声援を浴びて「コンバンワ!」と右手を挙げて第一声。続けて英語で「日本に戻ってこられてうれしいよ!」。そして日本語で「サイコウ!」と声を弾ませた。サインや握手にも気軽に応じた。
来日は昨年4月の東京ドーム公演以来、約1年半ぶり。ソロ来日公演としては通算7回目になる。今回の公演は9月にカナダからスタートした世界ツアーの一環で、東京ドーム(31日、11月1日)、両国国技館(11月5日)、ナゴヤドーム(11月8日、中日新聞など主催)の3カ所で全4公演を行う。
ステージではビートルズ、ウイングス時代そしてソロと、これまでの活動の集大成となる名曲を用意しているという。初公演となるナゴヤドームに向けては「初めての場所に行くのはすごく楽しみ。観光客の気分で新しい街を見たりするのも楽しみだ。僕のコンサートを初めて見るお客さんを相手にコンサートを行うのも好きなんだ。新鮮だからね」。同じ初公演になる両国国技館については「僕は相撲が大好きで、その聖地でコンサートを行うことを楽しみにしている」と話している。