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【芸能・社会】

野村周平、オレってキラキラ 主演映画「ビブリア古書堂の事件手帖」

2018年10月31日 紙面から

主演映画「ビブリア古書堂の事件手帖」の「銀幕映え」に自信を見せる野村周平=名古屋市中区で(金田好弘撮影)

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 テレビ、映画で活躍がめざましい俳優、野村周平(24)が主演映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(1日公開)で「銀幕映え」に自信を見せている。やんちゃな自身のイメージと異なる前髪をふわりと下ろした好青年役。「心温まるミステリー。謎解きも楽しんで」

 シリーズ累計640万部を突破した三上延さんのベストセラー小説を実写化。野村は活字恐怖症の大輔役で、祖母の遺品を鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」に持ち込む。店主の栞子(しおりこ)を演じるのは野村とダブル主演の黒木華(28)。若き店主の周囲で起きる奇妙な出来事に大輔も巻き込まれていく。

 見どころのひとつは、書店のセット。三島有紀子監督こだわりの本物の古書を集め、レトロな雰囲気をつくり上げた。「本屋あるあるなんですが、(撮影中に)トイレに行きたくなった。ちゃんとした本屋だって証明されました」と笑う。

 本のすき間からのアングルでリアリティーたっぷり。監督から「太陽みたいにみんなを照らして、と言われ、それを守って現場を盛り上げました」と振り返る。

 物語は夏帆(27)と東出昌大(30)が演じる過去のパートとの2部構成。秘めた恋心が結末への鍵を握る。大輔の栞子へのほのかな恋心も描き、夏帆との2人のヒロインが魅力的に浮かび上がる。

 野村は「あれはせこい。(女優を)かわいく撮りたい監督の意図がばっちり出ています」と嫉妬ぎみ。一方、控えめでまじめなイメージをつくり上げた自らに感服。「今年、25歳になる大人があんなにキラキラできるんです!」。脂がのってきた俳優人生を楽しんだようだ。 (長谷川有美)

 

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