英歌手ポール・マッカートニー(76)が31日、東京・水道橋の東京ドームで約1年半ぶりの来日コンサート「フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー 2018」の初日公演を行い、21曲のビートルズナンバーを含む全36曲で4万5000人のファンを熱狂させた。
ポールは左拳を高々と突き上げて登場し、恒例となっているビートルズの名曲「A Hard Days Night」で華々しくオープニングを飾った。「コンバンワ、トーキョー。タダイマ」と日本語で呼び掛け、「コンカイモ ガンバリマス。ミンナ イチバン」と叫んだ。今回の公演は9月にカナダからスタートした世界ツアーの一環。通算7度目の日本ツアーとなった。
36年ぶりに全米アルバムチャート1位を獲得した最新アルバム「エジプト・ステーション」に収録されている3曲を初披露。「ツギハ、シンキョクデス」と「Who Cares」を日本語で紹介した。また、「Come On To Me」、「Fuh You」も熱唱。2014年には体調不良で来日公演を中止したが、新曲も力強く響かせるなど“完全復活”を印象付けた。
「ツギハ、オクサンノ、ナンシーニ、カキマシタ」と切り出すと、共に来日した伴侶へのラブソング「My Valentine」も披露。アンコール後は「Yesterday」から「The End」までビートルズの6曲で盛り上げた。
11月1日の東京ドームのほか、両国国技館(同5日)、ナゴヤドーム(同8日、中日新聞など主催)の3カ所、全4公演で13万5000人の動員を見込んでいる。