来季の環境が激変する。大谷翔平選手(24)を擁するエンゼルスは、今季は宿敵アストロズのブルペンコーチだったダグ・ホワイトを新投手コーチとして登用した。10月30日の球団地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)が報じた。
今季はア軍の救援陣を、ともにメジャートップの防御率3・11、被打率2割1分7厘に押し上げた。現役時代はメジャー経験がない。アスリートの運動パターンを改善する「Zヘルス」の専門家で、けが予防への寄与なども期待される。3年間、同職だったナギー前投手コーチの後釜に座る。
大谷はメジャー挑戦1年目の今季、ア軍相手に投手として先発2試合で1勝1敗、同地区で自己ワーストの防御率7・04。打者としても13試合でいずれも同ワーストの打率2割1分4厘(42打数9安打)、1本塁打、2打点だったため、ア軍攻略のヒントを得られそうだ。指揮官も、大谷の二刀流を積極的に推進したソーシア前監督から、データ重視を明言しているア軍OBのオースマス新監督に10月に交代し、首脳陣も大幅に入れ替わる。