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【ドラニュース】

内野争奪戦、根尾で勃発 奈良原コーチ「目の色変わった」 京田から周平&福田にも飛び火

2018年11月1日 紙面から

9月のU18アジア野球で遊撃を守った根尾(黒田淳一撮影)

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 早くも根尾効果だ。中日の秋季キャンプが31日、ナゴヤと沖縄・北谷の両球場で始まった。野手と一部投手の39人が参加したナゴヤでは、ドラフト1位指名した大阪桐蔭高・根尾昂内野手(18)と同じ遊撃を守る京田陽太内野手(24)が「競争に勝てるように」と気合十分。高橋周平(24)、福田永将(30)両内野手もポジション死守へ精力的に汗を流した。

 ナゴヤ球場にバチバチの火花が飛び交った。与田新監督不在で始まった秋季キャンプ初日。すでに来季へ向けた戦いのゴングは鳴らされていた。京田が汗を滴らせながらバットを振り、必死の形相でボールを追った。

 「監督も代わられるし、スーパースターも入ってくる。でも荒木さんも井端さんも勝ち取ってレギュラーになった。誰もが通る道。負けるつもりはありません」

 京田が言う「スーパースター」とは当然、先のドラフトで交渉権を獲得した根尾を指している。グラウンド外では「自分も先輩にやりやすい環境をつくってもらった。気にかけてあげたい」と協力は惜しまないが、あくまで遊撃の座を争う強力なライバルに違いない。

 新人王を獲得して迎えた2年目の今季は苦しんだ。全試合出場こそ果たしたが、打率は規定打席到達者では下から2番目の2割3分5厘と低迷した。自らの立場を「レギュラーではない」と認識し、「1からのスタートで競争」と危機感を募らせる。

 秋の大事なテーマは、打撃面の向上だ。四球の少なさ、出塁率の低さを気にするあまり、ボールを見すぎて、打撃フォームが小さくなっていた。参戦していた宮崎フェニックス・リーグ中に森野2軍打撃コーチからの助言で、大きく構え、バットを上から出すようにした。「ようやく良くなってきた」。つかみかけている手応えを完全にものにして、勝負の3年目に備える。

 

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