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読んだ本のメモ

2009-08-13

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スパイダー屋敷の晩餐会

スパイダー屋敷の晩餐会

全ページ白黒のモノトーンで書かれた絵本。

詩を元にして書かれたものであるので、ストーリー性はそんなにないが、イラストが美しい。

題名のとおり、擬人化された蜘蛛が登場する。

蜘蛛が言葉巧みに、フライをだまし、食べてしまうまで。

詩の内容は、教訓的なもの。

甘い言葉にだまされてはいけないよ、と。

2009-03-07

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さぼてん (講談社の創作絵本)

さぼてん (講談社の創作絵本)

一度書いた記事を消してしまったので、とりあえずクリップ程度に……

イラストが独特な一冊。

妙にリアルで妙に可愛い、良く分からない植物や良く分からない生き物がたくさん出てくる。

ページ下のちょっとしたネタも可愛い。

内容は、もらってきたさぼてんを一生懸命世話してあげるのだけど……というシンプルなもの。

……ところで、いくらトゲを短く切っていても、さぼてんと一緒に寝るというのは結構勇気がいることじゃないんですかね?

2009-02-21

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わちふぃーるどシリーズ。

このシリーズは実はよく知らないのだけど、グッズなどはよく見かける。

イラストが好きなのでクリップ。

三冊ほど持っているけど、かなりの冊数が出ている模様。

猫を主人公に、動物たちが暮らす世界での不思議な話。

イラストは色鉛筆調で、丁寧。

この本では、猫会議に出かけた主人公が、なまけものの木でなまけていたら、千年なまけを呼び覚ましてしまって……という話。

千年なまけというネーミングがすごいなあと思った。千年なまけ。

デザインも可愛かった。

世界観がしっかりあるようで、面白い。

猫会議というのは、お日様から金色の光を目に分けてもらうのが目的だそう。

余談だが、わちふぃーるどのキャラクターを使用した手帳には、この世界の一年の行事が書き込まれている。

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魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン

魔女図鑑―魔女になるための11のレッスン

これこそあべこべのナンセンス。

魔女になるためのポイントや、方法など、細かく書かれている。

魔女はきれいな家具やきれいな家が好きではないので、あえて汚くしたりぼろくしたりして使う。

魔女のお菓子の作り方や、魔女が住むにふさわしい場所(不気味な場所や誰も近寄らないような場所など)、ふさわしいペット(蜘蛛やこうもりなど)、さまざまなアドバイスがイラストをまじえて説明されている。

おしゃれの方法も充実(ただし一般の人がおしゃれと思うようなおしゃれではないが)。

パーティなどでデザートをひとりじめするために作るお菓子のレシピがすさまじい。

すさまじいのでここには書かない。

2009-02-19

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ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))

ドリトル先生航海記 (岩波少年文庫 (022))

昔、家にあって、とても慣れ親しんだ思い出の一冊。

動物の言葉が分かるドリトル先生が、冒険するというもの。

今読んでも楽しめるし、先が気になって読み進めてしまう。

ドリトル先生の人柄も温かく、個性的な仲間(動物も人間も)のやりとりも面白い。

シリーズもので、どれもドリトル先生の冒険譚を綴る。

冒険譚の主人公は勇ましく(肉体的に)強いというイメージがあるが、ドリトル先生は博物学者なのであくまでも頭脳派(時々戦っていたりもするけど)。

面倒見がよく、お人よしなところもあって、動物からも好かれている。

どう考えても冒険に出るにはとても危険な人なのに、なぜか毎回無事に帰ってくる。

知恵とか知識のほかに運とか人望で冒険しているようなイメージ。

古い本なので、今の時代では差別用語とされる言葉もちらほら見受けられる。

新版が出ているようなので、そっちでは修正が入っているのかも。

私が読んだのは岩波文庫の古いほうで、訳は井伏鱒二

小さい頃から読んでいたけど、最近、井伏鱒二が訳したということを知った。

2009-02-18

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自分の読んだ本のメモを残しておこうと思い、ブログを作りました。

更新はマイペースでかなりムラがあると思います。

自分用のメモという側面もあるので、レビューというにはちょっと簡易すぎるメモが結構出てくると思います。

気が向いたら、書籍のほかにも面白かったものや心に残ったものなど何かメモするかもしれません。

はてなはあまり使いこなせてないので、見づらい記事になっているかもしれません。

いつも使っているブログサービスとちょっと勝手が違うから難しいな……。

[] 22:57

こびとづかん (cub label)

こびとづかん (cub label)

独特の絵と独特の世界観。

決してかわいらしいとか一般受けするような絵柄ではないのだけど、好き。

ストーリー性というか、タイトルの通り、図鑑を楽しむ感じ。

なのでそんなにストーリーはない。

今、商品紹介の文を読んでいて、ああこれが「きもかわいい」というやつかと思った。

とても納得。

[rakuten:book:12688429:detail]

『こびとづかん』と同作者の絵本。

いーとんという主人公が、友達を助けるために冒険する。

ストーリーがしっかりあって、オヴァーニーさんの最後の決断には思わず目頭が熱くなった。

自分本位で楽ばかり考えているいーとんの成長も、見ていて応援したくなった。

わりと下ネタもあるので、子どもも面白がって読むかもしれない。

厚塗りの絵柄が独特で世界観がある。

お気に入りの一冊。

やや字が多めの絵本。

ケーキがタイトルに入る絵本は多いけど、やっぱり私もこういう系統が好き。

ケーキ作りの名人メリウェザーが死んだとき、人々はメリウェザーのケーキが食べられないことに泣いた。

幽霊になったメリウェザーは、自分の店に新しく越してくるお菓子職人たちを驚かせては追い出してしまう。

そこへ、アニーがやってきて……

読んでいるとき、一体オチはどうするのかと考えていたけど、こういうオチは心が温かくなってとてもいいなと思った。

ページごとの文章の量が多いので、小学一年生より下とかに読み聞かせするのは難しいかも。

こういう客ってどこにでもいるよな……と思った。

魚のおいしいレストランに、肉を食べたいと言うお客。

仕方なく、肉料理の材料を調達しに……。

ほっとできるしめ方で、とてもよかった。

登場人物はすべて動物。主人公は猫。

あっと言わせる派手なところはないけど、ささやかで温かい。

わけわからない客も、こんな感じに撃退できればいいなあ。

おおきなやかたのものがたり

おおきなやかたのものがたり

大きな館を主人公に据えて、展開される物語。

大きな館が時の流れと共に、レストランに使われたりホテルに使われたりするのを見る。

そして最後は火災で廃墟になってしまい……

建物の絵がとても細かくて精巧だなあと思っていたら、作者は建築関係の人らしい。

ウォーリーを探せ!』とかで、隅々まで細かく見るのが好きな人はきっと面白いと思う。

後半の話の展開に、心が動かされた。

昔、こういう内容に似た感じのカートゥーンアニメを見たような気がするけど、よく思い出せない。確かあれは赤い屋根の小さな家のアニメだったような気がする。

この本が好きな子がいて、よく一緒に読んだ。

内容は、タイトルのとおり、目の錯覚を題材にした騙し絵。

物語性はほとんどないけど、見ているだけでとても楽しい。

どちらが長い?とか、絵の中に何人いる?とかそういう感じの本。

いずれ書きたいとは思っているけど、目の錯覚を題材にした本に思い出の一冊があって、こういう系統の本は今でもかなり好き。

延長線で、科学博物館も好き。

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