北海道産タラバガニってどんなカニ?通販で購入する注意点!
タラバガニは上品で淡泊な味をしており、その食べやすさから女性に人気の高いカニです。
サイズが大きくなると繊維の1つ1つが太くなり、身の肉厚感を味わうことができます。
日本人に大人気のタラバガニですが、タラバガニの産地のほとんど海外であり、北海道では加工だけしているというケースが多いです。
北海道産は少ない?
タラバガニは極寒の海でしか獲れませんので、日本では北海道の最北端にある稚内や羅臼などが産地となります。
しかし、日本では漁獲規制の影響などから水揚げ量が減少しており、市場に流通しているタラバガニの大半はロシア産やアラスカ産となります。
「なんだ北海道産じゃないのか」とガッカリした方もいるかもしれませんが、北海道産といっても、中身はロシア産とほとんど変わりません。
というのも、北海道産もロシア産もオホーツク海で獲れたカニであり、同じ海域でもロシアの漁船が取ったらロシア産、日本の漁船がとったら北海道産と表記されるだけだからです。
国産というとブランドのような響きがありますが、タラバガニに関しては、寒ければ寒いほど身が引き締まっていて美味しいカニになりますので、専門家の間では「ロシアで獲れたカニの方が美味しい」という声も多いです。
加工する過程が大事
ただし、タラバガニの味は、加熱・冷凍などの加工方法によって大きく左右されますので、輸入品については、輸入過程でどのように加工されたのか確認することが大切です。
北海道産であれば、日本人の味覚を知り尽くしている日本人(漁師や調理の専門家)が加工しますので、鮮度だけじゃなく味も良いと評判です。
ロシアで水揚げされたカニも、そのまま北海道の港へ運ばれてきて日本で加工される場合があります。その場合、「原産地ロシア、加工地北海道」というように表記されます。
「北海道から直送」という場合も、ほとんどの場合、ロシアで水揚げしたカニを北海道経由で直送するという意味です。
先述した通り、北海道産とロシア産のカニは同じ海から獲れるので、品質的にほとんど違いがありません。加工過程などをチェックして、信用できる業者であると思われれば、それほど産地を気にする必要はないでしょう。
北海道・ロシア以外の産地は?
ちなみに、ロシア産のタラバガニが漁獲規制によって近年入手しにくくなっていますが、代わりにアメリカのアラスカ産やカナダ産、ノルウェー産など輸入が多くなっており、市場に出回っているタラバガニの多くは外国産となります。
タラバガニは、大きければ大きいほど甘みが増しますが、特にアラスカ産はサイズの大きいカニが多く、業者の間でも人気があります。
ロシア産のように捕獲したらすぐに日本に送って加工するというケースよりも、地元の工場でボイル・冷凍してから日本に空輸するというケースが多いです。
そのため、「品質的にはロシア産が上という方」もおりますが、日本企業が直接アラスカに行って、現地で日本風の味付けをして空輸するという業者や、活きたまま日本に送って北海道で加工するという業者もおり、アラスカ産のタラバガニも高級品になりつつあります。
美味しいタラバガニを購入するためには、カニの産地よりも、「カニ本来の味覚を届けるために業者がどのような工夫をしているのか」という方が重要です。
食べ子推奨の「かにまみれ」は、ロシア・アラスカ産のタラバガニを北海道で選別してから加工しているので、身入りの悪いカニや、二枚皮のカニ(脱皮時期を迎えていて皮の中にもう一枚皮がある状態のタラバガニ)に当たることはありません。
絶妙な塩加減でボイルし、直後にマイナス30度~50度の業務用冷凍庫で瞬間冷凍しますので、カニの旨味、鮮度を封じ込めることができます。
冷凍タラバガニですが、「かにまみれ」では原則的に1年以内の新物(その年の漁が終わり、翌年の漁が始まるまでのカニ)だけを発送しています。
冷凍タラバガニの賞味期限は2~3年まで伸びていますが、2年以上経過すると冷凍焼けが起きてしまい、カニの鮮度や風味が劣化するため、「かにまみれ」では原則1年以内のカニを販売しています。
通販サイトで高品質のカニを購入したいという方におすすめです。
タラバガニをリーズナブルに食べたい
タラバガニと言えば、「カニ鍋」などで冬のイメージがあると思いますが、冬に獲れるたらば蟹はアラスカ産(ベーリング海)のタラバガニであり、北海道産・ロシア産のタラバガニは、オホーツク海の流氷が溶けた後に捕獲されます。
流氷が去った後は、餌をたくさん食べた栄養豊富なタラバガニが多いですので、春から夏にかけて出回っているタラバガニは、当たりも多いです。
冬に比べると需要も少ないですので、リーズナブルな価格で美味しいタラバ蟹を食べられる季節でもあります。
また、正規品として売れなくなったタラバを「訳あり」として販売している店舗もあります。
訳ありにはピンからキリまでありますので、価格が安いという理由だけで訳ありを推奨することはできませんが、浜海道の訳ありであれば、味や身入りは正規品と変わりません。
自家用でお得にたらばがにを食べたいという方におすすめです。