米Facebookが10月30日(現地時間)に発表した第3四半期(7~9月)の決算は、売上高は前年同期比33%増の137億272700万ドル、純利益は9%増の51億3700万ドル(1株当たり1.76ドル)だった。営業利益率は8ポイント減の42%。
売上高はアナリスト予測の137億8000万ドルに届かなかった。純利益はアナリスト予測の1株当たり1.47ドルを上回った。
3月に発覚した個人情報の不正利用スキャンダル(CAスキャンダル)や5月の欧州連合(EU)によるGDPR(一般データ保護規則)の施行、9月のアクセストークン流出などの影響か、欧州でのMAU(月間アクティブユーザー数)が前期より100万人減り、北米(米国およびカナダ)は横ばいだった。その他の地域では増加しており、総数は前年同期比10%増、前期比1.6%増の22億7100万人だった。
DAU(日間アクティブユーザー数)は前期比1.6%増の1億4950万人。過去最低の増加率だった前期よりは0.1ポイント改善したが、成長が停滞している。
ユーザー1人当たりの売上高は、MAUが横ばいの北米は27.61ドル、減少した欧州は8.82ドルであるのに対し、MAUが増加しているアジア太平洋地域は2.67ドル、その他の地域は1.82ドルと開きがある。
マーク・ザッカーバーグCEOは発表文で「われわれはプライベートなメッセージやストーリーのための最高のサービスを構築しており、動画サービスやコマースにも大きなチャンスがある」と語った。同氏は業績発表後の電話会見でも、ユーザーはニュースフィードよりもFacebook Messengerやストーリーによるプライベートなコミュニケーションにシフトしており、メッセージは1日当たり1000万件、ストーリーは10万件共有されていると語った。
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