オレンジキャップのAEDレスキュー【2】
2008年5月29日 更新
*第2回放送*
心肺蘇生法
☆ 救命措置の手順
1、反応を確認する。
2、助けを呼ぶ(119番通報とAEDの手配)
3、気道の確保
4、呼吸の確認→呼吸があるようであれば回復体位
5、人口呼吸を2回(省略可能)
6、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の組み合わせを繰り返す
見附市消防本部の心肺蘇生法のやり方もご覧ください。→こちら
■心肺蘇生とは、胸を強く圧迫したり息を吹き込むことによって、止まってしまった心臓や呼吸の動きを助ける方法です。
そばに居合わせた人が心肺蘇生をおこなうことにより生存率は上がります。
素朴な質問Q&A
Q1 携帯電話から119番に通報できるのですか?
A 通常の電話と同様できます。しかし、一般の電話と異なって機能上どこからかけているのか場所を特定できません。場所によって行政地区を管轄する消防本部と異なる消防本部につながる場合がありますが、転送によって管轄の消防本部につながりますので住所、目標となる建造物などを正確に伝えましょう。
Q2 心肺蘇生法を必要とする傷病者に遭遇したとき、119番が通報が先ですか?心肺蘇生法が先ですか?
A 救助が1人の場合、成人ではまず119番通報した後に心肺蘇生法を行ってください。それに対し小児ではまず1分間の心肺蘇生法を行ってから119番通報してください。
これは成人では心臓が原因で心停止に至ることが多いので電気的除細動を急ぐ必要があるのに対し小児では呼吸停止から心停止になっていることが多く直ちに心肺蘇生を行うことが大切です。また救助者が2人以上いる場合は、119番通報と心肺蘇生を並行して行ってください。
Q3 胸骨圧迫で肋骨が折れることはありますか?
A 胸骨以外の部分に指が触れないように注意して圧迫することが大切です。
しかし高齢者では骨がもろくなっていて、必要な圧迫を行うと肋骨が折れる場合が少なくありません。折れないように軽く圧迫するのでは何の意味もありませんから必要な圧迫を行ってください。
■消防署では講習会を随時受け付けております。応急手当を”いつでも、どこでも、だれにでも”適切に行えるよう、この機会に受講してみませんか(*^。^*)
○普通救命講習(講習時間3時間)
○その他の救命講習(講習時間希望による)
○上級救命講習(講習時間8時間)
詳しい内容については、見附消防署にお問い合わせください。→こちら