ご覧いただきありがとうございます。
今回も前回と同様に、健康になるための人体のツボについてのご案内です。
ツボには病気を治す不思議な力がありますね。
どの様な症状のときに、どの様にすれば効果があるとお思いですか?
そして、ツボは「東洋医学」では人間を自然の一部とみなすと説いていますが、あなたはそのことについて、どの様にお考えですか?
読んでいくと、ツボの不思議が一つ一つ分かっていく感じです。
今回は、それらの「東洋医学で説かれている」考え方について、これからご案内します。
内臓に病気があると、その異常が皮膚や筋肉の層に反射して、皮膚に特にちかちかした感じや、しびれたような感じ、痛み、押すと痛む、こり、冷え、ほてり、しみや血腫(けっしゅ)の小さな発疹(はっしん)、小さなくぼみなどの変化が現れて来ます。
これを経穴現象といい、このような反射の現れやすいところが経穴(ツボ)なのです。
古くから経穴には約360の正穴と、約150の奇穴があり、この経穴を連ねる人体の縦の反射系を〈経絡〉といい、全身14の系統があります。
一般に経穴は人間の体に固定して動かない特別な点である様に考えている人が多いですが、そうではなく、病気の症状によって変わって来ます。
したがって病気によって反射の現れやすい皮膚を指先で軽くさすり、なで、軽く押してみて、病人の訴えと、治療する人の指先に触れる感覚が一致したところが、その病気にとって最も効き目のある経穴です。
ツボ療法
ツボ療法が効く症状と病気
まず該当するのが、痛み、しびれ、ほてり、冷えなど愁訴の病気です。
次は、精神情緒の障害を主な原因とする数々の病気で、たとえば、心身症、神経症、自律神経失調症と診断された患者たちが訴える頭重、頭痛、めまい、便秘、肩こり、耳鳴り、体のだるさ、手足の冷え、不眠症などの症状です。
また、筋肉痛や神経痛さらには中年以降に多く見られる背骨の変形にともなった、首から肩、腕、手足にかけての痛みやしびれなどに、ツボ療法はすばらしく効果を上げています。
人間を自然の一部とみなす東洋医学
東洋医学がなぜ個体を重視するのか、これは、人間自体が自然の一部であり、自然の法則により生命活動を営んでいるとみるからです。
体調が不調になったり、病気になったりすることは、この法則から逸脱したためであり、病気を治すには、まず体を自然の状態に戻さなければならないと考えられます。
この自然観は「陰陽五行説」に 依拠しています。
これら自然界の全ての事物や現象は、陽と陰との二つに分けられ、木・火・土・金・水の五気といわれる要素によって支配されていると論説するのです。
この五行説を現代流の言葉にいいかえれば、この自然界は、植物、土、鉱物、熱、液体の五つの物質によって成立しているということになります。
人間の体も自然界に属した自然の一部なので、同じ法則がそのまま当てはめられます。
つまり、自然界の太陽と月、昼と夜、南と北、夏と冬がそうであるように、人では男性は陽で、女性は陰であるというのです。
また、東洋医学の基礎理論、人体構造論の元になっている五臓六腑は木・火・土・金・水のいずれかに該当するとされています。
五臓とは、自然界の木にあたる肝、火にあたる心、土にあたる脾、金にあたる肺、水にあたる腎、つまり、肝・心・脾・肺・腎の臓の五つを指していいます。
以上が「ツボはこの症状に効く!なるほどと思える東洋医学での考え方とは!」についてのご案内でした。
ツボについて知るうちにもっとツボについて知りたくなりませんか?
次回もツボについて、この続きをご案内していきます。
ツボについて詳しくなり健康になっていただけたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。