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製薬会社が勝手に値を付けてるわけじゃないからな・・・
これな。 この話を知らずにこのニュースを捉えると見間違う。
新薬における薬価の決定は、簡単に言うと、開発費を販売が見込める数で割って、それに薬一つ一つの製造原価を加えたものを、営業利益と流通費合わせて3割増しにした価格になってる。
薬価=((開発費/販売数)+製造原価)*1.3)
ただし、この算定方法があまりにも海外より高すぎるとか言う場合には調整が入るとか色々あるので、正確には以下の資料を https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000027ha4-att/2r98520000027p4k.pdf
というわけで、使われる対象となる病気が非常に珍しい難病で、患者数が少なければ少ないほど、一人あたりの薬価は高くなる。開発費を割る人数が少ないから。 一方で、数が出れば出るほど一人頭の薬価は下がる。開発費を割る人数が増えるので。
この構造から、製薬会社は、開発費に関しては患者数が多かろうが、患者数が少なかろうが、新薬については少なくとも得る利益は19.1%と決まっている。 また、使える領域が広がって適応患者数が増えれば、開発費を割る人数が増えるので価格がその分下がる。ただし、使われる件数が増えていくので全体の医療費は製造原価の分だけ増えていくということになる。
今回やたらと価格が高いのは、患者数が少ない珍しい癌から病気から適応が始まるからで、そもそも使われる人数が少ないので医療保険全体へのインパクトはほとんどない。 本当に優秀な薬で、今後、だんだんと適応範囲が広がっていけば、価格は下がっていく。 問題は、適応範囲が広がるのが年に4回あるのに、薬価改定はそれとリンクせず年2回だったこと。このため適応範囲が広がって使える患者が増えたのに前の患者数で計算された金額のまんま、という時期が発生して問題になった。
そこで、今回は高い薬についてはそのタイミングを合わせて、使える範囲が広がったら同時に薬価も下げようぜ、ってことになっている。
一定以上普及したが高い薬の薬価を下げるには、地道に製造方法を改善するしかない。免疫系の薬が高いのは薬が特別なタンパク質を使ったもののため製造が難しいと言うのも要因の一つ。
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/13115/ [ten-navi.com]
そしてオプシーボであれば、
> オプジーボの年間販売額が薬価ベースで1500億円を超えると推定し、売り上げが予想を超えて巨額となった薬の薬価を引き下げる「特例拡大再算定」を適用。異例の薬価引き下げとなったのは周知の通りです。
とのことで、大分安くはなったんかな?
制度自体がオプジーボ適応で年間何億を百万円キャップで湯水のように使ってどうせ五年で再発して死ぬみたいなケースが続出してできたんじゃなかったか人権に関わるしお前の病気は死にやすいから自己責任とか金がかかるから自己責任というロジックが成立不可能かつオプジーボのような分子標的薬の発展が日本の競争的優位にキッチリ貢献するならコストを頑張って圧縮するしかなくてそうしているんだったような
話を聞いていると、日本では相対的に患者の少ない薬が開発されやすい傾向ってあるのかしらん。たとえばアメリカでは患者が多い薬が儲かるとすれば、患者の少ない薬はアメリカの製薬会社は参入しないことが考えられる。
まあアメリカはどうであれ、EUは日本に似た薬価制度なのかもしれないけど。
そうだよ。貧富の差が響きにくい日本で良かったな
糞貧乏人から健康保険巻き上げてるおかげじゃねぇかよ
医師の処方は適応外処方も告知せずに勝手にやりまくってます診断根拠は保険請求でほとんどチェックしません
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
薬価制度により決まるってことは分かってくれよ (スコア:1, すばらしい洞察)
製薬会社が勝手に値を付けてるわけじゃないからな・・・
Re: 薬価制度により決まるってことは分かってくれよ (スコア:5, 参考になる)
これな。
この話を知らずにこのニュースを捉えると見間違う。
新薬における薬価の決定は、簡単に言うと、開発費を販売が見込める数で割って、それに薬一つ一つの製造原価を加えたものを、営業利益と流通費合わせて3割増しにした価格になってる。
薬価=((開発費/販売数)+製造原価)*1.3)
ただし、この算定方法があまりにも海外より高すぎるとか言う場合には調整が入るとか色々あるので、正確には以下の資料を
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000027ha4-att/2r98520000027p4k.pdf
というわけで、使われる対象となる病気が非常に珍しい難病で、患者数が少なければ少ないほど、一人あたりの薬価は高くなる。開発費を割る人数が少ないから。
一方で、数が出れば出るほど一人頭の薬価は下がる。開発費を割る人数が増えるので。
この構造から、製薬会社は、開発費に関しては患者数が多かろうが、患者数が少なかろうが、新薬については少なくとも得る利益は19.1%と決まっている。
また、使える領域が広がって適応患者数が増えれば、開発費を割る人数が増えるので価格がその分下がる。ただし、使われる件数が増えていくので全体の医療費は製造原価の分だけ増えていくということになる。
今回やたらと価格が高いのは、患者数が少ない珍しい癌から病気から適応が始まるからで、そもそも使われる人数が少ないので医療保険全体へのインパクトはほとんどない。
本当に優秀な薬で、今後、だんだんと適応範囲が広がっていけば、価格は下がっていく。 問題は、適応範囲が広がるのが年に4回あるのに、薬価改定はそれとリンクせず年2回だったこと。このため適応範囲が広がって使える患者が増えたのに前の患者数で計算された金額のまんま、という時期が発生して問題になった。
そこで、今回は高い薬についてはそのタイミングを合わせて、使える範囲が広がったら同時に薬価も下げようぜ、ってことになっている。
一定以上普及したが高い薬の薬価を下げるには、地道に製造方法を改善するしかない。免疫系の薬が高いのは薬が特別なタンパク質を使ったもののため製造が難しいと言うのも要因の一つ。
Re: 薬価制度により決まるってことは分かってくれよ (スコア:1)
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/13115/ [ten-navi.com]
そしてオプシーボであれば、
とのことで、大分安くはなったんかな?
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re: (スコア:0)
制度自体がオプジーボ適応で年間何億を百万円キャップで湯水のように使ってどうせ五年で再発して死ぬみたいなケースが続出してできたんじゃなかったか
人権に関わるしお前の病気は死にやすいから自己責任とか金がかかるから自己責任というロジックが成立不可能かつオプジーボのような分子標的薬の発展が
日本の競争的優位にキッチリ貢献するならコストを頑張って圧縮するしかなくてそうしているんだったような
Re: (スコア:0)
話を聞いていると、日本では相対的に患者の少ない薬が開発されやすい傾向ってあるのかしらん。
たとえばアメリカでは患者が多い薬が儲かるとすれば、患者の少ない薬はアメリカの製薬会社は参入しないことが考えられる。
まあアメリカはどうであれ、EUは日本に似た薬価制度なのかもしれないけど。
Re: (スコア:0)
そうだよ。貧富の差が響きにくい日本で良かったな
Re: (スコア:0)
糞貧乏人から健康保険巻き上げてるおかげじゃねぇかよ
Re: (スコア:0)
医師の処方は適応外処方も告知せずに勝手にやりまくってます
診断根拠は保険請求でほとんどチェックしません