猫も杓子もブランディングが大事だと言っています。
いや、それは大げさかもしれないけど、「ブランディング」はよく聞く横文字ですよね。
しかし、そのブランディングというやつは、いったい何を目的にしているのでしょうか?
事業であれば、利益を上げるために行うという答えが合っている気がしますが、それだけではない、あるいは違う見方もできる気がします。3つのTIPSを見ていきましょう。
ブランド=顧客のイメージ
世界的に有名なクラフトビール、ブリュードッグの創業者であるジェームズ・ワット氏 は「ブランドとは、自分で操ることのできない、人の頭の中にある感情的な反応のこと。」と述べました。
つまりブランドとはかっこいいコーポレイトサイトや、ロゴでもサインではありません。
Appleにとってのブランドはiphoneではなく、ナイキにとってのブランドはエアーマックスではありません。
たとえばAppleは前衛的で革新的なイメージで、ナイキは「Just Do it.」などのコピーからイメージする躍動感や、夢に向かって熱中するスポーツマンたちのイメージ・・・など、ブランド=顧客のイメージなのです。
想起するとは?
「イメージする」は、あるいは想起すると言い換えても良いかもしれません。
オフィスで飲むコーヒーと聞いてイメージするのは、ネスカフェ。料理のレシピサイトといえばクックパッド・・・のように、顧客が頭の中でイメージする(思い浮かべる)ことを、想起すると言います。
ブランディングの究極的な目的は、顧客が何かを求めた時に、真っ先に想起されるブランドになることではないでしょうか?
ブランディングの心得
しかし、モノが溢れていると言ってもいい現代において、真っ先に想起されるブランドをつくることは並大抵のことではありません。
ブランディングをする上で、何を心得ておけば良いのでしょうか?
私たちは、たとえ地球上に人がたくさんいても、友達のことは忘れませんよね。
それと同じで、たとえモノが溢れていても、顧客と感情的なつながりを持ち続けることができれば、真っ先に想起するものになれる=ブランディングはうまくいくはずです。
そう考えると、感情的なつながりを作ることこそ、現代のブランディングにおいてとても重要なことなのかもしれません。これぞブランディングをする上で、心得ておきたいことの一つです。