コーヒー(カフェイン)の量を減らしたら体調が劇的に良くなった話



一年以上悩んでいた。

毎晩夜中に目が覚めて、トイレに行きたくなってしまうのはなぜだろう。

小さい頃に一緒に住んでいたおじいちゃんだって、こんなに毎晩起きてトイレに行ったりはしなかったのに、なんで俺は30代前半でこんなことに...


お腹が常時ゆるく、大きい方のトイレに2時間に一回は行きたくなった。

病院に行って、1万円以上払って腸内を検査してもらったが、異常なし。

この原因不明の下痢には3年間悩まされた。


社会人になってからは、どうしても取れない眠気をなんとかしようとコーヒーや栄養ドリンクを飲みまくっていた。

レッドブルを飲んでも全然効果がなくなったのは2年前からだったろうか。


眠いからカフェインを摂取する
 ↓
常習的にカフェインを摂取しまくっていると、だんだん効かなくなってくる
 ↓
もっとカフェインを摂らなければいけなくなる


このような悪循環にハマり、起きている間中ずっとカフェインを摂取し続けることになった。


こんなカフェインまみれの生活が社会人になってからずっと続いており、もはやコーヒーは眠気を覚ますものではなく、寂しい口元をごまかすためだけに存在するものとなっていた。


飲んでも飲んでも目が覚めない。


カフェインが効かない身体になって、それでも「今回こそは」と思いまたコーヒーを買う日々。

熟眠のためには夕方以降はカフェインを摂っちゃいけないとわかっていても飲み続けてしまう生活。


関連記事:ぐっすり眠りたければ夕方以降にコーヒーを飲んではいけない


そんなコーヒー生活をやめたら、体調がずいぶんと良くなった。
具体的には以下のような効果があったのだ。

  • 頻尿が治った
  • 下痢が治った
  • 夜、目が覚めなくなった
  • 夜、自然と眠れるようになった
  • カフェインを摂取したら、ちゃんと眠気が消えるようになった


このうち、頻尿と下痢は水分の過剰摂取によるものだと思うが、夜中に目が覚めなくなったのはカフェインをやめてからである。

大好きなコーヒーの量を減らすのは辛かったが、慣れたら気にならない。

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むしろ「一日一杯、朝だけのコーヒー」を楽しみに頑張ることができるようになった。


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カフェイン依存をやめるには意志力が大事

カフェイン依存も他の依存症と同じで、結局は意志の問題である。

僕がコーヒーをやめたのは、一回5万円のオフィスホワイトニングをやったのがきっかけだ。

そこに禁煙外来のような科学的なテクニックなどない。

「せっかく高いホワイトニングしたのにコーヒーで着色するのは絶対に嫌だ」という貧相な発想でコーヒーをしばらくやめてみたら、意外と飲まなくても大丈夫だった、という話である。

一度やめると決めて、それを続けてみたら意外となんでもないのだ。

昔はギャンブルに依存したこともあるが、どの依存症も抜けてみたらなんてことはない。


ちなみに今では、「朝一杯だけ飲んで、すぐに歯を磨けば大丈夫」と少し甘えが出てきて、「コーヒーは朝だけ、一日一杯」を守っている。


仕事をしているときに「口元が寂しい」という人もいるだろう。

そういう人はpukka(パッカ)をおすすめしたい。

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僕は日中はコーヒーの代わりにずっとpukkaを飲んで口元の寂しさを紛らわせている。

pukkaはノンカフェインの有機ハーブティーで、お茶のような飲み心地でとても飲みやすい。

何杯飲んでも依存症・カフェイン中毒にならないので、業務中・勉強中問わずおすすめだ。

十分に睡眠を確保して、眠たいときには寝よう

眠たいときにはコーヒーを飲みたくなってしまう。

眠気を我慢したまま働くのが辛いからだ。

僕はいつも、会社で眠たくなったタイミングでセブンイレブンのコーヒーを買いに行っていたし、家に帰ったら勉強に集中するためにコーヒーを淹れていた。

コーヒーを飲めば、魔法のように目が覚めて、生産性が上がると信じていたのだ。

もちろんカフェインには覚醒作用はあるのだが。


しかし、コーヒーも栄養ドリンクも結局は一時的なパワーアップに過ぎず、カフェインが抜ける頃には眠くなるし、常習的に飲んでいるうちに効かなくなってくる。


「睡眠不足」という根本原因を解決せずにカフェインで誤魔化しても結局はひずみが生じてきてしまうのだ。


だからみんな、睡眠時間を確保しよう。


会社のそばに引っ越してもいい。

昼休みの食事の時間を減らして、昼寝してもいい。

自分にとって適切な睡眠時間を確保することはカフェインを摂取するよりもずっと大切なことだ。

眠気を我慢しているくらいなら5〜10分くらい椅子に座ったまま寝てもいいと思う。

慢性的な睡眠不足こそが、カフェイン中毒の最大の誘因である。

  • 毎日忙しいから寝る暇がない。
  • ついベッドでスマホをいじってしまって睡眠時間を削ってしまう。
  • 通勤時間が長くてプライベートの時間が充分に取れない。


上記のような、睡眠時間を削ってしまう原因もひとつずつ潰して、よく寝て、カフェインに頼らず毎日を生きよう。

エビデンスが自分の身体だけで申し訳ないけど、僕自身は本当に体調が良くなったんだ。

もし僕と似たような症状で悩んでいる人がいたら、カフェインの摂取量を減らしてみたら、もしかしたら効果があるかもしれない。


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