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梅津、先発候補 与田監督べたぼれ 2位指名に異例の訪問

2018年10月29日 紙面から

与田監督(左)に中日の帽子をかぶせてもらう東洋大の梅津晃大=埼玉県川越市で(河口貞史撮影)

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 中日の与田剛監督(52)が28日、担当スカウトらとともに埼玉県川越市の東洋大硬式野球部合宿所を訪れ、ドラフト2位で指名した梅津晃大投手(22)に指名あいさつをした。2位指名選手の元に監督が直々に足を運ぶのは、他球団を見渡してもかなり異例。楽天2軍コーチ時代に対戦し、投球を直接見て心を奪われた逸材と再会し「先発即戦力として期待している」とべたぼれだった。

 自ら見初めた男に、一刻も早く会いたかった。その思いが与田監督の異例の訪問となり、表情、言葉の端々にも表れていた。「春と夏、2度試合で投げるところを見せてもらった。今回プロに入ってくる(東洋大の)3投手とも見た中で、一番印象に残ったのが梅津君でした」。合宿所の玄関に踏み入れた時に、それまで練習していた梅津がTシャツ姿で駆け寄ってくると、監督は破顔一笑でドラフト会議の入場パスを記念にプレゼント。「よろしくお願いしますって、ぎゅっと手を握り返してくれたよ」と、入団の手応えをつかんだようだ。

 梅津を初めて見たのは今年の3月3日、東洋大グラウンドで行われた楽天2軍と東洋大のオープン戦だった。梅津は先発し、3回までは無安打、3四球。4回は3連打を浴びながらも併殺でしのぎ、走者を背負いながらも4イニングを60球で無失点に抑えた。2度目は8月28日のプロアマ交流戦。そのときも2番手で1イニングを投げて無失点に封じた。しかも、わずか6球でオコエら3人すべて三ゴロに打ち取る完璧な内容。ソフトバンクに1位指名された甲斐野、DeNAに1位指名された上茶谷と合わせ、『150キロ右腕トリオ』として注目されていたが、当時楽天2軍投手コーチだった与田監督の目は梅津の投球にくぎ付けになった。

 

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