平田、竜１位・根尾の教育係　ドンドン相談して

　根尾君、何でも聞いてくれ！　中日・平田良介外野手（３０）が２９日、ドラフト１位指名の大阪桐蔭高・根尾昂内野手（１８）のサポートを約束した。同校から中日に入団すれば、２００６年に高校生ドラフト１巡目で入団した自身以来１３年ぶり。来年は後輩の“教育係”として協力していく。また、来月初旬に渡米して自主トレすることも明かした。

　高校球界ナンバーワンの逸材に手を差し伸べる。母校の後輩・根尾の入団はもちろんウエルカム。相談役にもなるし、教育係にも…。ナゴヤ球場で練習を終えた平田は、後輩への協力を惜しまないことを明かした。

　「彼が悩んでいることがあれば、話し相手になりたい。根尾の方から質問があれば、答えられることは答えたいですね。先輩に気を使う必要はないと思うし、困ったことがあればドンドン相談してほしい」

　２５日のドラフト会議当日はテレビでチェック。「この球団が（交渉権を）取るなというのが、何か分かったんです」。中日、日本ハム、巨人、ヤクルトの４球団が１位で根尾を指名した。全員がくじを引いた後、平田は与田監督が根尾を引き当てると直感したという。

　実は早くもアドバイスを送っていた。ドラフト会議当日、自身の恩師でもある大阪桐蔭高の西谷監督から電話があった。会話すると、代わったのが根尾だった。

　　根尾　「中日に指名していただきました根尾です。よろしくお願いします」

　　平田　「練習はキツイと思うから、なまった体じゃなく、（来年１月の）新人合同自主トレからしっかり動ける体で来た方がいいよ」