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古典的功利主義とは
ジェレミー・ベンサムや、ジョン・スチュワート・ミルなどが体系化したものが古典的功利主義である。古典的公理主義は3つの主な要素を持つ。
1:功利性原理
最大多数の最大幸福を意味する。
2:帰結主義
「古典的功利主義者は、ある行為を、その行為によって影響を受けるすべての人の幸福の増進をー他の選択可能な行為と比べて、同じくらい、ないしはそれ以上にー生み出すときには正しいとみなし、生み出さないときには正しくないとみなす。ある行為の結果は、行為が行われる状況に応じて異なる」(『実践』,P.3)
>「功利主義者は、結果に応じて、ある状況で嘘を付くことを悪いと判断し、他の上ではよいと判断する。」
「帰結主義者たちは道徳的なルールからではなく目的から出発する。彼らはこのような目的を促進する度合いに応じて行為を評価するのである。帰結主義の唯一の理論ではないが、その最もよく知られた理論は功利主義である」
「拷問は常に不正であるという基本的な議論をとりあげてみよう。警察や警備隊が囚人を虐待する傾向はさまざまな文書によって明らかにされており、また拷問によって有用な情報が得られる可能性は低いことから、拷問は常に不正だという規則は最善の帰結をもたらす可能性が高いと思われる。しかし、まったくありえなさそうな状況だが、もしニューヨーク市の真ん中で核爆弾が爆発するのを防ぐための唯一の手段がテロリストを拷問することであるという状況に私がおかれた場合、テロリストを拷問するべきであると私は主張するだろう。」(『あなたが救える命:世界の貧困を終わらせるために今すぐできること』,2014,p205)
3:快楽主義
善=幸福=快楽
選考公理主義(Preference Utilitarianism)とは
快苦(主観的なもの)から選考(客観的なもの:「利益interest」)へ
「私自身の利益のかわりに、今や私の決定によって左右される関係者すべての利益を考慮しなければならない。ここで私に要求されていることは、これらの利益をすべて比較衡量し、関係者の利益を最大なものにしそうなコースの行為を採用することである(『実践』,p.15)」
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