こんにちは!
今回は、人は何故、同じ失敗や間違いを繰り返してしまうのかについて、
お話ししていきたいと思います。
目次
失敗は成功の元
多くの人が、失敗や間違いをしてしまった時、
罪悪感や自己嫌悪感を感じ、辛い気持ちになってしまいます。
すぐに立ち直る事が出来れば良いのですが、失敗を引きずり、
別の行動や思考にも影響を及ぼしてしまう事があります。
しかし、この失敗と上手く向き合い、対処をしっかりと行えば、
失敗は成功するための、必要不可欠なものとなります。
失敗と聞くと、犯してはならず、不必要に感じるかもしれませんが、
大きな成長をするためには、必ず必要なものなのです。
本当の意味での失敗とは、失敗から何も学ばず、
考える事や成長を止めてしまう事なのです。
何故、同じ失敗を繰り返してしまうのか
大なり小なり、人は失敗やミスをしますが、
何故、あれだけ反省していたにも関わらず、同じ失敗をしてしまうのでしょうか?
失敗をしてしまった時の、苦しさや辛さを分かっているはずなのに、
同じ失敗を繰り返してしまうのは、仕方が無い事なのでしょうか?
同じ失敗を繰り返してしまう大きな原因としては、
大まかに4つのため、それらを紹介していきたいと思います。
問題を直視していない
失敗をミスしてしまった時、少なからず辛い思いを経験し、
同じ事が起こらないように、反省や対策をします。
しかし、辛い思いをしている時のため、冷静な判断が出来ておらず、
反省や対策と言うよりは、辛い思いを軽減する事に重きを置いています。
どんな人であれ、長期的な問題を解決する事よりも、
今、目の前の辛い思いを解消する方に気を取られてしまうのは、仕方がありません。
自分では問題に真摯に向き合い、反省や対策をしているようでも、
同じ失敗を繰り返しているという事は、実際には出来ていないのです。
問題を後回しにしている
前項と同じような事でもあるのですが、同じ失敗を繰り返してしまう原因として、
問題を後回しにしている事があります。
直視していないと同じようにも見えますが、後回しにしているという事は、
反省も対策もしていないため、直視していないよりも性質が悪いです。
たとえ後回しにしたとしても、後に反省や対策が出来ていれば良いのですが、
多くの場合、時間の経過とともに気持ちが薄れているため、効果があまりありません。
また、気持ちの薄れとともに、優先順位が下がっていき、
次に同じような機会が訪れた時には、忘れてしまっているのです。
問題を忘れようとしている
上記二つにも共通している事なのですが、失敗をした時の辛い思いを無くすために、
問題を忘れようとしている事があります。
問題を忘れてしまえば、その時は楽な気持ちになれて、
同じ機会が訪れない限りは、同じような辛い思いをする事が無くなります。
しかし、上記二つとは違い、反省や対策をしていないため、
根本的な解決にはならず、様々な問題がどんどん山積みになってしまいます。
事ある毎に問題に真摯に向き合い、対応していかなければ、
成長が出来ず、別の失敗や間違えを犯す機会も増えてしまいます。
問題の原因を外部に求める
失敗や間違いに限らず、何か起こった時に、
その原因を自分では無く、他人や環境のせいにする人がいます。
この方法は、自分の気持ちを楽にするという点では、優れていますが、
自分の成長という点では、全く良くありません。
特に外部に原因を求める事は、すぐに、簡単に出来るだけで無く、
自分は悪く無いと正当化出来るため、重宝されます。
しかし、どんな事であれ、原因を自分以外に求めていると、
一時的には楽になれるかも知れませんが、成長や変化が無くなります。
特に、物事の原因を自分以外に求めている人というものは、
周囲から見ると、とても惨めで、弱い存在に見えてしまいます。
この記事を読んでおり、自分を成長や変化させたいと思うのであれば、
責任転嫁をするのでは無く、自分の事は自分で対応しましょう。
心の安定を図っている
前項でお話しした通り、人は失敗や間違いをしてしまった時、
辛い気持ちを解消させ、心の安定を図るために、様々な事をします。
これは自分自身を守るための防衛本能であり、
辛い気持ちのまま過ごす事はとても辛いので、失敗や間違いに限らず行われます。
特に、同じ失敗や間違いを繰り返してしまった時は、より自分を守ろうとするため、
何度も繰り返してしまう事は、仕方が無い事なのです。
しかし、仕方が無い事だと諦めてしまうと、成長や変化の兆しを逃してしまうため、
上手く向き合い、成長や変化の糧にしていく必要があります。
逆を言えば、同じ失敗や間違いを繰り返さないようになれば、
一度の失敗や間違いで多くを学び、成長や変化する速度を上げる事が出来ます。
大切なのは自分を理解する事
同じ失敗や間違いをしてしまった時、罪悪感や自己嫌悪感から、
自分には無理だと、成長や変化を諦めてしまう事があります。
しかし、前項まででお話しした通り、辛い気持ちをしないためにも、
人は、問題を後回しにしたり、忘れたりする事で心の安定を図ります。
この防衛本能は誰もが持っており、決して、
あなたを甘やかせたり、邪魔したりするものでは無いのです。
そのため、ただ同じ失敗や間違いを繰り返さないような対策を学ぶよりも、
まず、この作用が自分に起きていると、理解する事が大切です。
どんな物事も、理解していないまま、対処をするよりも、
原理や作用を理解した上で、どうするか考える方が対処がしやすいのです。
この記事を読んだあなたならば、何か失敗や間違いをした時に、
後回しにしたり、忘れようとしたりしている自分に、気付く事が出来るようになります。
まとめ
どんな物事であれ、失敗や間違いに対する対処というものは、
精度はともかく、少し調べれば方法はいくらでも見つける事が出来ます。
しかし、何かしらの方法を実践するにしても、
何故そうなっているかを理解していなければ、効果を発揮しません。
そのため、今回は、同じ失敗や間違いを繰り返さないための対策を話す前に、
何故、繰り返してしまうのかについてお話ししてきました。
次回は、具体的にそれらの対策について、お話ししていきたいと思います。