中国に行ってきました
2014年10月5日から10月11まで、精神医療に関する国際会議で発表する日本人のための日英通訳として、中国・北京市に滞在していました。
そこでの見聞を、簡単にレポートしておきます。
大気汚染には参りました
羽田を発った飛行機が北京の空港に着陸し、ドアが開けられた瞬間、私は呼吸器に違和感を覚えました。聞きしにまさる大気汚染です。
よりによって気管支喘息持ちの私の滞在中、北京市は通常以上の大気汚染に見舞われていたようです。ひどい日には、市内中心部の視界が30メートルとか50メートルとかでした。
喘息発作は吸入薬で抑えこむことに成功したものの、口、喉、鼻、気管支、目と、外部にさらされている粘膜がぜんぶダメージを受けた感じでした。幸い、もう限界だと思った日に帰国でしたが、長期滞在だったらどうなっていたでしょうか。ガクガクブルブルです。
TV番組に見る国民性やレベルの違い
ホテルでは、中央電視台のTV番組をよく見ていました。
ときどき、非常にうまい画面構成の番組があったり、ニュース番組を見ていたら「突然」という感じで息を飲むようなカメラワークがあったりしました。「飛び抜けてレベルの高い作り手がいるんだなあ」と感じました。
しかし全体で見ると、レベルのバラつきが大きく、平均点やバラつきの少なさでは「今のところは日本が上かなあ」という感じも受けます。
スポンサーが都市部のスーパーだったり自動車メーカーだったり肥料メーカーだったりするのも、興味深かったです。日本のTV番組で、スポンサーにそのような多様性が見受けられることは、少なくとも大都市部では少ないかと思われます。
また、ニュース番組で海外のニュースを取り上げている時間の比率は、日本より少し多い感じがしました。本当に「多い」かどうかは判断できませんが、私は「シリア」「イラク」の中国語標記を覚えてしまいました。香港の暴動のニュースも、日本で考えられるよりは多く報道されていたのではないかと思われます。
英語を話せる人は意外に少ない
小学3年から英語が必修と聞く中国ですが、街の中で片言程度にでも英語を話せる人を見つけるのは容易ではありません。大学卒以上でも、意外なくらい英語はできないことが多い感じです。米国人やかつての日本人同様、外国語の必要性をそれほど感じない環境なんだろうか? と感じました。
食べ物は美味しくヘルシー
どこで何を食べても概ね、美味しく、野菜や豆製品が多く、ヘルシーな感じでした。
ただの茹で野菜、ただの炒め野菜といったものが「こんなにおいしいのか」と驚きました。
大農業国でもある中国の一面かと思われます。
インターネット環境、参りました
仕事の都合上、日本とのインターネット通信必須の私は、通信環境の確保に参りました。
日本でVPNサービスを契約してはきたのですが、そのVPNサービスへのアクセスが不安定なのです。
結局、iPhoneの国際ローミングを利用するのが最も確実でした。パケット定額とはいえ、一日約3000円はイタかったです。
街のインフラの不備も、ちょっと参りました
一応、地下鉄などの公共交通機関は車椅子で利用できるのですが、
- リフトが故障している
- えらく古いタイプの車椅子昇降機が使われていてスリルとサスペンスありすぎる
- 地下鉄の構内を出るところまでは一応はエレベータがあるけれど、地上に出る手段はエスカレータしかない
といったことに困惑しまくりました。
インフラについては、日本、特に東京は、世界に冠たるものがあるかと思っています。
結論:でも、またぜひ行きたい
大気汚染には本当に参りましたが、ぜひまた行きたい、たいへん興味深い国だと感じました。