カラーボックスでおしゃれな机を作ろう
カラーボックスは収納棚として使用するのが一般的ですが、リメイク次第でオリジナルの机を作ることもできます。既製品に合わせるのではなく、カラーボックスで用途や使う人、その空間に合わせた机を作り、より快適な暮らしを目指しましょう。
カラーボックスで机をDIYするための基本ステップ
カラーボックスで机を作るのは比較的簡単な作業です。しかし、用途やサイズ感など確認せずに作ってしまうと、使いにくかったり置きたいスペースにうまくはまらなかったりという失敗を招く可能性も…。そんなことにならないように、カラーボックスの選び方から机の作り方までわかりやすく解説します。注意点やDIYにおすすめのアイテムも紹介するのぜひで参考にしてくださいね。
1.誰がどこで使う机をつくるのかを明確にする
カラーボックスで机を作る前に確認すべきことは、誰がどこで使用するのかということ。
使用する人に合った高さで、その場所に収まる大きさ、幅のカラーボックスを選びましょう。また、天板を選ぶときも幅を確認しスペースに収まるかどうかを確認しておきましょう。カラーボックスはメーカーによってサイズが異なりますが、3段のものだと机にしては高すぎるものがほとんど。
大人が使う場合、通常は70cmくらいの高さが使いやすいとされています。2段で高さが70cmのものを選ぶか、3段のカラーボックスの2段目の棚に天板を設置するなど工夫してみましょう。子供や幼児の机を作る場合は1カラーボックスを横置きにしたり、1段のキューブボックスでも良いでしょう。
2.その空間に合う素材・色のものを購入する
次はカラーボックスの机を設置する場所や使用シーンを想像してみましょう。リビングや子供部屋など、そのインテリアに合う色や素材のもの選ぶとインテリアに馴染みます。
カラーボックスの素材はほぼ木材ですが、中にはパルプボード素材のものも。耐荷重や使用目的を考慮して選びましょう。
3.カラーボックスの向きを決める
カラーボックスは通常使用するように縦置きの状態で、机の脚代わりとして使用します。天板に対し平行に置くと机を使用していない状態でも物が取りやすく、収納棚の役割を果たします。
参考書やファイルなど見せて収納したくない場合は、カラーボックスを垂直(向かい合わせ)に設置しましょう。そうすると、カラーボックスの背面が部屋側に向くので上手に隠すことができます。
4.天板の選び方
机に使用する天板は、厚さが2〜3cm以上の頑丈なものを選びましょう。ネットで注文することも可能ですが、ホームセンターでは種類な木材の中から選ぶことができ、好みの長さにカットしてくれるサービスがあります。配置する場所の長さ、カラーボックスの幅などをしっかりメモしてオーダーしましょう。
おしゃれな机を作りたいなら天板にもこだわりたい
幅105cm・奥行き45cm・高さ3.8cm
天然木を使用した古木のようなヴィンテージ風の天板。男前インテリアやインダストリアルなインテリア、カフェ風インテリアなどに似合います。
コスパ重視ならこちら
幅100cm・奥行59cm・高さ3cm
合成樹脂化粧繊維板(メラミン)でできた天板。厚さや強度も十分で天然木よりもお安く手に入れることができます。
天板の取り付け方
天板はカラーボックスの上に置いたり、2段目の棚に橋渡しするように設置して取り付けます。カラーボックスと天板が繋がるようにビスでしっかりと留めて固定しましょう。
ビスが見えてしまうのが気になる場合は裏側から留めたり、天板の上にボンドを塗り、その上に化粧板を貼るとビス留めした部分を隠すことができます。カラーボックスに滑り止めシートを敷いてその上に天板を置く方法もありますが、子供用の机やアイロンがけなどをする作業机として使用する場合、安全のためにビスで固定するのが安心です。
また、木材のトゲはヤスリなどでしっかりと処理しましょう。小さな子供向けに作る場合は角の丸い天板を選ぶなどケガをしないような対策が必要です。
工具を使わず天板を取り付けられるマット
サイズ200×165cm
天板とカラーボックスの間に敷くことができる滑り止めマット。ハサミやカッターで使用したい大きさに切って使用します。摩擦に強く破れにくいPVC樹脂製です。
5.好みにカスタマイズ
机の組み立てが完成したら自由にカスタマイズしましょう。コルクボードを貼って男前な雰囲気にしたり、好きな色柄のリメイクシートを貼れば印象がガラッとかわります。
すのこを使ってナチュラルなインテリアを目指すのもおすすめ。観葉植物のツルを這わせたり、麻紐を巻いたりして楽しみましょう♪また、すのこにフックを取り付ければ物を引っ掛けたり、ポスターなどを画鋲で留めておくこともできます。
蝶番を使って扉をつけるのも良いですね。自分好みにデコレーションしてお気に入りの机を作りましょう。
簡単に机をグレードアップできるアイテム
幅85×奥行56cm
高知県産桧の間伐材を使用したすのこ。抗菌・防虫・消臭効果が期待できる良質な商品です。机の正面にあたる壁や机のサイドに取り付けて、デコレーションするときにおすすめです。
すのこを買うならセットで用意したいS字フック
15個入り
このS字フックがあれば、紐状のものや穴のあるものをすのこに引っ掛けて吊るして収納することができます。ステンレス製で錆にくくて耐腐作用があるので長く使用することができる商品です。
カラーボックスで机ををつくるときに参考にしたい!おしゃれリメイク実例15選
1.カラーボックスがおしゃれなドレッサーに変身
カラーボックスで作った机をドレッサーとして使用するアイデア。全体をモノトーンでまとめておしゃれに仕上げています。リメイクシートを貼るだけでカラーボックス感がなくなりますね。
2.部屋全体をひとつのテーマでまとめるのがポイント
ナチュラルテイストのかわいい机。扉付きにすることで物を隠して収納することができ、どこに配置しても見栄えのするインテリアの一部になります。部屋全体のテイストを同じにすると統一感があってさらにおしゃれです。
3.話題のリビング学習も手作りデスクで
子供を見守りながら家事をこなし、会話もできるリビング学習用の机。キッチンの前に作るとキッチンカウンターとしても利用できます。カラーボックスは垂直に配置し、景観を損なわないよう美しさをキープ。子供用でもあえて大人っぽい椅子を置くことで自然にインテリアに馴染みます。
4.おもちゃ収納にもなるキッズデスク
2段のカラーボックスの棚に天板を配置し、子供サイズに作った机。カラーボックスを垂直に向かい合わせ、さらに収納ボックスを配置することで、レゴブロックや人形などの細々したおもちゃもすっきりと収納できます。
5.白で統一した清潔感のある幼児用デスク
机を白で統一しカラフルなおもちゃもすっきり収納しています。机に仕切り棚を置き、絵本を収納するアイデアもお見事!子供部屋やキッズスペースにおすすめです。
6.兄弟で使うなら天板をロングに
兄弟で机を使うなら大きな机をひとつ作ってシェアすればOK。これくらいの長さがあるなら強度アップ&間仕切りのために真ん中にスリムタイプのカラーボックスを置くとさらに良いですね。大きな星のウォールステッカーがアクセントになっていて素敵。大人もマネしたくなるようなかっこいいインテリアです。
7.男の子部屋の参考にしたいインテリア
まるでブルックリンのカフェのようなおしゃれなインテリア。色味を黒いカラーボックスと茶色い木材にすることがポイントです。最後にカフェ風の椅子を配置すれば大人顔負けの男前インテリアになりますよ。
8.ランドセルも収納できる机
2段のカラーボックスを3つ平行に配置し天板をつけて作った机。こちらも兄弟・姉妹でシェアできるような作りになっています。サイドにフックを取り付ければランドセルをかけておくことも可能。シンプルな電気スタンドとスツールもおしゃれです。
9.場所を取らないのもカラーボックスの良いところ
こちらの投稿者さんは、賃貸住宅にお住まいで、ひとつの子供部屋をふたりの子供が使っています。2段ベッドもあるので、ひとり1個学習机を置くスペースがないのでこのような机を手作りしたそうです。最小限のスペース&低価格で作ることができるのもカラーボックスDIYの醍醐味ですね。
10.シンプルだけどキュートな女の子用の机
こちらは学習机とおもちゃを分けて収納しています。机には女の子らしい色柄のリメイクシートを貼って明るい雰囲気に。ランドセルや教科書を収納できる自分だけの机は、きっと子供も大喜びするはずです。
11.和室にも似合うレトロな机
カラーボックスをL字型につなぎ合わせた机。和室に馴染むようなレトロな壁紙を貼り、昭和を感じるインテリアに仕上げています。キャスターをつけて置くと掃除などのときに移動しやすく便利です。小物や椅子も同じテイストで揃えると映画のセットのようなおしゃれな空間になりそうですね。
12.細部にまでこだわった大人用デスク
全体を落ち着いたブラウンで統一した机。扉と引き出しをアシンメトリーに設置するところがおしゃれ。取っ手もあえて違う種類のものを使っているところもポイントです。3段のカラーボックスを使用しているので椅子は高さのあるものをセレクトしています。
13.工夫を凝らした作業台
アイロン台やミシンを設置し手芸やDIYの作業スペースとして使用する机。すのこを壁に取り付け手芸道具を引っ掛けて収納。空間を上手に利用した収納術です。隣には大容量のカラーボックスを配置し、作業に必要な道具を収納。このスペースだけですべての作業が完結します。
14.強度抜群のミシン台
カラーボックスを3つ使用し、支えがない部分を最低限に抑えたミシン台。本格的なミシンは大きさ・重量があるのでこれくらい強度があると安心ですね。
キッチンとリビングを仕切るカウンターにも
キッチンとリビングの間に置くと、キッチンカウンタやダイニングテーブル、作業台などさまざまな用途で利用できます。全体的に白と木目調で統一しているので違和感がなく、既製品のように馴染んでいます。
カラーボックスで机をつくるならコレ!お勧めのメーカー5選
カラーボックスで机を作るときにおすすめのメーカーとおすすめ商品をご紹介します。ぜひカラーボックス選びの参考にしてくださいね。
1.ニトリ
幅60.9×奥行29.8×高さ71.8cm
耐荷重:棚板1枚あたり約10kg
ニトリのネット限定のカラーボックス。固定棚板の天板・底板の位置を自由に変えることができます。A4サイズが収納可能なので書類やノートなども整理できるので、机のリメイクにぴったりです。
2.アイリスオーヤマ
幅41.5×奥行29×高さ59cm
耐荷重:棚板1枚あたり約30kg・棚全体50kg
耐荷重に優れたカラーボックスと言えばアイリスオーヤマの製品。棚全体で50kgまで支えることができるので、ミシンやアイロン台などを使用する作業台やプリンターなど重い物を置いても大丈夫です。
3.コーナン
幅39×奥行29.2×高さ89.7cm
耐荷重:棚板1枚あたり約7kg
タナクイックというオリジナル部品を採用しているため、工具不要で組立が可能なカラーボックス。簡単に組み立てができるのでDIY初心者の女性にもおすすめです。高さがあるので高めの椅子をおいてドレッサー机として使うのも良いでよう。
4.楽天
幅42×奥行29×高さ89cm
耐荷重:棚板1枚あたり約5kg・棚全体20kg
同じカラーボックスが2個セットになったカラーボックス。CDなら最大444枚、DVDなら最大156枚、漫画(コミック本)なら最大156枚と、とにかく大容量の収納ができるカラーボックス。色も豊富でパステルカラーは女性や子供におすすめです。
5.アマゾン
幅34.5×奥行29.5×高さ34.5cm
耐荷重:約5kg
幼児向けのキッズデスクを作るときにおすすめ。「フタあり」「棚つき」「ノーマル」の3種類から選ぶことができるので、絵本やおもちゃなど収納するアイテムを考慮して選びましょう。
カラーボックスで作る机はあなただけの宝物
カラーボックスで作る机は、スペースにぴったり収まるサイズ、インテリアや好みにあった色で自分仕様にカスタマイズすることができます。既製品にはない手作りのあたたかみとオリジナリティが溢れる唯一の作品。きっとあなただけの特別な宝物となるでしょう。