氷水をかぶらずに、ALS患者さんのために寄付をする方法と仕掛け案

氷水を頭からかぶる自分の映像をシェアしてALSの認知度を上げる「アイスバケツチャレンジ」が話題になっています。

 このキャンペーンは、7月末にマサチューセッツ州在住のALS患者Pete Fratesさんの呼びかけで始まり、各地に広まった。参加者は、寄付をするか氷水を頭からかぶるかを選び(またはその両方を選択することも可能)、次の挑戦者を指名する。ALS Associationは米国時間8月13日、これまでに前年同時期の120万ドルを大きく上回る570万ドルの寄付金が集まったと述べた。

出典:MSやT-Mobileなど各社CEOが頭から氷水--ALS認知度向上のチャリティ活動で

ALS患者さんやご家族の方々には、言い尽くせないほどお世話になっている私ですが、冷凍庫がぎっしりで氷が作れません。

そこで、氷水をかぶるかわりに、日本のALS患者さんたちに対して寄付をする方法を調べてみました。

ふつうに、日本ALS協会に寄付する

日本には、ALS患者さん・ご家族等の当事者団体として、日本ALS協会があります。

協会の設立・維持には、「ハリー・ポッター」シリーズの翻訳者である松岡佑子さんと夫君(故人)も深く関わられています。

日本ALS協会サイト「ご寄付のお願い」ページには、郵便振替口座のみ記されています。

インターネット環境でこのエントリーを読んでいらっしゃる「郵便局で振替用紙に記入するなんて、やってられない」という方のために、公開されている郵便振替口座を、各銀行のネットバンキング向けに読み替えておきます。

■銀行名 ゆうちょ銀行

■金融機関コード 9900

■店番 019

■預金種目 当座

■店名 〇一九 店(ゼロイチキユウ店)

■口座番号 0009438

「氷水かぶりゲーム」でファンドレイズできたらなあ……

時間に余裕があったら、やってみたいことがあります。今、とても無理ですけど。

内容は「氷水かぶりゲーム」の制作と、そのゲームを用いた寄付の募集です。

私自身がゲームではほとんど遊ばないので、どういうゲームにしたらゲーマーにとって楽しいのかは理解できません。

でもクラウドファンディングを使った資金集めとゲームのプロデュースくらいはやれるかなあ? と、考えてみました。

  1. クラウドファンディングで、コンテスト(後述)賞金・審査者への謝礼・その他実費のための出資者を募る。30万円あれば大丈夫かと思われる。
  2. Webページを作成して「氷水かぶりゲーム」コンテストを開催。ゲームの条件は、一般的なパソコン+Webブラウザ・スマホで利用可能なことのみ。ただ、そこに寄付したくなる合法的かつ倫理上の問題のない仕掛けを含めること。くれぐれも「チャリティ版『コンプガチャ』かよ」ということにはならないように。
  3. 適正な審査を行い、そのプロセスをWebページで公開し、アフィリエイトや「投げ銭」でのちょっとした寄付を受けつけられるようにしておく。トップ5名に賞と賞金。
  4. 優勝したゲームを公開し、ゲームを通じて寄付を受け付ける。ゲームに広告をセットするとかするのも良いかもしれない。
  5. さてコンテストに50名が応募し、うち4名が「優勝作にはちょっと劣るけれども、それなり」の作品を応募していたとすれば、ゲーム作者候補はあと4名。1~2ヶ月おきに、新しいゲームをリリースしたとすれば、半年~1年程度は新鮮にゲームが楽しめる状況となっているはず。新しいゲームは、その時のALS患者支援プロモーションとリンクさせて制作すればいい。
  6. もちろん1ヶ月に1回程度、頂戴した寄付は日本ALS協会に寄付する。当たり前ですが(別に日本ALS協会でなくてもいいんですが、日本には他にありません)。

これが1年くらい続くと、ゲーム作家・アプリ作者の登竜門の一つとして、このコンテストが機能するようになるでしょう。

すると数年間、継続して寄付のための仕掛けとして機能することが期待できるわけです。

いかにも「チャリティ臭」「福祉臭」のするチャリティは好きじゃないので、こういう方法を考えてみました。