iPhone XRのポートレートモードで背景をぼかした写真が撮れるのは、被写体が人物の場合に限定されています。しかし、人気カメラアプリ「Halide」の開発者が、ペットなど人物以外でもポートレートモードは実現可能だ、と語っています。
iPhone XRの背景ぼかしは人物撮影限定
iPhone XRのリアカメラはシングルカメラですが、被写体が人物なら、背景をぼかして印象的な写真が撮影できるポートレートモードが利用可能です。
これは、被写体が人物だと認識した場合、機械学習を活用し被写界深度マップから背景部分をぼかす画像処理を行うことで実現されています。
そのため、ポートレートモード撮影時に人物が検出されないと警告が表示され、通常の写真として撮影されます。
「Halide」開発者、人物以外の背景もぼかす機能を開発中
高機能カメラアプリとして人気のある「Halide」の開発者が海外掲示板サイトRedditで、iPhone XRでペットなどの写真を撮影しても、背景をぼかすことができるバージョンを開発中であることを明かしました。
現時点では、iPhone XRのカメラから得られる被写界深度の解像度がiPhone XS/XS Maxなどのデュアルカメラと比べて低いため苦労しているようですが、将来のアップデートで利用可能になる見込みとのことです。
元Appleのデザイナーらが開発した「Halide」
「Halide」は、Appleの元デザイナーら開発したカメラアプリです。
同アプリの開発者は先日、iPhone XS/XS Maxのインカメラでセルフィー撮影すると勝手に「美肌撮影」されてしまう問題について「極端なノイズ処理が行われるため」と解説しています。
「美肌セルフィー問題」はiOS12.1へのアップデートで解決する見込みです。
iOS12.1の正式版は、10月30日のAppleスペシャルイベントと同日公開されると報じられており、iPhone XRやiPhone XS/XS Maxでポートレート撮影中、リアルタイムで背景のぼけ具合が調整可能になると見込まれています。