滋賀県障害児協会は、1956年に前身である滋賀県肢体不自由児協会を設立して以来、一貫して障害のある方々とそのご家族の支援に取り組んできました。
1997年には、湖北地域に身体障害者療護施設「湖北タウンホーム」を開設しました。この施設には、診療機関「湖北グリーブクリニック」を併設しています。また、2006年には湖南地域に身体障害者療護施設「湖南ホームタウン(かいつぶりハウス)」を、2007年には診療機関「かいつぶり診療所」を開設。重度の身体障害者へのケアと地域医療への貢献を、重ねて実践しています。
町の中の家=タウンホーム。
喧噪のシティホームでもなく、また寂しいカントリーホームでもなく、落ち着いた町並みの一角に「小さな町が出来たかのように住み着く」というのがタウンホームの基本的な考え方。夢に描いた通りの立地条件で、温かい近隣住民に囲まれて、笑いあったり声かけあったり…。暮らしというものは、きっとそんな他愛もない情景の中に紡ぎでているのだろうなと考えています。
滋賀県南部には、障害者福祉の資源が多数配置されています。ホームタウンは、こうした先進資源を有機的につなぐ役割を果たすとと共に、障害がある方自身が社会の真ん中で、自らの暮らしを発信する「拠点」として整備されました。
誰にも優しいまちづくりを進めるために、利用者と職員が力を合わせて、社会に貢献する事業体として、市民や自治体とも積極的に連携を図ります。