共産圏関連ジョーク 301~400

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301

ゴルバチョフ「おい君。肉の買出しがキエフであるようだから今すぐ
        赤の広場へ行ってくれ」
男「え!?肉の買出しはキエフじゃあ・・・・」
ゴ「馬鹿者。列の最後尾が赤の広場なんだ!」


302

「同志将軍、ファシストを防ぐ土嚢が足りません!」
「先程殺した人民がいるだろう。それを使いなさい」


303

エリツィンの御世、
モスクワでチェチェン人とウクライナ人とロシア人の車が衝突して全損。

ベンツに乗っていたチェチェン人曰く
買い直すのに一週間働かなきゃならん。

BMWにに乗っていたウクライナ人曰く
俺は一ヶ月働かなきゃならん。

ジグリに乗っていたロシア人曰く
ああ、もう一生働いても買いなおせない…

それを聞いた二人
お前は一体どんな高級車に乗ってたんだ?


304

あるペレストロイカ期のソ連では石鹸と紅茶が不足していた。

「どうして、よりによってこの国には石鹸がないんだ?」
「そりゃ、共産党が過去の罪を洗い落としてる真っ最中だからさ」


305

シベリアでは、
30℃は暑さではない
-30℃は寒さではない
30kmは距離ではない
30度は酒ではない

<解説>
シベリアの一部では夏には40度を軽く上回ります。


306

街に食糧や物が不足しているのはなぜか?
それは、それらが街の近くの大きな穴に投げこまれているからだ。
問題なのは誰もその穴の場所を知らないことだ。


307

ペレストロイカ期
プラウダが、行列がいつ無くなるかという世論調査を行った。
驚くべきことに皆楽観的で1、2年の内に無くなると答えた。
「そりゃああんた、売りに出る品物が無くなるからさ


308

90年代の政治誌には、
「(各共和国がソ連邦脱退を表明している状況で)
 ロシアと穀倉地帯を持つウクライナと眠れる天然
 資源を持つヤクートが残れば、ソ連は世界でもっ
 とも豊かな国になれる可能性を持つ」
と書いてあった。

しかし、これは完全ではない。
ロシアが脱退しなくてはどうにもならないのだから。


309

ゴルビーが西欧各国を訪問した。
まず西ドイツに入ったとき、洋服店で背広を注文しようとした。
ところが仕立て屋は「あなたのような巨大な人物を包めるだけの
服など私にはとても作れません」と恐る恐る断った。
フランス、イギリス、イタリアと他の国でも同じような対応だった。

そして愛しのソ連邦はモスクワに帰り、
そこの洋服店で改めて背広を注文した。
店主は快諾した。
ゴルビー「さすがは我が祖国だ。西のやつらはみな、
      布地が足りないなどとぬかしおった。」
店主「いえいえ、西側諸国ではあなたは大人物だそうですが、
    我が母国では小人物にすぎないんですよ。


310

ソ連が侵攻して来たものの、アメリカが救援に来ない某国で
「このままではソ連に占領される。どうすべきか?」
「今からでもアメリカに宣戦布告すべきです。
 手始めにハワイのアメリカ軍を攻撃なさい。」


311

ペレストロイカ時代、ゴルビーが演説中
「諸君、二年後には電気の供給が止まってしまう」
誰かが叫んだ「一日12時間働こう!」
「諸君、五年後には天然ガスが枯渇する」
同じ男が叫んだ「一日18時間働こう!」
「十年後には食糧の配給も止まる」「一日24時間ぶっ通しで働こう!」
感激したゴルビー、彼を招いて尋ねた
「ありがとう同志、君はどこの労働者なんだね」
「おれは墓掘り人でさぁ」


312

ジフコフ(旧ブルガリアの独裁者)が脳腫瘍の手術が必要となり、
米国からは費用2万ドルで所要時間20分、ソ連からは無料で4時間、と
それぞれオファーがあった。
米国を選んで手術は成功したが、所要時間がなんと8時間20分!
ジフコフは契約違反と言い立て、結局踏み倒して帰国してしまった。
が、後日送られてきた請求書明細によると、石のように固い頭を
切開するのに4時間、脳を探し出すのに4時間、実際の処置に20分、
とあった。


313

ある日一人の男がベランダから落ちてきた植木鉢に頭を直撃、即死した。
周囲の人たちは口々に言った。
「何たる事だ、植木鉢が落ちてくるとは。これではおちおち外も歩けない」
しかし被害者のポケットからKGBの身分証が出てくると、人々は
再び口々に言った。
「何たる事だ、KGBがやたら増えたもんだ。これではおちおち植木鉢も
 落ちれないぞ」


314

米大統領、英首相、ソ連書記長の乗った飛行機が不時着し、
人食い人種の捕虜になってしまった。
酋長曰く、「我々にわからない言葉を言った者は解放してやる」
大統領は「キャデラック」と言ったが、人食い達はしばらく話し込み
やがてそれは車の事だと見破り、大統領を食ってしまった。
首相は「ビッグベン」と言ったが、人食い達はまたしばらく話し込み
やがてそれは時計台の事だと見破り、首相を食ってしまった。
最後に書記長は「党政治局」と言った。すると人食い達は相当長時間
話し込んだがついに言い当てられず、しぶしぶ書記長を解放した。
「負けた。一体全体どういう意味の言葉なのだ教えてくれ」
書記長答えて曰く「あんたらと同じ事だ。しばしヒソヒソ話をして、
            話がついたら誰かが消されるという訳さ」


315

 監獄で三人の囚人が話していた。
「おれはサボタージュのかどで逮捕されたんだ。
 工場に五分遅刻したもんで」
「そうか。おれは反対に五分早く出勤したために逮捕されちまった。
 スパイ容疑で」
「おれなんか、時間きっかりに職場に着いたんで逮捕されたんだぞ。
 西側の時計を持っているという容疑で」


316

フルシチョフの没落。
「クズモヴィッチ、どうして党を除名になったんだ?」
「フルシチョフの引き下ろしに協力しなかったからだとさ」
「だけど、きみはそんなに大物じゃないだろう?」
「ある日、党の書記がおれの部屋にやってきて、
 『そのごろつきの写真を壁から降ろすんだ』って言ったんだ。
 で、おれはつい、こう尋ねてしまってね。『どの?』」


317

工場の財産を労働者たちがくすねるのを防ぐために、
門では守衛が見張っている。その守衛が、手押し車に袋を乗せて
通り過ぎようとするイワンに目を付けた。
「袋の中はなんだ? イワン」
「おがくずでさ。こいつをうちでたき付けにするのを監督さんが
 許可してくれたんだ」
 しかし、守衛はイワンの言葉を信用しない。
「開けるんだ!」
 袋の中味がぶちまけられる。本当におがくずしか入っていない。
 次の日も同じ場面が繰り返される。
「今度はだまされないぞ。開けろ!」
 イワンは袋を開ける。やはり、おがくず以外なにもない。
三日目、四日目と、同じことが繰り返される。
七日目、ついに守衛は根負けしてしまった。
「なあイワン、お前が何かくすねてるってことはわかってるんだ。
 だけど、もうおれは検査しないよ。おれは見て見ぬふりをする。
 誰にも言わない。だから、こっそり教えてくれ。
 いったい何をくすねてるんだ?」
「手押し車」


318

1941年9月、ドイツ軍がレニングラードに侵攻し、たちまち包囲されて
しまった。ソ連軍の善戦のもと、戦いは長引いた。とある日、守備隊長
から「至急送ってほしい」との電報が届く。武器がたりなくなったのかと
思っていたら、

「もっと度数の高いウォッカを送って下さい。戸外の気温は零下45度。
 ここにあるウォッカは40度。とても戦争になりません。」


319

日本人の自動車技術者とロシア人技術者が、
自動車の機密性の実験について話し合っている。
日本人技術者
「わが国では機密性を試すためには、猫を一晩車の中に入れておきます。
次の日に、猫が窒息死していたら、機密性が十分だと判断します」
ロシア人技術者
「わが国でも、機密性を試すために、猫を一晩車の中に入れておきます。
次の日に、猫が車の中にいたら、穴があいていないと判断します」


320

ロシア人がアメリカに亡命してきた。
彼には住む場所と、仕事が与えられた。
仕事は途中1時間の休憩があるだけの11時間労働。
そのロシア人はその条件を聞いて泣き出した。

「氏ぬ思いで逃げてきたのに、俺にはパート働きしかさせてもらえない。」


321

プーチン大統領が、数人の閣僚候補を部屋に呼び、「極秘」印の押された
封筒を首相に届けるように命じた。
途中、一人の候補がトイレに寄り、こっそり封筒を開けると、
こう書かれていた。
「合格だ。私の部屋に戻ってくれたまえ。」


322

冷戦時代の東側のジョーク
囚人A「新入り、お前は何でぶち込まれたんだ。」
囚人B「それが何もしていないのに15年もくらっちまったんだ。」
囚人A「嘘をつくんじゃない。何もしてない奴は5年しかくらわずに済む。」


323

マルクスが金持ちだったら、
「貧乏人のひがみ思想って陰口を叩かれることもなかったろうに。


324

 ピカソが死んだ直後に、ソ連の文化大臣が死んだ。

 あの世で閻魔様がピカソに言った。
  閻魔「おまえは誰だ?」
  ピカソ「ピカソです。 」
  閻魔「その証拠をみせろ!」
  ピカソ「それでは… 」
 ピカソはハトの絵を描いた。
  閻魔「確かにまちがいない。通れ!」

 その直後に文化大臣が来た。
  閻魔「おまえは誰だ?」
  大臣「ソ連の文化大臣よ!知らないの? 」
  閻魔「知らんよ。なにか証拠はないのか? 」
  大臣「何にもないわ・」
  閻魔「そうか… そうだ! いま通った人は誰だ?」
     文化大臣なら知ってるはずだ。」
  大臣「知らないわ…あんな人。」

 閻魔は大臣の顔をしげしげと見つめていった。
  閻魔「なるほど、おまえは確かにソ連の文化大臣だ。とおってよし!」


325

フルシチョフが現代美術の展覧会にいったときのこと。
「なんだこれは!まるで訳がわからん。ケツに耳が生えとる。」
「フルシチョフ同志。それは鏡です。」


326

スターリンは死後、信じていなかった神の前にいた。
神「スターリン。お前は暴虐な男だったが、
  特別に地獄と天国どちらに行くか選ばせてやる」
神はサタンに天国と地獄を案内させた。
天国は平穏だが退屈でスターリンはすぐに飽きてしまった。
一方地獄では、昼は最高の酒と料理でもてなされ、
夜は目のくらむような美女と寝所をともにした。
もちろん、彼は地獄を選んだ。
すると、サタンはムチを取り出しスターリンに過酷な労働をさせた。
スターリン「話が違うじゃないか、サタン同志!」
サタン「あきらめろ。お前の国と同じだということだ。
    観光ビザと就労ビザでは違って当たり前だろ」


327

アメリカ人が、ソ連に行った。
すると、ロシア人の男が二人、片方が穴を掘り、
もう片方が穴を埋め戻すという作業を延々と行っていた。
アメリカ人が、一体何をやっているのかと尋ねると、彼らはこう答えた。
「俺たちは植木屋だ。で、俺は穴を掘る役、こいつは穴を埋め戻す役。
 で、あと一人、木を植える仕事の奴がいるが、今日は休みなんだ。」


328

カストロが兵士の一人をスパイとしてアメリカに送った。
しばらくたっても、そいつから音沙汰がないので彼はこう言い放った

『また、裏切り者か!』

その後、数年が経ち、ようやくそのスパイが戻って来た。
カストロは喜び『さすが、わが同士!』と褒めたたえ、彼に米国の
様子をきいた。

兵士「アメリカは時代に逆行しているとしか思えません。」

カストロ『何故だ?』

兵士「いまだに3年前と同じように食事をしています。」


329

中国で高名なグルメ評論家が、北京の北京ダック専門店に行きました。
そのレストランの料理長は、「何がグルメ評論家だ!」と、気に入らず、
評論家を試すつもりで、まず、南京産のアヒルを使って北京ダックを。
テーブルに持っていったところ、
評論家はおもむろにダックの肛門に指を突っ込み、
引き出して、クンクンとにおいをかぎ、
「これは北京のアヒルではない!南京のだ!
 よって北京ダックではない!」
料理人はまだ信用しきれないので、今度は広東のアヒルをつかうと、
また肛門に指を突っ込み、クンクン・・・「これは広東のアヒルだ!!」
さすがに感心した料理長は、
最後はおとなしく北京のアヒルの北京ダックを出しました。
しかし、料理長は、サーブしたまま、評論家の側を離れようとしません。
不思議に思った評論家が聞くと、
「私は親に捨てられた身寄りがわからない孤児です。
・・・もし、よろしければ」


330

ある外国人がアフガン人に、
ソ連軍はいつアフガニスタンから出ていくのかと尋ねた。

その回答:
「この問題は自然な解決と超自然的な解決の二つが考えられます。
 自然な解決とは、
 神が天から降りてきてソ連軍をモスクワまで連れ帰ること。
 超自然的な解決とは、
 ロシア人が考えを変え、自分の意志でモスクワに帰ることです。」


331

Q.ソ連市民の書簡のやりとりは検閲されているのか?

A.されていない。しかし、反ソ的な内容の手紙は名宛人には届かない。


332

チェルネンコの葬儀が終わるとクレムリンに電話がかかったきた。
「もしもし、あなた方に党書記長がお入り用じゃないでしょうか?」
「何を言ってるんだ。あなた馬鹿じゃないか?」
「そこなんです!馬鹿で、老人で、病人ときてるんですよ。」


333

スターリン元帥が、緊急政治局会議を開いた。
緊張する政治局員を前に、元帥は聞きづらいグルジア訛でまくしたてた。
スターリン「シぐさま作家と知識人と赤軍将校と看護婦長を100名、
       粛正せよ!、そリからカザン駅を緑色に塗れ!」
フルシチョフ「……しっ、しかし同志首相、
        なにゆえにカザン駅を緑色に?」
スターリン「第一番目の提起に、異論が無いのは予測していた……」


334

夜はマイナス50度になるというシベリアのホテルには暖房がなく
ベッドの枕元にひとつ小瓶が置いてある
その但し書き

「寝る前に枕元のタバスコ・ソースをひとさじおのみ下さい
 特に寒がりの方はふたさじおのみ下さい」


335

毛沢東「最近、東南アジアやインドへの亡命者が増えて困ってます」
スターリン「うちも逃亡者を射殺するなど強化しています」
チョイバルサン「その点、亡命者ゼロです」
毛沢東・スターリン「凄いな」
チョイバルサン「地図を見れば亡命する気など起きませんよ。」


336

メーデーの行進で、高齢の老人の行列がプラカードを掲げていた。
「私達の幸福な少年時代にたいして同士スターリンよありがとう。」
制服をきた男が走ってきた。
「どうしたのです、あなた方は?愚弄しようというのですか?
 あなた方が 子供のころはまだ同士スターリンは生まれて
 いなかったじゃないですか!」
「だからこそ、彼に感謝しているのじゃよ!」


337

ブレジネフが自宅で目覚めた頃、朝陽がのぼってこう歌った。
「同志ブレジネフ、希望の星。世界中があなたを讃える。
今日も健康で仕事にお励みください。」
ブレジネフは大満足でクレムリンに向かった。
夕暮れ、執務室のベランダに出たブレジネフに夕日はこう言った。
「このボケ老人、インポ野郎。はやくくたばりやがれ。」
ブレジネフは驚いて
「お前、朝と行っていることが違うじゃないか!」
「この老衰ジジイ。おれはもう西側にいるんだよ。」と太陽 。


338

ある朝、クレムリンに登庁してきたブレジネフが、     
勲章をひとつも付けていなかったのを見て、側近のひとりが 
不思議に思って尋ねた。                 
「同志書記長、今日はどうして勲章をつけていないのです?」
するとブレジネフは胸に手を当て、慌てた様子でこう言った。
「しまった! パジャマにつけっぱなしだ!」


339

ある日、何かの用事で執務室に入ってきた側近に向かって
ブレジネフが声をかけた。
「君、私の新しい著書は、もう読んだかね?」
すると側近はぎくりとし、後ずさりしながら答えた。
「もちろんですよ、同志書記長。すばらしい傑作でした!」
「おいおい君、なぜそう後ずさりするのだね?」
「いえ、あの本についてお話ししたら、部屋に戻ってもう一度
読み返したくなりまして。本当に傑作ですよ、同志書記長」
側近はそう言って、逃げ出すように部屋を出ていった。
ブレジネフはひとりになると、書棚にある自分の著書を眺めて
つぶやいた。                      
「誰に聞いても傑作だというから、私も読んでおこうかな」


340

鄧小平が内陸部の貧困農村地帯に視察に行ったときのこと。
農民に対して、「今必要なものは何ですか?」と尋ねた。
その農民は、「陳勝と呉広」と答えた。

<解説>
陳勝と呉広は秦に対して蜂起した農民反乱軍の首領。


341

某ソ連の指導者がイタコにレーニンの霊を呼び出してもらた時のこと。
ソ連の現状を誇らしげに報告する指導者に対してレーニンはこういった。

すぐに封印列車を用意してくれ。


342

終戦直後のポーランド。
おばあさん役所へ行った。
役所の壁を見るとでっかい肖像画。
おばあさん役人さんに聞いてみた。
もし、お若いの、あの絵は誰じゃね?
何言ってるんだばあさん、同志スターリンじゃないか。
その人は偉いのかね?
当たり前だ、ドイツ野郎を追い払ってくれた、
ポーランドの大恩人だよ。
おお、そうかい。そりゃありがたやありがたや。
で、お若いの?
なんだい、ばあさん。
その同志スターリンとやらは、
いつになったらロシア人を追い払ってくれるのかのう。


343

第二次世界大戦のヨーロッパ東部戦線。
ドイツ兵が拡声器で叫ぶ。
「ロシア兵よ、投降せよ!」
塹壕の中でしばし話し合いが持たれたあとで大声で聞き返す声。
「おいらたちウズベク人はいらねえだか?」


344

昔周恩来と劉少奇がある村にたどり着いて、その村の長老に尋ねた。
劉少奇「この村には18歳以上の処女はいるか?」
長老「おりませぬ」
劉少奇「では16歳以上の処女はいるか?」
長老「おりませぬ」
周恩来「劉同志、ここはすでに毛主席がいらっしゃった後なんだよ」


345

フルシチョフは自ら当時最新の宇宙船打ち上げ基地を案内した。
『どうです、すごいでしょう。さあこのボタンを押してみて』
ジスカールデスタンは勧められるままポチっとな。
『あっ、た、大変だ。パリが真っ黒こげになってしまいました』


346

Q.いつもお腹を空かしていて長さが500mもあるものってなーに?

A.モスクワの肉屋に並ぶ人の列


347

ブレジネフと毛沢東が中ソ国境を歩いていた。
勿論ブレジネフはソ連側を、毛沢東は中国側を歩いていたが。

二人はいろいろと言い争いをしていた。
マルクス主義の解釈、プロレタリアの定義、世界革命について。
そして二人が口論しながら歩いていくと、ソ連側にヤギが一頭現れた。

「同志ヤギよ、今月の計画生産量の乳は生産したか?」
「お前はバカだなあ、ブタなんかと話してゲラゲラ。」

するとブレジネフは勝ち誇ったように毛沢東にこう言った。

「バカだなあ、あなたはヤギとブタの区別もつかないのですか?」
「まさか、私は今ヤギと話していたのですよ。」


348

ゴルバチョフ政権下のソビエト。あるデパートでは、グラスノスチ精神に
のっとり、接客態度を改めることに決めた。
洋品売場に来た客が売り子にたずねた。
「すみません。手袋を探しているのですが」
「長さはいかほどですか?短いの、中ぐらいの、長いのとありますが」
「どんな長さでもかまいません」
「わかりました。ではウール、木綿、革のどれをご希望でしょうか?」
「革です」
「お客さまが手袋に合わせてお召しになるコートのお色は?」
「茶色よ。それがどうしたの?」
「茶色といっても色々ありますのよ。もしよろしければ、明日、その
 コートをお持ち願えませんでしょうか。私どものほうで、コートの
 色にマッチした手袋を探させていただきます」
そのとき、客の後ろに並んでいた主婦が口をはさんだ。
「あんた、その手袋はあきらめたほうがいいわね。私なんか2度も
 トイレットカバーを持ってきて、最後はお尻まで出して見せたのに、
 まだマッチしたトイレットペーパーを見つけてくれないんだから!」


349

ソ連兵「ナチを追い払うことに成功した!」
住民「ほれ、だから今年は大雪だったんだ。」


350

東ドイツのホーネッカー議長が、西ドイツのコール首相と会談した。
ホーネッカー「君は閣僚をどういう基準で集めているのか?」
コール「簡単さ。頭のいいのを選んでるんだ」
そこにゲンシャー外相がやってきた。
コール「ゲンシャー君。君の両親の子供で、君の兄弟でも姉妹でも
ないのは誰かね?」
ゲンシャー「それは私です、首相」
感心したホーネッカーは、帰国すると、官房長官を呼んだ。
ホーネッカー「君の両親の子供で、君の兄弟でも姉妹でもないのは
誰かね?」
官房長官「24時間の猶予をください。必ず見つけだします」
官房長官は党と政府に協力を要請し、国中でその人を捜し始めた。
翌日。
官房長官「すみません。まだ見つかりません」
ホーネッカー「しかたのないやつだな。それでは答えを教えてやろう。
その人物はゲンシャーだ」


351

ポーランド人とラディッシュの共通点は?

外側は赤いが中身は白い


352

先生が生徒にたずねた。
「パブロフ君、シベリアはどこにあるかな?」
「アジアです。」
「どういう方法でそこへ行けるかな?」
「裁判所を通じて行くのが一番簡単です!」


353

神様はアダムの肋骨からイブをつくりました。
それから神様はアダムに言いました。
「汝の妻を選べ」
これがスターリン式選挙のはじまりです。


354

通信歴史博覧会場にて

イギリス館 港に並んだ船が郵便物を下ろしている写真を展示
「我々は、300年以上前に、世界を覆う郵便制度を創り上げた」

アメリカ館 荒野にならぶ電信柱の写真を展示
「我々は、世界に先駆けて、画期的な電話通信網を敷設した」

ロシア館 シベリアの荒れ果てた道路の写真を展示
「我々は、連邦時代、既に携帯電話を普及させていた」

<解説>
ポストも電柱もないのはお前らより進んでて携帯があったからなんだよ、
という負け惜しみ。


355

ガガーリン「今度宇宙に行くことになったんだ。」
母「宇宙とやらにソーセージは売ってるのかい?」


356

西ドイツの子供「へへ、こっちにはバナナがあるんだよ。」
東ドイツの子供「ふん、こっちには人民民主主義がある。」
西ドイツの子供「こっちだって、いずれ人民民主主義ができるさ。」
東ドイツの子供「はっ、そうしたらバナナが無くなる訳だ。」


357

Q.裸の尻でハリネズミの上に座ることは可能か?

A.可能である
  その1 その尻が自分の尻ではないとき
  その2 針が全部切り取られているとき
  その3 スターリンが命令するとき


358

「ポーランド」
わが国は世界で一番広い国だ。
領土はヨーロッパに・・・
首都はモスクワに・・・
国民はシベリアにいる。


359

Q:「モスクワで一番眺めがいいのはどこですか?」

A:「ルビヤンカの地下室。そこからはシベリアまでが見渡せる」

<解説>
※ルビヤンカ→KGB本部の俗称


360

第三次中東戦争勃発。兵力で圧倒し最新式のソ連式装備を備えた
はずのアラブ側はイスラエル相手にズタズタ。

 事態収拾後責任者が呼び出され責任追及。

「最新式の装備を持ち、兵力も圧倒しているのにまったくなすすべもなく
 退却を続けたのはなぜか?」

「ソ連軍事顧問団から渡された戦術マニュアルのとおりにしたら
 こうなりました。」

「ばかなことを。ナポレオンを撃退し、ナチスを打ち破ったわが軍の
 マニュアルどおりにやればこんな失態はないはず」

「でもこう書いてあります。敵の侵攻を受けたときは、まず敵を国土深く
 さそいこみ、降雪を待ち、しかるのち冬将軍と共に反撃すべし。と」


361

秘密警察長官に部下がこういった。

部下「Aの刑は国外追放に決まりました」
長官「そうか。あれだけ党の批判をしたのだから、
    死刑にならなくて幸いだといえよう」
部下「ところで、奴が密かに帰国しようと考えるかもしれません。
    監視をつけましょう」
長官「少しでも頭があるなら、
    誰が好き好んでわが国に帰ってこようなどと考えるかね」
部下「少しでも頭があるなら、党の批判などできません」
長官「急いで監視をつけるように」


362

共和制ローマの独裁者スラは、壮絶な粛清人事を行った後、周囲が驚く
のをよそに自発的に独裁官の地位を本当に退いてしまい、私人としての
生活に戻った。あるとき、道を歩いていると、一人の男が散々悪口を言い
始めた。するとスラは友人にこういった。
「馬鹿な男だ。そんなことをしていると、自発的に権力の座から退くものな
 ど一人もいなくなるぞ」
スターリンの後継者であるフルシチョフは、スターリンの死後おおっぴらに
スターリン批判を始めた。すると金日成はこういった。
「馬鹿な男だ。そんなことをしていると、世襲以外に権力を委譲しようとす
 るやつなど一人もいなくなるぞ」


363

ドイツ兵「あそこら辺のどこかにイワンの狙撃兵どもが篭っています」
小隊長「厄介だな。掃討には1週間かかるかもしれない」

副官「あそこの村一帯に約1個大隊規模のロシア軍が守備しています」
大隊長「そうか。準備も含めて4日ほど足止めされるかもしれないな」

参謀「我が軍の前方にはソビエト軍1個軍が戦線を敷いています」
軍団長「そうか。2日もあれば十分だな」


364

ソ連の高官が日本の商社マンを案内してこういった。
「どうですか、わが国は」
「はい、いろいろ案内ありがとうございます。
 ところで早速の商談の件なのですが」
そういって手渡した見積もりにはこう書いてあった。
ミネラル・ウォーターA
キャビアの缶詰B
布類C
機械類D
「これはどういうことですか。
 わが国が誇る機械産業がDランクでしかないとは」
「どうやらおたくの国では人が手をかければかけるほど
 質が悪化していくようですな」


365

学者「君たち、そんなにこの国がいやならば、党の批判をしたまえ」
生徒「しかしそんなことをしたら・・・」
学者「運がよければ国外追放になる。もっと運がよければ早々に天国へ
    行ける。どちらにしろここよりはるかによいところだよ」
生徒「天国とはなんですか・・・?」
学者「嘆かわしい。
    共産主義は君たちから天国という概念さえ奪ってしまったのか。
生徒「いえ、一応知っています。
    ただ、どうも先生のおっしゃられるのとは違うのものかと思いまして」
学者「なぜだね?」
生徒「もしそんなに天国がよいところならば、
    なぜ先生は党の批判をなさらないのですか?」
学者「天国にある酒はワインであってウォッカではないからさ」


366

教師「科学的かつ進歩的なわが国では宗教などという
    いかがわしい迷信は排除されています。」
生徒「でも先生、私は神様はいるんじゃないかと思います」
教師「そんな非科学的な言ってはいけません。
    そんなことを信じていたら魔女のバアさんに呪われますよ」


367

民主主義と人民民主主義の違いは何か?
上着と拘束着の違いである。


368

共産党の集会にて
「ノルマを超過達成した労働者は、共産党が海外旅行へ招待する」
「わぁぁぁぁ」(喜びの歓声)
「もし、諸君がノルマを達成できなくとも、党は国内旅行に招待しよう」
「おぉぉぉぉ」(喜びの歓声)
「場所はどこですか」
「海外の場合はハンガリーかチェコかアフガニスタン」
「国内は当然シベリヤ」


369

いつ共産主義社会が実現するのか。
最新式のコンピュータにあらゆるデータを導入して計算。

答は・・「8キロメートル」

おかしいとばかりに何度計算しても答は変わらない。

突然技師の一人が叫んだ。
「わかったぞ。ブレジネフが言ってるじゃないか。
 5カ年計画が達成されるたび共産主義社会に1歩近づくと。」


370

ソ連のモスクワ歴史博物館から物を盗んだ男が逮捕された。

警官「おまえは、どうして電話機なんか盗んだのだ?」

男 「それは……、ウチにあるものより性能が良さそうだったから……」


371

チェコのジョーク。

Q 兵士シュヴェイクとわが国の首相との違いは何か?

A シュヴェイクは利口なのにバカのふりをしている。

<解説>
シュヴェイクとは、「兵士シュヴェイクの冒険」(J・ハシェク著 岩波文庫にあり)
の主人公。


372

とある小国の議会にて。

「本日の議題は二つあります。
 第一に今もって雨漏りのする議事堂の修繕について。
 第二に我が国の共産主義化についてです。

 第一の議題については修繕するための建材にすら事欠くため保留。
 よって第二の議題を早急に採択すべきかと思われます」


373

不入りに悩む国立サーカスの団長が起死回生のアイディアを思いつく。

翌日町にはこんなポスターが。
「通常の演目に加えて ”特別ショー”を行います。これがお気に
 召さなかった場合は入場料を10倍にしてお返しします」

 瞬く間に20日間のチケットは売り切れ。

 公演初日。第一部終了後団長が ”特別ショー”の口上。
「これより特別ショーを開演いたします。お気に召さない時は出口にて
 遠慮なく申し出てください」

「それでは同志諸君お待たせいたしました。
 これより輝けるKGB管弦楽団が
 インターナショナルの演奏をいたします。」


374

共産党の旗はどうして赤いの?

人民の血で染まっているからさ。


375

党の指導者となったフルシチョフがクレムリンに母親を呼んだ。
そして可能な限りの豪奢な部屋に案内して言った。
「ママ、この部屋でゆっくりと休んでね。
 そして何かあったらこの電話で人を呼んで何でも言いつければ
 いいからね。 もちろんどこかにでかけたくなったらいつでも
 運転手つきの車を用意するから」
すると母親は突然大粒の涙を流しながら泣き出した。
「ママ!いったいどうしたの!?」
「いや、なんでもないんだよ。
 ただね、またあの醜悪なボルシェヴィキがやってきて全てを
 奪い去ってしまうんじゃないかと思ってね」


376

秘密警察に新米が入った。やる気満点。
早速任務。
「今宵行われる党書記長の演説会に西側のスパイが紛れ込んでいる。
 お前は会場を見張り、怪しいと思うものを知らせろ。」

2時間後
「5列目の右から2番目と7列目の左端のやつだと思います」
捕まえてみるとはたして大当たり。
初任務にて初手柄。書記長自らが直接会って功績をたたえた。

その後の話の中で
「ところで君はなぜやつらがスパイだとわかったのかね」

「はい、私は同志書記長の言葉を信じただけです。
 「階級の敵は眠らない』と言う言葉を。」
「2時間の演説の間居眠りしなかったのはやつらだけでした。」
「よし、ではお前に旅行の褒美を与えよう」
彼はシベリアに送られた


377

クレムリンでの会議で、スターリンが怒り狂って叫んでいた。
「一体どこの大馬鹿野郎が、そんな事言ったんだ!」
側近があわててスターリンに耳打ちした。
「マルクスです」
スターリンは大きくうなづいて言った。
「成る程!ドイツのいかれた政治家が言ったんだな」


378


 代表選挙の後、当選した議員が町に出て懇親を深める。

八百屋の店先で店主に話しかける。
「君も投票してくれたんだろう?ありがとう。」
「もちろんですよ同志。
 そうだ、棚の上にあるものなんでも持ってってくださいよ」

嬉しそうに棚の上を見た議員の顔がこわばる。
「棚の上って、腐ったメロンが1つきりじゃないか。」

「でもあたしは投票しましたよ」


379

投票所で封筒を手渡されたのにミーシャは投票箱の前で立ち止まって
考えこんでいる。

「はやくしないか、なにをグズグズしてる。」と投票管理人

「いや右手で投票しようか左手で投票しようか迷ってんです」とミーシャ

「ひとつぐらい私が決める事があってもいいんじゃないかと」


380

書店にて
客 「君、マルクスやレーニンの本はどこに置いてあるかね?」
店員「はい、幻想文学のコーナーなら左の奥ですよ」


381

空想から幻想へ


382

西側に亡命しようとしたソ連人民がつかまった。
彼はシベリアに流刑と決まったが、そこで一言
「アメリカはひどい所らしいから、そこに流刑してくれ」


383

アメリカに引き続きソビエトも核兵器を保有。

 ピョートルとパヴェルが赤の広場で出会う。ピョートルは浮かない顔。
「どうしたんだよ」とパヴェル。
「いや、どうってことないんだけどね。近頃アメリカの好戦主義者が
 どうこうという記事がよく出てるだろ?
 それでな、戦争がおきたらどうしようかと思うと心配なんだ」

「そんなことなら心配するなよ。俺たちはあらゆる戦争を防止できる
 手段を手に入れたんだよ。まあよく聞きな。俺たち は原子爆弾を
 1ダース用意して12個のトランクにつめこんで、そいつをアメリカの
 重要な12の場所に置けばいい。」
「そこでだ、アメリカ人が戦争だと言ってきたらリモコンでドカン!!
 これでアメリカはおしまい。わかったか?」

しかしピョートルはあいかわらず心配げ。
いらいらしたパヴェルが声を荒げる。
「なんだよ、俺の言った計画がわからないのか?」

「いや、計画は上等だよ。原子爆弾は2ダースだってあるだろうし、
 リモコンも大丈夫だろう。」

「でも、12個ものカバンはどうやって用意する?」


384

ブレジネフがラジオ演説を行った。

「同志のみなさん、悲しいお知らせと良いお知らせがあります。
 悲しいお知らせは これから7年間、糞しか食べるものがありません。
 良いお知らせはそれがふんだんにあることです」


385

「ソ連の作家とフランスの作家との違いは?」
「フランスでは何年も牢屋にはいったあとで、ベストセラーを書くが、
 ソ連ではその逆。まず本を書き、それから牢屋へはいる」


386

ポルポトが重い病気にかかった。
死の危険を感じた彼は、側近に医者を呼ぶように言った。

側近「国内の医者は、貴方の命令により、ひとり残らず粛清致しました」
ポルポト「とにかく、医者を呼べ。お前も粛清されたいのか?」

側近は必死で国中を駆け回り、やっとの事で医者をみつけてきた。
それは、まじない医者だった。


387

東欧の国で軍の士官の入れ替えのためのコンクールが行われていた。
二人の応募があった。

委員が一人目に:

「幾つ言葉を話せます?」
「3つです。行政用の、それからくだけた言葉、
 それに辞書が有ればロシア語も・・」

「ところであなたは?」もう一人の応募者に聞いた。
「2つです。行政用のくだけたのと、通訳がおればロシア語もね」


388

ソウル五輪をテレビで見たゴルバチョフ書記長が、
側近のアジア問題専門家に言った。

「朝鮮には南北二つの国があるが、米国がよい方の朝鮮を握っていて
我々が悪い方の 朝鮮をつかさまれている。
なんとか交換できないものだろうか。」


389

 フルシチョフがぶつぶつと言っている。

 「アメリカ人ってやつはわからん。
 『われわれは良き時代を失いつつある』とケネディは演説するのに
 支持をする。
 おれが『わがソビエトはこれからますます良い時代を迎える』といっても
 国民は不満だらけ。まったく不公平な話だ。」


390

 スターリンは死ぬ前にその後継者であるフルシチョフを密かに呼んで
2通の封筒を渡しこういった。
「わが祖国が危機に陥った時、この封筒の指示に従え。」

 数年後フルシチョフは進退窮まって1通の封筒を開けた。
そこには『私を徹底批判せよ』とあった。
そこで彼は有名なスターリン批判を行い、この危機を脱した。

 また数年後今度は前回よりも大きな問題が生じたので、
フルシチョフは残りの封筒を開けた。
そこには 「お前の後継者に2通の封筒を渡せ」とあった。


391

ソ連の公衆トイレにて

大きいほうを催して公衆トイレに入った。
便器に腰をかけて前を見ると、こう書かれていた。

   「右を見ろ」

なんだ、よくあるイタズラ書きか・・・と思いながら右を見ると、
こう書かれていた。

   「後ろを見ろ」

なんだ、やっぱりそうじゃないか・・・と思いながら後ろを見ると、
こう書かれていた。

   「左を見ろ」

ふふん。もうオチは分かったぞ。どうせ「バカが見る!」とか
書いてあるんだろう・・・と思いながら左を見たら、便意が失せた。








   「KGBが見ているぞ!」


392

ソ連の砲兵士官学校の正門に掲げられているスローガン

「我らの目標は共産主義だ」



393

レーニンがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「レーニンのばか」
レーニンは落書きを書いた資本家に対し革命を起こした。

スターリンがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「スターリンのバカ」
スターリンは清掃責任者を処刑させた。

フルシチョフがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「フルシチョフのバカ」
フルシチョフは責任がスターリンにあると非難した。

ブレジネフがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「ブレジネフのバカ」
ブレジネフはトイレを閉鎖した。
アンドロポフがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「アンドロポフのバカ」
アンドロポフはトイレの落書きをどうかしようとする前に死んだ。

チェルネンコがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「チェルネンコのバカ」
チェルネンコはトイレの落書きをどうかしようとする前に死んだ。

ゴルバチョフがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「ゴルバチョフのバカ」
ゴルバチョフは落書きをレーガンに見せた。

エリツィンがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「エリツィンのバカ」
エリツィンは酔っていて気づかなかった。

プーチンがクレムリンのトイレに入ると、こんな落書きがしてあった。
「プーチンの人殺し」
プーチンは「プーチン」のところを「チェチェン人」と書き換えて
トイレから出た。



394

側近「恐れながら大統領、昨日はなぜあのように悲観的な演説を
    なさったのです?
    あれでは国民が勤労意欲を無くしてしまいますよ」
エリツィン「すまん、あの時はシラフだったんだ」



395

エリツィンが読書をしていた。その本には、酒による害について詳しく
書かれて いた。彼は、それを読みながら、顔面蒼白となり冷や汗が
にじんできた。
「お、恐ろしい!こんなに恐ろしい事は、もうやめよう!」
彼はそれ以来、絶対に本を読まなくなった。



396

ソビエト共産主義に辟易した工作員が、民主主義国家を築くために
どうすればよいか話し合った。

ユーリ「民主主義を広めるためにはどうしたらいい?」
マカロフ「それにはまず思想工作だ。次に思想統一だ」



397

ある時天国で神様が思い立った。
久々に人間たちに下界の様子を見せてやる事にしたのだ。
集まった中にはマルクスが居たので、神様は気を利かせて
ソ連・中国・北朝鮮の現状を 見せてやる事にした。
映し出される光景にマルクスは爆笑、腹の皮がよじれるほど笑い転げた。
そして映像が終わると誇らしげに周りの人間に語った。
「みたまえ、あの没落振りを。私の言った通りだろ?
 共産主義を信じてればあんな風にはならなかったんだ。」



398

教師「スターリンが橋から川に落ちました。
  これを表現する形容詞はどんなものがありますか?」

生徒A「はいセンセイ。 『不幸』です」

教師「違います。 この場合は『不運』が正しいのです」

生徒B「スターリンが救助された場合にはなんといえばいいのですか?」

教師「そういうときにこそ『不幸』というべきですね」



399

ブレジネフがアメリカから来たカーターを工場へ案内した。
見れば労働者たちはタバコを吸い、酒を飲んでいて、機械は
ストップしている。あわてたブレジネフはカーターを別の
工場へ引っ張っていこうとしたが、そこはアメリカ大統領、
ものわかりが早かった。
「ご心配はいりません。私の国でも支配階級は働かないもんですよ!」



400

ブレジネフが精神病院を訪問した。入院患者たちは勢揃いして、誰もが
知って いる歌、「おお、ソビエトの暮らしはステキ」の合唱で出迎えた。
が、脇のほうに二人、やはり病院のパジャマ姿の男が立っていて、
歌おうともしない。不審に思ったブレジネフ、
「あの二人はなぜ歌わないのか?よほどの重症なのかね?」
案内の医師、
「いえ、彼らはもう治って、退院するところなんです」


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