『男色比翼鳥』巻6の13の挿絵の解説だよ!
挿絵1 比翼鳥が現れた場面
※この記事では、国立国会図書館デジタルコレクションの画像を適宜改変して使用しております。
男色比翼鳥 6巻. [6] - 国立国会図書館デジタルコレクション
※画像はクリックすると拡大します。
右図は五人男が描かれています。
奥村の髪型は原文では惣髪(そうがみ)と書かれており、私はロン毛のオールバックと訳しました(笑)
挿絵だと、ロン毛のオールバックな上に、ソリコミまで入ってますね(笑)
で、クイズで出題した山田と市川ですが、最初に登場した時はこちらです。
特に山田の服装が地味になっていたりしますが、大きな違いは、最初はチャラく町人みたいに刀を一本しか差していなかったのですが、ここでは刀を二本差しています。
二本差しは武士にしか認められていません。
敵討ちをしなければならなくなったので、さすがにちゃんとした格好に改めたのでしょう。
左図は比翼鳥が描かれています。
梅若塚に植えられた柳の上に比翼鳥が乗っています。
実際、梅若塚には柳が植えられていたそうです。
現在は失われてしまった、当時の梅若塚が描かれている資料的にも貴重な一枚と言えましょう。
挿絵2 敵討ちの場面
奥村は力士みたいに恰幅が良いですね♪
一平次は見事に首チョンパな壮絶な場面です。
左下で音羽丞が刺している首だけ名前が書かれていませんが、本文中に名前が出てきた一平次の弟子の中で、図に名前が書かれていないのが鷲尾牛助だけなので、おそらく鷲尾牛助の首でしょうね。
名前を書き忘れたのかしらん? ←有り得る話です(笑)
左上に「鏡池」と書かれた鳥居がありますが、おそらく当時その辺りにあった真光寺ではないかと。
真光寺は別名「鏡池稲荷」とも呼ばれていたらしいので。
わざわざ「鏡池」が書かれた理由はよくわかりませんが、名所案内的なことでしょうかね?
次回は巻6の13の記事のリンクをまとめて、『男色比翼鳥』は締めくくりたいと思います。
三つ目コーナー
見て見て~、三つ目比翼鳥だよ~♪
ただただ気持ち悪い。
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