みなさま、こんにちは。
恥ずかしげもなくヒダマルです。
昨日、大団円を迎えた「負け犬プロジェクト」。
今回はですね、そこに載せた絵のですね、解説をしていきたいと思うんですね。
自分で描いた絵の解説なんて
「あのねー、ここはねー、ここが大変だったからねー、がんばったの!」
的な幼児だからこそ微笑ましいものですが、完全に自己満足ですが、万が一興味を持たれた方は読み進めちゃいましょう。
BGM。
いきなり絵と関係ないトコですね。
でもねぇ、これもけっこう悩んだんですよ。
最終的にfhanaさんの『青空のラプソディ』をお借りしましたが……、すっごく爽やかな、いい曲なんですが……、
ただ、ひとつだけ重大な問題があって。
男に送られても、気持ち悪い
っていうね。
次点として、miktubさんの『成るがまま騒ぐまま』を考えてました。応援ソング的には強いし。
milktub「成るがまま騒ぐまま」(TVアニメ『有頂天家族2』オープニング主題歌)
ただ、BGMとしての効果を考えて『青空のラプソディ』を選びました。
こっちじゃ歌詞が前に出過ぎて、文字を追いながら聴くには厳しいんですよね。
『青空のラプソディ』も『成るがまま騒ぐまま』もお気に入りのアニソンなので、映像と一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。
負け犬さん。
この方がいなきゃ始まらない、『落ちこぼれ戦記』の主様。
半年前との比較がしやすいように、割とシンプルなポーズです。口元がうまいこといったと思います。
「胸は塗りの陰影で表現する」というポリシーは、脈々と受け継がれていますね。
ヒダマルはこういう「ペン画・コピック・色鉛筆のハイブリッド画法」を追求したいんですが、その辺の解説は姉ちゃんたちに譲るとしましょう。
巫女ちゃん。
プロジェクト中、唯一の全身絵。マルチライナーと色鉛筆のみです。
表情、もっとキリッとさせる予定だったけど……。
シンプルな巫女服なので全身が描きやすい一方、ちょっと周りが寂しいなと思ったので、
花札を参考にしました。
技術やアイデアなんてイチから作るより、先人の知恵を借りた方が手っ取り早いってもんですよ。上達するには、色んなところから盗むべきだと思います。
お嬢。
お嬢はねぇ、「ぺったん座り」一択でしたよね。
彼女が「おおきくて肩を出したアホの子」である事実を見抜いていたヒダマルは、魅力を引き出すにはこれっきゃねぇと確信しましたよね。
スケッチブックに、パステルと色鉛筆で塗りました。
「結衣ちゃん&葵ちゃん」と同じ技法ですね。
首のかしげ具合とか、いたずらっ子的な下まぶたとか、頭の形とか、とても気に入ってます。
ヒダマルは頭の形フェチなトコあります(知らんがな)。
姉ちゃん&白衣ちゃん。
自分史上最高傑作。
特に姉ちゃんは、現時点でこれ以上ないくらい、うまいこと描けたんじゃないかと自負しております。当社比ですが。
それと、スパッツの光沢には全エネルギーを投入しました。
いや、色々と問題があるってことは理解してますとも……。
姉ちゃんの足、もっとかわいく描きたかったなぁ……。白衣ちゃんの手……。
二人のポーズには非常に悩まされましたが、「『グランブルーファンタジー』と『ふたりはプリキュア』がコラボ中!」っていうCMを見て、これだってなりました。
ええ、実はプリキュアのポーズなんですコレ。
だからビシッと決まって見えるんです。
そして、「ペン画・コピック・色鉛筆」。
ヒダマルのペン画技術は、まだまだ未発達なんですよ。
コピックも、初心者丸出し。
色鉛筆も、同上。
しかぁし。
ペン画を描きーの、
コピックで塗りーの、
色鉛筆で深みを付けーのすれば、
そこそこの絵に見えちゃう。
これが、「如何に楽をするか」しか考えてない人間の強みですよね。
本当に傑作を作ろうとするなら、分業に敵うシステムはありませんし。一人で全部やろうっていう姿勢はそもそも無理があるんです。
(ミケランジェロだって、自分で石を掘って運んで加工して教会を作って飾った訳じゃないですよね?)
世に溢れる技術体系の中から、できること・できないことを理解し受け入れ、自分だけのあり方・技法を確立していく……。
これがヒダマルの芸術、生き様じゃぁ。
……とか言いつつ、コピックと色鉛筆の相性が良いことは、こだまなおや(id:mofublog)さんから教えていただきました。
ブクマをいただいて試してみた時、「そうかあなたが救世主か」っておもいました。重ね重ねありがとうございます。
勝ち猫ちゃん。
勝ち猫ちゃんの危うさを、スクラッチの神秘性で表現。……しようとしています。
六ヶ月間の集大成ということで、今までやってきたことをピックアップしようと思っていたので。黒は勝ち猫ちゃんかなと。
しっかしまぁ……。
この絵は大変だった……。
下拵えに時間がかかるうえに、「ほとんど下書きできない」という制約があるので……。
そして勝ち猫ちゃん、装飾が多いんだこれが……。
ちなみに、下にはこんな色が隠れています。
ドールさん&体内時計さん。
隠れキャラ的なおふたり。
この二枚はもう、ぜったい描こうと決めてましたとも。
ドールさんはもっと写実的に描こうとしたんですが、ヒダマルの画力、というよりデッサン力では不可能で失敗。
ちょっとデフォルメさせてもらいました。
体内時計さんは「如何にお腹っぽく塗るか」に神経を注ぎました。骨格とか筋肉とかおへその位置とか、学びが多かった……。
全員集合。
最後に一枚、みんなで揃ってる絵がほしい……。
でも、時間がない……。
技術的にも厳しい……。
そんな葛藤を抱えつつ、『BLEACH』のイラスト集をめくっていると、こんな感じのコマ割りデザインに目が留まりました。
これなら!!
それぞれ別の状況だから、顔の大きさなんかの整合性を取らなくて済む!!
各キャラの特徴を生かしたアングル自由自在!!
演出的に、一人くらい隠れてるキャラがいても不自然じゃない!! (勝ち猫ちゃん一択!!)
とね、食いついたワケですね。
複数人を描くにあたっては、かなり便利な手法だと思います。パースとかアイレベルとか魚眼とか使えない初心者にはうってつけ。
姉ちゃんの髪に使ったコピックを忘れてて、再現できなかったのはここだけの秘密です。
右上のブツが気になる方は、こちらの記事を読みましょう。
それと、英語表記がこれで合ってるかは、まったく自信ないので悪しからず。
まとめ。
いやー、語った語った。
負け犬プロジェクト完結の余韻がここちよい。10月はこの案件しか頭になかったし。
これで、自作漫画用のキャラデザインにも力が入ろうというものです。
……しかし。
その前に、やることがありますな?
誰のおかげで、こんなに上達できたんだって話だよな?
咲いた花見て喜ぶならば……、だよな?
ええ、描きます。
こだまなおやさん。
感謝を込めたファンアート、描かせていただきます。