オリラジ中田敦彦、良い夫やめた宣言は「誰も幸せにならない」と専門家が警告
オリエンタルラジオ中田敦彦が、Webメディアの連載コラムで“方針変更!「良い夫」やめました”と題した文章を公表し、賛否両論が沸き起こっています。
中田敦彦は、12年にタレントの福田萌と結婚し、翌年女児が誕生。17年に男児が生まれ、現在は二児の父でもあります。
そんな彼が、「僕は、良い夫であることも、良い夫であろうとすることも、やめました」と宣言したのです。
中田さんのコラムを受けて、妻・福田萌さんは「要求がエスカレートして、夫への態度が悪かったのは本当に申し訳ないとしか…笑。子供にはすっごい感謝したり褒めてたのに、夫への感謝、賞賛はなおざりにしてました。私が完全に夫に甘えてました」と自身のTwitterでコメントしました。
イクメンとして振る舞ってきた中田さんの今回の発言には大きな反響があり、自身のラジオ番組「中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(24日放送)で、「『今までと言ってたことと違うじゃん!』って。結構な女性から、『中田それ違うだろ!』っていう意見もいただきましたし、『いや、確かにその通りだ』っていう意見もいただいた。ほんとに賛否両論」と語りました。
と同時に、「これだけ反響があると、それを受けて妻が傷ついたりするんだよね。記事がアップされた日の浮かない顔の妻ね」と福田萌さんの反応についても明かしています。
ともあれ、ネット上では賛否が大きく燃え上がっています。
今回の中田さんの記事公表について「誰も幸せにならない」と警鐘を鳴らすのは、心理カウンセラーの資格を持つ育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんです。
「中田さんの文章では、妻をつけ上がらせた自分が悪いんですという表現にはなっていますが、結局は奥さんがつけあがったと言っているだけです。
基本的に夫婦間の問題は、他人が首を突っ込まないほうがよいとは思いますが、中田さんの場合は、これを記事ネタにしてしまい、外野のノイズをわざわざ取り込んでしまったので、誰にとっても幸せなことではないでしょう。それだけ、彼も今、不安定な状況にあって冷静な判断ができてないのかもしれないとは思うんですけどね」
中田さんの振る舞いには3つの“危うさ”があると指摘してくれました。
中田さんは自身のコラムで、妻が「あなたは、これをしてくれなかった」「あなたは、あれをしてくれなかった」と、彼が足りない部分にばかり注目する理由を、“自分が妻の言うことを聞き過ぎてきたから”だと説明します。
けれども、彼の理由付けについて「問題を矮小化して、論点がズレてしまっている状態。当面の彼自身のストレスは回避できるでしょうけれど、そもそも妻が心の奥底に抱えていた問題意識は塩漬けにされるだけですからね」とおおたさんは指摘します。
「“現在”の中田さんにとっては結論なのでしょうが、専門家の視点からすれば、まだ夫婦関係を作り上げるプロセスであり、これから夫婦で乗り越えて行くべきもの。それを今の段階で、彼のような影響力が大きい人が記事として出してしまいました。
いま中田さんがおっしゃっていることは、一面的でしかないから、真に受けてまねしたりしないでほしいと警告を発したい。中田さん自身もあとであの記事を読み返して、“あのときはまだわかってなかったなあ”と後で苦笑いすると思いますよ」(おおたとしまささん 以下「」内は同じ)
中田さんのコラムによれば、彼は「仕事量を減らして、家族といる時間を増やして育児をする」として、働き方改革を行ってきた結果、労働時間を減らし、収入は減らさず逆にアップすることができたそうです。
ところが、妻・福田萌のストレスは最大化しており、「もう耐えられない」 「あなたは何も変えてくれなかった」という認識だったとのこと。
「中田夫妻が『私達にとって問題はなんなのだろう?』と自分たちで落ち着いて焦らず考えるべき時期なのに、公にすることによって、外野の雑音を家の中に持ち込んでしまった。
いくらパートナーに不満があるからって、親族一同や隣近所にそれを言いふらすようなことをしちゃったら、単純に相手は嫌じゃないですか。中田さんの場合、普通の人がブログで愚痴るのとはわけが違いますからね。これは、家族を守るべき人の取るべき行動ではなかったと思います」
中田さんは妻の勧めでカウンセリングを受けたところ、自分自身も驚くほど不満が溜まっていたことが分かり、カウンセラーの「(妻に)全部合わせてきたことが、良くなかったですね」という発言をきっかけに、「いい夫」として自分に課してきたことを一切やめたと言います。
「カウンセリングの途中で、言葉を切り取って表に出されるとカウンセラーは困るんですよ。それはカウンセリングが効果的に進められないというのが一番の理由です。
というのも、カウンセリングでは、状況背景があった上で、目の前に相談者がいて、“この人にはどんなことをどんなふうに言ったら自分の問題の解決に向かってくれるか”ということを考えて進めます。その場限定での言葉であり、その状況でしか意味をもたない言葉なんです。
それを、あたかもカウンセリングの場で夫婦問題の判決が出たかのように受け取るのは間違いです」
中田敦彦は、12年にタレントの福田萌と結婚し、翌年女児が誕生。17年に男児が生まれ、現在は二児の父でもあります。
そんな彼が、「僕は、良い夫であることも、良い夫であろうとすることも、やめました」と宣言したのです。
中田さんのコラムを受けて、妻・福田萌さんは「要求がエスカレートして、夫への態度が悪かったのは本当に申し訳ないとしか…笑。子供にはすっごい感謝したり褒めてたのに、夫への感謝、賞賛はなおざりにしてました。私が完全に夫に甘えてました」と自身のTwitterでコメントしました。
イクメンとして振る舞ってきた中田さんの今回の発言には大きな反響があり、自身のラジオ番組「中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(24日放送)で、「『今までと言ってたことと違うじゃん!』って。結構な女性から、『中田それ違うだろ!』っていう意見もいただきましたし、『いや、確かにその通りだ』っていう意見もいただいた。ほんとに賛否両論」と語りました。
と同時に、「これだけ反響があると、それを受けて妻が傷ついたりするんだよね。記事がアップされた日の浮かない顔の妻ね」と福田萌さんの反応についても明かしています。
ともあれ、ネット上では賛否が大きく燃え上がっています。
「誰も幸せにならない」と専門家が警告
今回の中田さんの記事公表について「誰も幸せにならない」と警鐘を鳴らすのは、心理カウンセラーの資格を持つ育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんです。
「中田さんの文章では、妻をつけ上がらせた自分が悪いんですという表現にはなっていますが、結局は奥さんがつけあがったと言っているだけです。
基本的に夫婦間の問題は、他人が首を突っ込まないほうがよいとは思いますが、中田さんの場合は、これを記事ネタにしてしまい、外野のノイズをわざわざ取り込んでしまったので、誰にとっても幸せなことではないでしょう。それだけ、彼も今、不安定な状況にあって冷静な判断ができてないのかもしれないとは思うんですけどね」
中田さんの振る舞いには3つの“危うさ”があると指摘してくれました。
①社会への影響の危うさ
中田さんは自身のコラムで、妻が「あなたは、これをしてくれなかった」「あなたは、あれをしてくれなかった」と、彼が足りない部分にばかり注目する理由を、“自分が妻の言うことを聞き過ぎてきたから”だと説明します。
けれども、彼の理由付けについて「問題を矮小化して、論点がズレてしまっている状態。当面の彼自身のストレスは回避できるでしょうけれど、そもそも妻が心の奥底に抱えていた問題意識は塩漬けにされるだけですからね」とおおたさんは指摘します。
「“現在”の中田さんにとっては結論なのでしょうが、専門家の視点からすれば、まだ夫婦関係を作り上げるプロセスであり、これから夫婦で乗り越えて行くべきもの。それを今の段階で、彼のような影響力が大きい人が記事として出してしまいました。
いま中田さんがおっしゃっていることは、一面的でしかないから、真に受けてまねしたりしないでほしいと警告を発したい。中田さん自身もあとであの記事を読み返して、“あのときはまだわかってなかったなあ”と後で苦笑いすると思いますよ」(おおたとしまささん 以下「」内は同じ)
②中田・福田夫婦にとって重大な問題を及ぼす
中田さんのコラムによれば、彼は「仕事量を減らして、家族といる時間を増やして育児をする」として、働き方改革を行ってきた結果、労働時間を減らし、収入は減らさず逆にアップすることができたそうです。
ところが、妻・福田萌のストレスは最大化しており、「もう耐えられない」 「あなたは何も変えてくれなかった」という認識だったとのこと。
「中田夫妻が『私達にとって問題はなんなのだろう?』と自分たちで落ち着いて焦らず考えるべき時期なのに、公にすることによって、外野の雑音を家の中に持ち込んでしまった。
いくらパートナーに不満があるからって、親族一同や隣近所にそれを言いふらすようなことをしちゃったら、単純に相手は嫌じゃないですか。中田さんの場合、普通の人がブログで愚痴るのとはわけが違いますからね。これは、家族を守るべき人の取るべき行動ではなかったと思います」
③中田へのカウンセリング進行上の問題
中田さんは妻の勧めでカウンセリングを受けたところ、自分自身も驚くほど不満が溜まっていたことが分かり、カウンセラーの「(妻に)全部合わせてきたことが、良くなかったですね」という発言をきっかけに、「いい夫」として自分に課してきたことを一切やめたと言います。
「カウンセリングの途中で、言葉を切り取って表に出されるとカウンセラーは困るんですよ。それはカウンセリングが効果的に進められないというのが一番の理由です。
というのも、カウンセリングでは、状況背景があった上で、目の前に相談者がいて、“この人にはどんなことをどんなふうに言ったら自分の問題の解決に向かってくれるか”ということを考えて進めます。その場限定での言葉であり、その状況でしか意味をもたない言葉なんです。
それを、あたかもカウンセリングの場で夫婦問題の判決が出たかのように受け取るのは間違いです」
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