取材記録:第二十回生活保護基準部会(2014.11.18)(後編)

本エントリーは、前編

取材記録:第二十回生活保護基準部会(2014.11.18) (前編)

に続く後編です。

生活保護基準部会そのもの・配布資料・部会委員一覧などは、前編をご参照ください。

冬季加算の議論の途中から、統計手法や妥当性の検討へ

そもそも平均を見ていい場面?

●駒村

プールした結果が違う数字? 確認してほしい。山田委員、必ずしも冬季加算に影響するわけではないが、分位設定、平均か、ぎりぎりで見るのかで違うと思う。

●山田

岩田先生が言ったとおり。平均で見ると、第一十分位の平均は第一二十分位になる。正規分布しているのであれば。第一十分位を見たいなら、第一五分位を見なくては。

「何のために、何と何を比較するのか、その比較に意味あるか」という重要な問題がまだ未検討

●駒村

他の委員?

●阿部

私たちがこの検証の中で見ているのは、夏と冬の差額。このことをすぐ忘れがち。差額を見るということは、夏に何を使っているのか、ベースは何なのかを考えなくてはならない。一般世帯と被保護世帯の夏の光熱費は、同じものなのか。まったく同じと仮定するなら、冬季に増える分が議論できる。でもベースが違えば、差額の議論は意味保たない。被保護世帯、夏はクーラーを使わずに過ごしているならば、冬の増加分が増えてもしかたないという話になる。

今回の資料だけでは、なかなか決断することが難しいのではないかと思った。

●岩田

すみません、何度も。家計調査の注意で出てくるもの、住宅、民間借家だけで見られる。でも光熱費、支払いがない層も含めての平均。家賃、「払ってない人も含めた平均」と注意。

園田先生も言われたように、立派な家がある、自分ちで太陽光発電やっているとかいう家も含めて平均。寮も外して欲しいが数が少ない。苦慮されたのであろう。光熱費がどういうふうに出ているのかを注意してほしい。

●駒村

光熱費がゼロに近い、普通の暮らしではない人を外すということ?

●岩田

そう。生活保護の場合も、サービス付き住宅などの形で光熱費を共同利用。でも別の費用として支出されている可能性。それをどうやって調べるか。個票にアクセスしていれば、何か家計調査に関しては、そういう当たりもチェックしていただかないと、薄まってしまう。

●駒村

事務局、注意して。

●岩田

今のことともかかわるが、家賃。敷金・礼金は別だが、共益費も別。それは生活扶助から。そこにそういうものが紛れ込む。光熱水的なものが、特にシェアしている場合には紛れ込む。かなり込み入った話。

面倒くさい話になってしまって恐縮だが、生活扶助のようにざっくり全部を比較するのではなく個別に見る場合、何を取り出したかを確認しないと。平均しちゃうと間違った数字が出てくる可能性。

概念的にも整理して、統計に当てはめる時にも「こういうふうに当てはめてます」とエビデンスとして残る形でやっていったほうがいいのではないかと思う。よろしく。

駒村先生、それでもやっぱり、もう取りまとめちゃうんですかぁぁぁ(泣)?

●駒村

そろそろ時間。よろしいですか?

では本日の審議これで終了。

必要なデータまだある。でも論点に応じたデータはある。でも次回、こまごましているが重要な議論多数。それを踏まえて取りまとめの議論へ。

●事務局

次回未定。

●駒村

本日はこれまで。