高校入学とともに息子(希生)はスマホを持ちました。
話し合い、約定書を書いてから渡しました。
半年以上が経過。
最近起きた問題について、書きます。
話し合って決めたスマホのルールはこちら。
※上の記事を読んで頂ければ分かりますが、ルールの大部分は希生が自ら決めました。
管理規定
【1】使用制限
1 以下の時間帯のスマホは使用を制限する
①食事中
②会話中
③勉強中(学習アプリは除く)
④午後9時から午前7時 ( 時間外でも必要に応じて共同タブレットの使用は認める)
2 以下の場所でのスマホの使用を制限する
①自分の部屋
②寝室
【2】責任
1 契約時に決めた金額を超えた場合(未認定の課金を含む)は自分で支払う
2 紛失・破損した場合の修理は自分で支払う
【3】確認事項
1 人を傷つけることや人の迷惑になることに用いない
2 人物特定出来る画像のアップを自己他ともにしない
3 トラブルが発生したときには速やかに報告する
4 アプリを新規にインストールしたいときには相談する
5 SNS等を用いるときには、なるべく本当につながりたい人、つながる必要のある人とだけ連絡先を交換する
6 着信音や操作音はなるべくサイレントモードまたは小さくして、周囲に迷惑のかからないよう配慮する
7 親は査察権をもつ【4】議決
1 以下の状態が発生したときには親子双方の合意・承認を要する
①パスワードを変える
②刑罰を決めるとき
③管理規定改正(追加に条約を発効するときも)
2 ただし【3】の1及び2の違反に対しては没収が適用され、これに関しては議決を必要としない
【5】未来
1 学校内でのスマホの使用等については、必要に応じて追加の条約を考える
2 追加条約の発効・改正については親子で相談の上議決する
赤文字にした部分は変更したり、曖昧になってきた部分。
・スマホを使える時間は、現在制限していません。
・なるべくつながる必要のある人と…も無理があるので何も言っていません。
そして今回、問題になったのが、寝室でのスマホについて。
最初のルールでは持ち込まないことになっていましたが、どうしても睡眠アプリを入れたいというので
・寝室に持ち込む際にはロックをかけて、目覚まし以外の機能を使えなくする
・もしも寝室で使用した場合はスマホを没収
というルールをプラスしました。
睡眠パターンを記録して浅い眠りのタイミングで目覚めさせる…らしいアプリ
1日のスマホの利用時間が分かったり、ロック機能がついているアプリ
時間が経つうちに、怪しさは感じていたのですが…
ある日真っ暗な寝室でスマホ画面が光っているのを発見してしまいました。
その時は
「約束が違うんじゃないの?」
と一言。
翌朝
何もなかったかのような…
いつもよりはスマホを見ていないような…
何か言ってくるかな…
と待ってみましたが、16歳の子にそこまで期待するのは無理か。
考え迷って、1枚の用紙にいくつか質問を書いて机の上に置きました。
希生はそれを見て、一瞬青ざめてから冷静を装って「分かった」と言い、書き始めました。
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質問とその答え
(グレー文字:わたしの文章/青い文字:希生の文章)
〇月〇日管理規定の条約違反が見つかりました。
5/7追記の「寝室でのスマホ使用の場合は即没収する」に該当します。
レポートの提出期限〇月〇日PM4:00
期限を守れない場合、即刻OCNにアクセスして解約いたします。
①寝室で何にスマホを使っていたか
ラインの返信
②違反後の対応について
直ちに使用を停止。起床後は「UB hind」にてほぼ全てのアプリをタイムロックした
③今の気持ち
寝室でのスマホ禁止は自分も合意したことであり、それを破ってしまったことは申し訳ないと思っている
④即刻解約も出来ますが、一応聞きます
自分が親であって子が同じ違反をしたときは、どうのように対応しますか
分からない
もしかしたら、このようなレポートを書かせるかもしれない
すぐには没収しないが、何回も続けば信頼関係に影響すると思う
⑤また、そのとき子どもに何を望みますか
実現可能かつ有効である対策の提示とその履行
⑥自分の中で考えられる対処方法
「UB hind」のタイムロック機能の利用やその他ロック機能の活用
※この用紙は保存してあなたの将来の子どもに見せる可能性があります
ご了承ください
母
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文章はほぼそのままです。
コワっと思った?
怒鳴ったり無視したり、一方的に取り上げるよりいいのではと考えました。
文章にすることで冷静を保ちながら、思いを伝え合うことが出来るはず。
レポートを元にこれからどうするかを話し合いました。
どうして寝室で使うことがダメなのか…というところからじっくりと。
中学生の時の担任の先生に聞かれたことがあります。
「希生くんの言葉選びや話し方を聞いているとびっくりします。
家ではどんなふうに接してらっしゃるのですか。喧嘩はきっと、しないですよね」
良い意味でも悪い意味でも、口が達者ということだと思います。
「喧嘩はしませんが、議論は時々します」
「え、議論…?」と先生の目はまんまるに。
「かなり母に鍛えられてます」と希生がいらん一言を。
先日もお小遣いの値上げ・定額制について1時間の議論。
お互いになかなか譲りません。
そこからどうやって意見の融合地点にたどり着けるか…
冷静を保ちながら、その場所を見つけるって疲れます。
どんどん口が達者になる息子。
可愛げのないその言いかた、誰かに似てるね。
ん?わたしか(  ̄- ̄)
議論して、決めた新しいスマホのルールです。
わたし的には睡眠アプリなどなくても、目覚まし時計で起きれ!
と思っていたのですが、そこは絶対に譲れない…らしく。
「UB hind」でスマホをロックし、ロック画面をこちらに見せてから寝室に持ち込む
ことで合意しました。
めんどくせー( ̄з ̄)
1か月以上経ちますが、今のところ守れています。
スマホについてとやかく言えるのは、あと少し。
勉強に集中出来ないなどの害は将来の自分に返ってくるので自己責任(←これも心配ではあるのですが)としても、健康を害してしまうようでは困る。
一人立ちするまでの時間は残り少ない。
取り上げてしまうことは解決にはなりません。
スマホとどう付き合うか、考える良い機会だったのかも。
見守り、信じて、待つ。
時にはグイっと入って、話し合う。
なるべく一方的でないやり取りを心掛けています。
わが家はかなり特殊?なので、一般家庭の参考にはならんかも。
すまんでーす(/0 ̄)