最低賃金上げ、アジア席巻 「人気取り政策」外資警戒

経済
東南アジア
2018/10/28 1:31
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日本経済新聞 電子版
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東南アジアの各国が法令で定める最低賃金を大きく引き上げている。新興国の賃上げは消費の市場を広げるが、生産性の伸びを上回る賃上げは外資の投資を鈍らせる恐れがある。自国民の優遇を強める政権の姿勢が背景にあり、労働力が安価なカンボジアの最低賃金も数年後にはマレーシアなどに追いつく。新興国のポピュリズム的な政策を前に、日本企業もアジア進出の戦略見直しを迫られる。

輸出品の6割を縫製業が占め、日本企業の進…

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