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2018年10月28日 紙面から
TV番組の公開収録で、VTR出演したドラフト1位の根尾昂=名古屋市中区の久屋大通公園で(小沢徹撮影)
中日が4球団競合の末に引き当てたドラフト1位の大阪桐蔭高・根尾昂内野手(18)。次時代のプロ野球界を背負って立つ超新星は、多くの魅力にあふれている。「NEO HERO」(新たなヒーロー)と題しての緊急連載。1回目は何事にも動じない強い意志に迫ります。
「医師を目指すならきょうでお別れにしよう」-。2015年7月、大阪桐蔭高のグラウンド。同校の西谷浩一監督は、岐阜県飛騨市の山あいから練習見学に来た中学3年の若者にこう告げたという。あまりにも突然かけられた言葉。だが若者は真っすぐ西谷監督の目を見ながら答えた。「プロにいきたいです」。しっかりと自らの意志を持ったこの若者こそ、15歳の根尾昂だった。
「これまで進路は自分で決めてきました。人に進むべき道を決めていただく経験は初めてです」。ドラフトの前日、根尾はそう語った。進む道は常に己の意志で切り開いてきた。その最たるものが親元を離れ、強豪・大阪桐蔭高への進学だった。
父・浩さん、母・実喜子さんは医師。ともに山間部の診療所で20年以上、地域医療に尽力してきた。さらに姉・春陽さんは看護師として働き、兄・学さんは岐阜大医学部に通う。医療への道に進む-。それが自然な流れ。「本人が『医者になりたい』と言い出してくれるかなという気持ちはもちろんありました」。口に出さずとも両親も思っていた。
だが懸ける情熱は野球に傾いていく。小学2年のとき、兄の影響で追いかけ始めた白球。6年生のときには、ドラゴンズジュニアに選出され、札幌ドームのスピードガンで128キロを計測。関係者の度肝を抜いた。
“いつかはプロへ”-。沸き上がる思いが抑えきれなくなったのは中学2年のころから。「高卒から行って活躍して-というのが、プロ野球のトップに入るためには通るべき道だと思っていた」。息子の思いを知った両親は「自分がやりたいと思う対象を見つけていくのであれば、それを見守りたい」とその背中を優しく押した。
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