多くの人間は自分自身が最も頭が良い動物だと思っていますが、それは勘違いかもしれません。
たしかに、計算能力や、認知力などの能力は人間がずば抜けています。
しかし、異なった視点で能力を評価してみると、人類よりも他の動物の方がより優れた能力を有していることを認めざる得ないはずです。

今回は25の地球上に存在する最も優れた知能をもつ動物たちを紹介します。

25.イカ

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イカは世界中の無脊椎動物の中では最も頭がよい部類であると言われています。
その頭のよさから「海の霊長類」とも呼ばれています

イカの脳の構造は海中に住む他の無脊椎動物とくらべ明らかに異なっており、人間の脳の構造とよく似ていることが分かっています。
イカは人間と同様にさまざまな環境に対して強い興味を示します。
新しい技術を自ら学んで、道具を使う能力があり、それによって退屈を紛らわすことさえできます。
また記憶力に関しても随一で、約2日間の記憶を保持することがわかっています。



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24.クモ

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クモはその体長に比例して高い知性を有することがわかっています。
とくにヒゲハエトリグモはアフリカやアジア、オーストラリアに生息していますが、彼らは特別な学習スキルを持っていることがわかっています。

こちらにクモに鏡を見せたら、自分を認識できるかという実験を行っている動画があります。
 

この動画を見る限り、自己認識はかなり怪しいところですが、鏡自体の認識はできているようです。

23.アリ

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体は小さいですが、アリはより大きな生物を、独創的な手段で絶滅させるほどの能力を持っています。
アリは、巨大な集団を自ら編成し、食べ物を手に入れます。
集団行動の能力こそがアリの知性を裏付けるものであると言っても良いでしょう。また、環境に適応するのがとても上手です。
さらに、アリを複雑な巨大迷路の中に置いたとしても、迷うことな迷路を抜け出すことができるのです。 

23.ヒヒ

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ヒヒはサルの仲間で、チンパンジーやオランウータンと同様の認知能力、すなわち理解、判断、論理などの高い知的機能を有しています。
彼らの振る舞いを見れば、どれだけ人間に似ているかがわかるでしょう。
他の生物と違って、ヒヒはストレスを認識し、それを発散することができるほど高い知能レベルを有していることがわかっています。
彼らは、人間のようにとても複雑な社会集団を形成し、独創的に考え、困難な状況に立ち向かうことができるのです。
 

21.アシカ

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最近の研究で、アシカは論理的に考えることが出来ることがわかっています。例えばA=BかつB=Cという問題があったときに、アシカはA=Cであると答えを出すことができるのです。

20.オランウータン

 
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チンパンジーのようにオランウータンも人間のような行動をすることから知性の高さがうかがえます。
彼らは、木を切って道具としてつかったり、木のハンマーを使って、物の破壊、修復などをしたりと、新しい高度な技術を身につけることができます。 
またオランウータンは他の生物よりも抽象的に周囲の環境を把握する能力を持っており、かなり過酷な環境下においても、彼らなりに適応することができます。

19.ハト

 
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例えば戦場のような過酷な場所でも、ほとんど死ぬこと無く、長い年月生存することができる能力こそが、彼らの知性の高さを裏付けるものでしょう。
ハトの生存能力の高さは、 1つ目に地理的な把握能力が非常に優れていること
2つ目として、一生涯、場所や人を記憶し続けることができるという、非常に優れた能力をもっているためなのです。

18.カラス

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ハトにならんで、カラスは世界中の鳥類の中でもっとも頭がよい部類の動物でしょう。
カラスは、複雑な問題に対処することができ、どこにでも自分自身を適応させ、そこでエサを収集し、様々な資源を集めることができるのです。

カラスの頭の良さを感じる瞬間の動画がこちらです↓
くるみを高いところから落としてわり、食べています。
また、最近では固い殻の部分を車が通る場所において、車にひかせ、エサを手に入れる頭のよいカラスも出現しています。
 

17.ヒツジ

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ヒツジはあらゆる動物のなかでも、ある種の環境においては人間を上回るほどの強力な記憶能力を有しています。
例えば、たくさんの群れの中で1匹のヒツジがいなくなった時、そのことを認識することができるのです。
また、ヒツジは幅広い豊かな感情を持つことがわかっており、様々な環境に反応し、それに対処することができるのです。

16.アライグマ

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アライグマは問題解決能力に優れた動物として知られています。
彼らは複雑な社会関係を形成し、問題の解決のために複雑な道具を作ることもできる能力があるのです。

15.ウマ

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ウマは人間にとって特別な意味を持つ動物です。
人はウマに乗って、一度教えた場所に連れて行かせたり、優れた記憶能力を持っているためにしつけをすることができます。
またほどよいストレスを与えることで、ウマは即座に複雑な命令に従うことができます。

14.アカゲザル

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アカゲザルは自殺する動物としてしられています
自殺行動を示す事例を以下の引用記事から理解することが出来ます。

アカゲザルの遺伝子は人間と94%が同じだ。
逆に見ると、人間の94%はアカゲザルで、残り6%だけが人間ということだ。
このため心理学者らは人間の代わりにアカゲザルを実験に頻繁に用いた。
心理学者ハリー・ハーロウが愛の本質を「スキンシップ」と述べたのは、1950年代のアカゲザル実験を通してだった。
本当の親ではなく、布で作った偽物の親でもアカゲザルの子はよく育ったため、彼は58年「母性愛は廃棄処分された」と宣言した。
しかし彼の実験はすぐに深刻な難関にぶつかった。
母性愛が欠乏したまま成年になった猿は、憂鬱症に耐えられず、自分の手を丸ごと食べたり、頭を欄干にぶつけたりした。 死ぬ時まで。

引用;http://japanese.joins.com/article/910/69910.html?sectcode=120&servcode=100

 これらのことから間違いなくアカゲザルはとても賢く、機知にとんでいると言っても良いでしょう。

13.ハヤブサ

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ハヤブサはハトのように遠くに住む人間にメッセージを伝えることが出来たり、古くから敵の偵察などに使われる動物であることから、その知能の高さは言うまでもないでしょう。

ハヤブサの敵への追跡能力と空間把握能力は人間よりもずっと高いことがわかっています。

12.ネズミ

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多くの人はネズミの知性を過小評価していると思われます。
ハリウッド映画などでは、ネズミは下水溝に居住する不快で下等な動物であるとの認識がされてはいますが、実際はかなり賢くそこらの動物よりも優れいるのです。
ネズミは長期記憶に秀でており、新しい環境をに適応するときには、これまでの記憶を駆使して生存することができるのです。
また1度かかった罠に2度はかからないという優れた学習能力があることもわかっています。
 

11.フクロウ

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古代ギリシャ時代からすでにフクロウは知能が高い動物として知られており、ギリシア神話では女神アテナの従者として活躍し、「森の賢者」と称されるなど知恵の象徴とされています。
フクロウは記憶能力、空間把握能力等が秀でていることが知られています。

10.ネコ

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ネコはペットとしても人気ですが、彼らは非常に優れた狩猟の才能を持っています。
ネコは機敏で、信じられないほどの感覚器官の鋭さを持っており、犬のようにしつけをすることは困難ですが、彼らは自分自身のために新しい技能を学ぶことができるのです。

9.リス

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リスはとても小さいですが、その脳は過小評価すべきではないと言えます。
寒い冬を生きながらえるために、あらゆる所に数千にも及ぶナッツを貯蓄することが知られています。
また、そのナッツが他の動物にとられないようにするために、罠を仕掛けたり、ナッツの置き場を偽装することも明らかになっています。

8.ゾウ

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他の動物と比べて、ゾウはより大きな脳を有しています。
脳が大きいからといって頭がいいというわけでありませんが、人間を除いた動物の基準からみれば、かなり頭がよい動物だと言えます。
ゾウは自分の脳を複雑な社会関係を築いたり、仲間同士で感情移入しあったりするために使っています。
実際に仲間が死んだ場合には、葬式めいたことをすることがわかっており、優れた共感能力を持っているのです。
また、訓練次第で、人間の言葉を理解することも可能で、犬などよりも訓練が行いやすいとのことです。

7.タコ

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タコは無脊椎動物の中で最も頭の良い動物として知られています。
彼らは熟達したハンターです。
外敵が現われると、自由自在にに体の色を変えて擬態化したり、その器用な触手を使って、様々な道具を扱うことが出来ます。最近ではペットボトルのフタをあけるタコも発見されました。

6.イヌ

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犬種により頭の良さはかなり違いますが、一般的に学習能力が高く、人間がトレーニングすれば容易に新しい技能を習得することが出来ます。
例えばラブラドール・レトリーバー、ボーダーコリーやプードルは周囲の環境に対して非常に強い好奇心を抱き、ほんのちょっとの変化でさえも、気づく事ができます。
彼らは最も感情的で知性豊かでありながら、私達人類の最大の友なのです。 
 

5.クジラ

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とてつもなく巨大でありながら優れた知能をもつクジラは、複雑な音を発して、互いにコミュニケーションを取り合い、仲間同士で、効率的にさまざまな活動を連携して行います。
また、その音声を使って、離れ離れになった仲間を遠くからでも探しだすことができます。

 

4.オウム

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オウムは人間の声を真似することが出来、これらの単語を組み合わせ、短い文章を作る事もできます。
訓練すれば、道具を使う事例も見られており、簡単な質問に答えることができるようになります。
これらの技能は優れた記憶力によるものであると言えます。

3.バンドウイルカ

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脳と体重の割合を考えると、動物の世界でバンドウイルカが一番大きな脳を持っていえます。
特筆すべきは、発達したコミュニケーション能力であり、クジラと同様に、音声を発して仲間同士で意思疎通することができます。
またイルカは自分が自分であること(自我)を有しており、鏡に写る姿を自分であると認識することができます。
 

2.ブタ

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最近の研究によると、中年のブタの知能は3歳の子供と同等であるということが報告されています。
そして、人間と同じように感情を持っており、痛かったり、悲しかったり、退屈だったりという感情の動きがあることもわかっています。

また、ブタは学習能力に非常に優れており、複雑な環境に対面しても対処することが出来、訓練すればイヌのように芸も覚えることが出来ます。

1.チンパンジー

 
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チンパンジーは、人に似ているということを除いたとしても、もっとも人間のように考えることができる、すぐれた能力を持った動物であるということは間違いありません。
 チンパンジーは、環境に合わせるだけではなく、周囲の環境を変化させることもでき、また困難な課題を達成するために、道具を作り、使うことができます。
とても人間に近い生活を送ることができるのです。

彼らは霊長類の中で最も賢く、そして世界中で最も賢い動物の部類であると考えられます。
via:List 25 :http://bit.ly/19mC1xY